猫のマルモ

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 167
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093864138

感想・レビュー・書評

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  • 悩める動物や植物たちの生き方。

    猫のマルモ、望んでいる仕事と才能。
    青ガニのサワッチ、鈍臭いことへのコンプレックスの克服。
    蟻のトン子、集団からはみ出ることの自分らしさに胸を張る不安と勇気。

    杉の木トロール、新しい場所へ行きたいという夢。
    フクロウのフォーフォー、知らないことを知らないと言える正直さと自分の考え。

    チワワのちーちゃん、大切な人を信じる強い気持ち。
    ツバメのくるり、愛を知らないツバメが見つけた真実の愛。

    人間にもおおいに当てはまるという話。

  • ☆3にしたけどあまり好きではない。

    あとがきに「大人の童話」とあって、少し納得。

    なんだろう、疲れている人、心が弱っている人向き?飛びつきたくない、と思ってしまうのは、私がそうでないからか、はたまた同族嫌悪か。

  • 動物を主人公にした絵本のような物語の短編集
    設定やメッセージは率直で子供向けにも思えるが
    陶芸家のチーちゃん、ツバメのくるりの二篇は引き込まれた

  • 心にしみる短編集。
    童話形式なので好き嫌いあるかも。

  • あとがきに「大人の絵本」と書いてあったが、まさに絵のない絵本みたいな感じ。
    できすぎていて自分には少し物足りない。

著者プロフィール

画家、美術家、作家。広告代理店勤務を経て、ラジオのパーソナリティ、映画監督、舞台の作演出など多方面で活躍。2012年に福武總一郎氏のモンブラン国際文化賞のお祝いとして制作したライブペインティング作品「お祝いの調べ:直島」をきっかけに絵画制作をはじめる。現在は個展や芸術祭で作品を出展し、高い評価を得ている。近著に絵本『虹のくじら』(美術出版社)など著書も多数。

「2019年 『ハートのレオナ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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