神様のカルテ0

著者 :
  • 小学館
4.10
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本棚登録 : 2374
感想 : 337
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093864046

感想・レビュー・書評

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  • 研修医時代のイチの話など神様のカルテシリーズに繋がる話が面白かった。
    個人的にはイチとハルが出会った頃の話とかが書かれていれば嬉しかったのにな。
    このシリーズの登場人物はみんな優しくて好きです。続編が読みたい!

    ただ本編を読んでいない人にはオススメは出来ないかなぁ…

  • シリーズの舞台が整う前の話。
    何故24時間365日と謳っているのか、
    先輩医師たちの関係性、主人公たちの学生時代、ハルの山での様子等。

    どれも面白く読みましたが、ハルの世間での評判や内面が見れたこと、
    栗原さんがどのように本庄病院に入っていったかが印象的だった。
    誰もが気になるであろう、二人の出会いはお預けでした、残念。

  • 2017.01.神様のカルテ番外編.栗原一止が医学部6年生の寮生活.年長のシゲさんが国試勉強に耐えきれずアル中になり,親友の進藤辰也が帝都大学祈念病院の研修コースに行くことを決め,同級生の草木さんが先輩男性に騙されてしまう話.本庄病院が一止を研修医として受け入れるまでの内科部長と新しく病院を再建するためにやってきた事務長らの話.一止が内視鏡を初めて行った多発転移のある胃癌患者が娘の結婚式のために治療を拒否し,最後を看とる話.妻から離婚を言い出された男が冬の常念から滑落し生きる気力を無くしていたが,写真家の榛名が山が好きなら歩いてくださいと助けだし,男も生きる気力を取り戻す話.これら4編の短編集.やっぱり,神様のカルテシリーズはいいね!

  • ■ 1643.
    <読破期間>
    2016/5/31~2016/6/6

  • スピンオフなれど侮るなかれ。松本と本庄病院に関わる皆さんは強く優しい人ばかりです。この街でいつか過ごしてみたいと思う作品です。

  • 「有明」
    卒試、迫り来る国家試験、その中での医学生たちの人間関係への変化の波や進路の決断。
    情に流されすぎず、芯を貫くこと。
    うーん…可もなく不可もなく普通、な印象の短編で終わってしまった。

    「彼岸過ぎ迄」
    本庄病院経営の裏話的な。

    「神様のカルテ」
    初めて癌患者に面と向かって向き合う一止のエピソード。

    「冬山記」
    冬山登山と、榛名の想い。

    シリーズ全体の中心人物一止と榛名の過去をテーマにした「神様のカルテ」「冬山記」と他の短編のインパクトというか温度差がなあ、的なスピンオフ的短編集。
    シリーズのファンの人でなければあまり、これぞ、という印象はないかもしれない。

  • 3を読んだ続きでこちらも一気読み。
    栗原先生の学生時代や研修医時代、大狸先生と大蔵省の若い頃、それから結婚する前の榛名さんの話と盛りだくさんで楽しかった。

  • キャラと口調と職業と文体と場所と。
    すべてが調和されてて。美しいんだよ。

  • 神様のカルテの番外編のようなもの。イチやハルの過去の話がチラホラと。個人的にイチとハルの出会いに興味があったのにそこはスルーされていたので残念。『冬山記』と『神様のカルテ』がお気に入り。命の選択と重みを改めて感じさせてくれる話だった。

  • 一止、ハルさん…神様のカルテに出てくる登場人物みんなが好きだなぁと改めて感じた。

    ーーー
    p40『有明』
    「そのはずだが、世の中には我々の知らない哲学のもとに生きている人もいるからな」
    p93 『彼岸過ぎまで』
    手前勝手な自己満足だと受け取っていた金山の言葉が、苦い過去の一端に触れたことで、にわかに立体的な質感を持って感じられた。
    p142
    「女は中身です。絶対、私の専務、捕まえてみせますから」
    "相手が何を考えているのか、考える力を「優しさ」というのです"
    "しかし優しい人は、苦労します"
    「國枝さんには國枝さんのために神様が書いたカルテってものが、もともとあるんだよ。そいつを書き換えることは、人間にはできないんだ。」

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著者プロフィール

1978年大阪府生まれ。信州大学医学部卒業。長野県にて地域医療に従事。2009年『神様のカルテ』で第10回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。同作は10年に本屋大賞第2位となり、11年には映画化もされた。著書に『神様のカルテ2』『神様のカルテ3』『神様のカルテ0』『新章 神様のカルテ』『本を守ろうとする猫の話』『始まりの木』『臨床の砦』『レッドゾーン』など。

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