- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093863865
作品紹介・あらすじ
忘れられない思い出の一皿、再現します。
鴨川流・こいし親娘と虎猫のひるねがお迎えする、不思議な食堂へようこそ。この食堂では、もう一度食べてみたい思い出のの味を再現してくれるという。看板のない店に辿り着く手がかりはただひとつ、料理雑誌に掲載される<“食”捜します>の一行広告のみ。今回は「中華そば」「のり弁」「焼きめし」「クリスマスケーキ」「天丼」「ハンバーグ」の思い出と味を求めて、六組の客が訪れる。食×謎の美味しいミステリー。
【編集担当からのおすすめ情報】
前作『鴨川食堂』がさらにパワーアップ!
読むとお腹が空いてくる、ハートフルストーリー!
文庫並みのお求めやすさ! 税抜き1,000円
感想・レビュー・書評
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鴨川食堂の続編、故に”おかわり”とは洒落てますね。
前作と同様に、”鴨川流”とむすめの”こいし”の食探し。
ねこの”ひるね”の出番が物語の箸休め。
おしながきは、のり弁、クリスマスケーキから天丼までいろいろ。出てくる料理と食材がとてもおいしそうでよだれが出ます。
山形つや姫、ちょっと高いけどおいしいですよね。
鴨川食堂にやって来る人々は皆、懐かしい思い出、苦しい思い、振りきれない思いと一緒に、記憶に残る食を見つけ出していきます。
「よろしゅう、おあがり」
登場する京都言葉も、やわらかではんなりとしていい感じ。
関西の天丼って薄味なのは知らなかった。「てんや」のたれも関東とは違うの?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今回は「中華そば」「のり弁」「焼きめし」「クリスマスケーキ」「天丼」「ハンバーグ」。
どれも美味しそう。作った人の想いまで含めて料理の美味しさは決まるんだろうなぁ。 -
京都にふたたび美味しいもんを食べに来ました!
変わりなく季節が香る「おまかせ」の膳。
写真でみせて頂けませんか?
藍染の布に葛を編んだ大ぶりの籠、萌黄色の和紙の上に並ぶ小鉢や小皿。
漆黒の折敷の上の春慶塗の二段重。
大ぶりのガラス皿の上の小皿と小鉢。
料理はもちろん、盛り付けさえも鮮やか。
お話は前作に引き続き、淡々とお客さんの探している「食」を再現してる。
父子家庭で親父が毎日作ってた海苔弁
子供が食べたがる実家のハンバーグ
老舗和菓子屋の亡くなった子供に供えられたクリスマスケーキ
母子家庭の思い出の焼飯
夢に一生懸命だった学生時代の屋台の中華そば
輝いていたあの頃に食べた天丼
どれも食べ終わってホッと息をつきたくなる。
「よろしゅう、おあがり。」
(よう食べていただきましたな)
初子さんのその後がものすごく気になる。
京都駅のクリスマスはそんななの!
ただ、今回二作目なので、流さんとこいしさんが全く変化ないのも物足りないな。
読み終わって、食べるだけでなくて、作る方も頑張らなくちゃねという気持ちになる。 -
短編で読みやすさは抜群でした。京都で食べた食堂のおばんざいが美味しかったのを思い出して行きたくなりました。
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人の心に残り、今は食べることができない味を再現する鴨川食堂。訪れる人たちの記憶の味を再現し、新たな人生を踏み出そうとする人たちの背中をそっと押してあげる鴨川親子。今回も読んでいてじんわりと、そして読み終わった後、心があたたかくなりました。
毎回出てくるおまかせのごはんがとてもおいしそう。読んでいておなかがすきます。食べたい! -
シリーズも2冊目になると、こなれてきます。
食の探偵〜同じようなシチュエーションのドラマや漫画、映画がありましたっけ。。。。
この作品は、父と娘の二人三脚。
初見でのおまかせ定食も、おいしそうです。
料理の説明があるんですが、字を追って読んでいくだけで、ゴクリと喉が鳴ります。
二週間後、その依頼主のドラマを背負った料理が、お披露目されます。
父親の推理と、実際の料理。
匂いと味が依頼主に思い出を鮮明に蘇らせます。
そんなドラマが、6話。
おいしく召し上がれ! -
エエですなあ。そんなに行き来していた処じゃあないけど、それでも一度ならず何度か通ったことのある地名だしちゃんと知ってたような気分になった。普段着の京都弁も障害なく入ってくる。お料理細かく描写されて目に浮かぶし。ごちそうさまでした。
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鴨川食堂の続編だが、設定、ストーリー展開も全く同じ手法。このシリーズが続くのかどうかは知らないが、このままでは飽きられてしまうだろう。新たな展開が必要な気がする。
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鴨川食堂第2弾。
今回はのり弁・ハンバーグ・クリスマスケーキ・焼飯・中華そば・天丼の6編。
おかわりってのが茶目っ気があっていいねぇ(笑)
相変わらずおまかせの京料理が美味しそう!ハンバーグの話では「生命云々考えながら食べたって~」の台詞でこいしと同じく鼻白んでしまった。
クリスマスケーキの話が一番好きかな。じーんときた。 -
猫可愛い!と思いましたが飲食店ですもんね