フィッターXの異常な愛情

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著者 : 蛭田亜紗子
  • 小学館 (2015年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093864091

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フィッターXの異常な愛情の感想・レビュー・書評

  • ランジェリーショップの男性フィッターとその手に寄りどんどん女性らしさを得てプライベートが起動に乗るアラサー女子の異彩を放つ物語。
    これを読んで高級ランジェリーにものすごく憧れた。憧れたというかそうしなければならないなと思った。
    最後の章結構悲しい展開だったけど、主人公とフィッターの恋愛が実って、
    伊左地の手紙は泣けた、かっこいい。良かった。
    あと好きなのは第2章の別れた恋人の結婚式への参列かな。ジーンってなった

  • とりあえず、伊佐次の様なランジェリーのフィッターに出会って綺麗になりたい

  • 下着=細部まで心を配れる余裕が人生には必要
    心ときめく下着の描写が秀逸。素敵な下着を身につけることにより自信につながる。
    スラスラ読めて楽しく面白い(^^)

  • 広告代理店で忙殺される日々、颯子。

    気難しい取引先への営業前に、偶然入った下着屋さんで、
    店員の伊佐治と、美しいブラジャーたちと出会った。

    元カレの結婚式に着ていく下着。
    女らしいものを毛嫌いする後輩への下着。
    女装癖のある取引先の社長に合う下着。

    落ちぶれた女優の魅力を最大に引き出す下着。
    産後の体型に自信をなくす元同僚への下着。
    恋愛と遠ざかっていた、自分への勝負下着。
    乳がんを経て、病気と戦った胸に合う下着。

    すべての女性の胸を包み込むブラ。
    エレガントな優雅さに、謙虚さを持った美しさ。

    伊佐治くんの最後の手紙が、キュンとくる、
    女による女のための小説ですな。

    ブラジャーは最高だ。
    お、おっぱいは、最高だ)^o^(

  • このタイトルで下着屋が舞台だと特殊な趣味のあぶない話かと思いきや、身体に合った下着に出会って幸せになる話だった。最後はなるべくしてというかよかったなと思えた。

  • 想定がとてもきれい。
    タイトルから偏愛的なフィッターを想像してたんだけど、主人公の女性が魅力的で彼女のお仕事や私生活を華やかに支える存在に見えました。
    お店の雰囲気やランジェリーの手触りや装飾の描写が丁寧なので目に浮かんで心がドキドキして華やぎました。下着に触れて元気になっていく女性たちを見るのはとても楽しかったです!
    ただ、主人公の仕事に対する姿が好きだったので、無くしものの件はうーんでした。焦っていたとしても自分の作りあげた環境の変化よりも大事なものを預かった意識を優先して欲しかった。
    ドキッとするラストの展開も仕事の件でもやもやが残った私は熱が下がってしまいましたが素敵な世界が楽しめます。

  • ずっと読みたくて楽しみにしていた1冊。買ってよかったです。これは、手元に置いておきたい。

    主人公は広告代理店に勤める32歳の颯子。
    偶然にも同い年!冒頭から引き込まれます。

    「化粧したまま眠った夜に肌にかかる負担は30日間洗顔していないのと同じ、と聞いたことがある。ひと晩で1年分肌が老け込む、という説もなにかで読んだ。いや、10年分老化が進むのだ、という眉唾な話も先日ネットで見かけた。
    仮に1年老化説を採用すると私の肌年齢は500歳オーバーってことになっちゃうんですけど、と国枝颯子は信号待ちでくちびるを尖らせ、息を漏らす。
    きのうだってフルメイクにスーツのままベッドに倒れ込んでしまった。ストッキングも脱がず、ブラのホックすら外さず」

    客観的に見たら、とか、理想の自分は、というのとかけ離れた自分、なんてものにちょっと落ち込みつつ、だめだなーと一人反省するあたり、共感しちゃう。
    そんな彼女が、とある下着店で出会うフィッターによって、女性として生まれ変わるのがわくわくします。

    元カレの結婚式に参加するなんていうイベントがあったり、仕事面でも波乱万丈だったり、ああそういえば、この年齢は厄年でしたねってくらいにいろんなことが起こります。

    私がこの本を好きなところは、肌のハリが失われて、法令線が出てきて…と体の変化を感じつつも、自分の体を愛して、しっかりと肯定しようという姿勢。
    小説だからさらっと読んでしまいそうになるけれど、なかなかにショッキングなことが多いです。そこで傷だらけになりつつ前に進んでいく強さはもちろん、「女性」という部分にフォーカスを当てているのがすごく良くて。30代の女性の恋愛模様もリアルでしたね。

    最近、下着を新調していないなぁ。
    読んでいて、自分の女性力を上げたくなりました。男受けを狙うわけじゃなくて、自分が女性として日々輝けるような生き方をしたいと思わせてくれた1冊でした。

  • 仕事に没頭する枯れ気味な女性・國枝颯子を主人公の連鎖短編集です。
    そしてその周囲の人も関連している女性用ランジェリーにまつわっています。

    文章が頭に入りやすくわかりやすくて読みやすかったです。
    何より面白かった!あっという間に読めました♪

    どの話もハッピーエンドで気持ちよく読み終えられたし最終話は本当に感動しました。
    伊佐治と颯子はどうなるのかとやきもきしたので本当によかった。

    私は下着に頓着しないというか関心がなかったのですがこれを読んで考えが変わりました。
    自分に合う可愛い下着を着てみたいです。

  •  普段人に見せないだけに、どんな下着をつけるのか正に千差万別。その人の秘めたる一面を映し出すものかもしれない。 
     そして自分にピッタリ合う最高の一枚を手に入れれば、颯子のように少しづつ未来が開けていくのかも…尤も自分の中の目を逸らしたい思いや疲れた体と向き合ったからこそのハッピーエンド。だとしたら素敵な下着との出会いはそれに見合う自分になるための気付きだったのかもしれないなぁ。
     
     

  • 女性の下着にまつわる8編の連作短編集。広告会社に勤める32歳OL・颯子が主人公。
    ランジェリーショップでの出会いを通して前向きになっていく颯子たち女性の姿が晴れやか。
    ラストの話は辛い展開になったけど、とても温かい気持ちで読み終えた。良かった〜。
    読みながら自分を省みて情けなくなるところもあり。。勉強になりました。

  • めちゃくちゃよかった!タイトルから感じるエロさは微塵もなく至って真摯で真面目な小説である。働く女性に読んでほしい。下着は常に体に密着しているものだからこそ、きちんと選ばなければならないのですね。ためになります。最終章は目眩がしそうなくらい苦しい展開だった。鈴木久美さんの装丁も素敵な一冊。

  • 古びた雑居ビルの地下一階にあるランジェリーショップの男性フィッター、伊佐治とキャリアウーマン颯子の連作短編集。客として店に訪れた颯子はもとは下着に無頓着だったが、伊佐治によるフィッティングにより、下着だけでなく物事の価値観が変わった。同じ様に、颯子の周りの人達も…この辺りは軽く楽しめる感じでしたが、ラストの二編はちょっとシリアスでちょっと甘い。おかげで、ちょっと記憶に残る一冊となりました。

  • 30歳位の女性の身体、仕事、恋愛に人間関係を短編集で綴っていて、サクサク読めるのに中身が濃いし、とても好きな作品でした。

  • 下着のカタログは魅惑的だ。
    機能に特化したものもあれば、美しさに特化したものもある。
    それはまるで、身に付ける者の心を映しているかのよう。
    見えないからこそオシャレに、見えないサポートがほしい。
    その一方で、見えないから手を抜いてしまう気持ちもある。
    今はどうせ妊娠中で、授乳用の下着しかつけられない、こんな美しいものを身に付けるのは1年先だ.....。
    だったら適当でいいや......。
    そこに本書はちょっと待ったと声を上げる。
    このまん丸なお腹と、胸に美しさをお前は感じないのか?
    授乳後にいい加減な体、バストでいいのか?
    なりたい自分になれるのだ、だったらなれ!

    主人公の颯子はあるランジェリー店で劇的な出会いを果たす。
    仕事に対する心構えがまず変わる。
    次に、元彼の結婚式に呼ばれる。
    コムスメに対抗するため、下着を選びに来た。
    ついでにストッキングや腹巻も購入する。
    バックシームのセクシーでエレガントなストッキングと腹巻。
    おもしろい組み合わせだ。
    さて、勝負下着を身につけ、結婚式でコムスメを笑ってやるつもりだった颯子。
    そこで彼女が見たものは、自分や周囲と正面から向き合うことのできなかった「自分」の姿だった。
    そして彼女は変わっていく。
    望んでいない、大きな変化とも対峙する。

    誰かのために、も必要だ。
    相手に対する思いやりは忘れてはならない。
    しかし、相手に合わせることに違和感を感じ続けながら自分を演じることは、仕方のないことでも絶対的なことでもない。
    自分らしく生き、かつ誰かのためになることを目指すべきで、それが本当に自分に合っているのなら、窮屈なだけではないはずだ。
    「自分らしく」とは、自分を支え、整え、自信をつけてくれるものだ。
    そう、下着も、パートナーも。

  • おもしろかった!
    ドラマ化しそうな雰囲気もありつつ。

    小さな広告代理店で働く、疲れている30代女子が、ふと入ったランジェリーショップに入ることで人生ががらりと変わる話。
    営業でのひとこまや、乳ガンになってしまうところも、現実味があって引き込まれた。

  • 期待してたよりもとってもよかった。

    感情移入しやすくて、一度はこんな風に思ったことあるなあとか思いながら読んだ。

  • とても良かったです。
    広告代理店に勤める30代の颯子がランジェリーショップの男性フィッターに出会って成長していくお仕事小説。
    そして最後の章はとても身につまされましたが、この話をサラッと入れているところがとてもセンスが良くて蛭田さんの本は初めて読みましたが次作も楽しみです。大人の女性は必読です。
    フィッターのいるランジェリーショップにまた行きたくなりました。

  • 私、この作品好きです。

    一章それぞれは軽くて読みやすいのだけど、なんだか心つままれるものがあって。それがわざとらしくないのが良いです。

    最初はボロボロの主人公が下着屋と男性フィッターに出会い素敵な下着を手に入れて人生も少しづつ変わっていく、って流れなんですが、多分元々の主人公が魅力ある人で頑張り屋だから、一つ流れを変えるとすーっと物事が変わっていくんだろうな、って思える話です。

    元彼の結婚式とか、いい感じかと思ったらそうでもなかった男の話とか、彼女のダメージと前を向くストーリーがあったり、最後にめっちゃ厳しい出来事が起きたり。

    最後は少し急でかつ都合良い感じにはなったけど、2人がちゃんとゴールできて良かったなぁ、と思えました。

  • ランジェリーを通して自分を見つめ成長していくお話。最後はじーんときた。全ての大人の女性に読んでほしい本。題名と各章の題に少し笑った。

  • 男性のランジェリー・フィッターとその女性客が織りなすラブコメディ。思わずホロリとさせられる結末は文句なし、ランジェリーに関する蘊蓄も楽しいです。

  • 良かった!
    タイトルと表紙から、妖しいミステリーのような雰囲気の話を想像しましたが、全く違いましたね。とーっても温かい作品だと思いました。最後の章はうるうるでした。
    伊佐治と出会い、自分に合った下着を身に付け、人として女性として成長していく颯子。颯子はどこにでもいそうだけど、でも素敵な女性だと思います。私だったらこんな良いお店は他人に教えたくなくて、秘密にしちゃうもんなあ。
    読み終わったあと、すっきりして、キュンとして、お気に入りの本になりました♪

  • 《Amazonの紹介文》
    広告代理店に勤める32歳の國枝颯子は、うっかりノーブラで出勤したある日、慌てて駆け込んだランジェリーショップ「Toujours Ensemble(トゥージュール・アンサンブル)」で男性のフィッター・伊佐治耀に出会う。フィッティングを通して、伊佐治からいい加減な生活習慣や生き方を指摘された颯子は、自分を見つめ直すようになる。
    自分の”女らしさ”を否定して生きてきた後輩の百田馨、旬を過ぎたスキャンダル女優の本城夕妃、女装の趣味があるクライアントの大狼社長、出産後のセックスレスに悩む同期の美鈴・・・・・・颯子をとりまく人々も、伊佐治のランジェリーの魔法によって少しずつ変わり始めて――!?
    一歩前に踏み出せずにいる女子たちに贈る、前代未聞のランジェリー・ラブコメディ!!

  • 女性の下着にまつわる連作短編集。この作品を読み、女として下着の大切さに気づくという情けなさ…。表紙の装丁も可愛くて、作品自体も読みやすい。大人の女性におすすめしたい、そんな作品である。

  • 最後の展開に悲しんだりホッとしたりなんだし~

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フィッターXの異常な愛情の作品紹介

前代未聞のランジェリー・ラブコメディ

広告代理店に勤める32歳の國枝颯子は、うっかりノーブラで出勤したある日、慌てて駆け込んだランジェリーショップ「Toujours Ensemble(トゥージュール・アンサンブル)」で男性のフィッター・伊佐治耀に出会う。フィッティングを通して、伊佐治からいい加減な生活習慣や生き方を指摘された颯子は、自分を見つめ直すようになる。
自分の”女らしさ”を否定して生きてきた後輩の百田馨、旬を過ぎたスキャンダル女優の本城夕妃、女装の趣味があるクライアントの大狼社長、出産後のセックスレスに悩む同期の美鈴・・・・・・颯子をとりまく人々も、伊佐治のランジェリーの魔法によって少しずつ変わり始めて――!?
一歩前に踏み出せずにいる女子たちに贈る、前代未聞のランジェリー・ラブコメディ!!

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意外に知らないランジェリーの知識もついて、二度おいしい小説です。

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