下町ロケット2 ガウディ計画

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093864299

感想・レビュー・書評

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  • 「苦手な上司、苦手な顧客、苦手な同僚。どれもが働く以上は避けて通れない通過儀礼のようなものだ。それを克服するもっとも簡単な方法が自らの出世であるということに貴船が気づいたのはいつ頃であろうか」

    立候補したリーダーを批判する前に、立候補しなかった自分を恥ずべきだ。

  • ロケットから人体へ―佃製作所の新たな挑戦!前作から5年。ふたたび日本に夢と希望と勇気をもたらすエンターテインメント長編!! (「BOOK」データーベース)

    楽しめました。
    でも、前作の方が面白かったかな…

    • 杜のうさこさん
      azu-azumyさん、こんばんは~♪

      読まれましたね!
      私も同じく、前作の方が好きです♪

      ドラマのために書かれたわけではない...
      azu-azumyさん、こんばんは~♪

      読まれましたね!
      私も同じく、前作の方が好きです♪

      ドラマのために書かれたわけではないのでしょうが…。
      その影響も多少はあったかも…と思ってました。

      なにより配役が先に入ってくるのが苦手で、
      ドラマも見ないようにはしてたんですが。

      やっぱり本が先です!
      2016/02/07
    • azu-azumyさん
      杜のうさこさん、こんにちは~♪

      はい!
      ようやく読みました^^
      杜のうさ子さんも前作の方がお好きなんですね^^

      ドラマは見な...
      杜のうさこさん、こんにちは~♪

      はい!
      ようやく読みました^^
      杜のうさ子さんも前作の方がお好きなんですね^^

      ドラマは見ないようにしていたのですが
      色々なところからもれ聞こえてきて~(笑)

      配役は難しいですよねぇ…
      自分が描くイメージとあまりにも違いすぎたりして(苦笑)

      ほんと!
      やっぱり本が先ですよね!!
      2016/02/09
  • 第3作を読む前にまず2作目をということで。メンバーも前作からの思い入れがあり応援したくなる。日本人は特に巨大勢力に立ち向かう弱者が大好きなのだ。ハッピーエンドが分かっているけどしっかり楽しめる。

  • 東京大田区にある、中小企業の佃製作所。
    独自の視点で生み出す特許と凄腕の技術を持ちながらも、中小企業の悲哀で大企業の胸先三寸に翻弄されることも多い。
    社長がNASA出身という競合他社も現れ、見込んでいたロケット部品の受注も危ぶまれる中、愚直なまでに「良い物を作る」ものづくり精神を守り続ける社長の佃以下社員の奮闘を描いた物語だ。

    良くも悪くも悪い奴と善い奴がパッキリ分かれていて話も定石通りで驚きはないけれどわかりやすい。
    さっくり読める一冊だった。

  • 「下町ロケット」の続編。
    ロケットエンジンのバルブシステムの開発により、倒産の危機を切り抜けてから数年、大田区の町工場・佃製作所は、またしてもピンチに陥っていた。
    量産を約束したはずの取引は試作品段階で打ち切られ、ロケットエンジンの開発はライバル企業とのコンペとなった。
    そんな時、実用化まで長い時間と多大なコストを要する医療機器の開発依頼が佃に持ち込まれたが――。

    今度は医療機器の開発が舞台。
    絶対に面白いとわかっているので、安心して読めますね~。

    大企業の取引打ち止めや内部の裏切りなど、またしても佃製作所は危機に陥っていくわけですが、そんな逆境を乗り越えていく過程がとてもスリリングで読み応えあり。

    地位と名誉を求めるあまりに人の命を助けるという本来の目的を忘れてしまった医者側の人々に対し、愚直に夢に向かって信念を貫く姿勢を崩さない佃製作所の面々。
    果敢に立ち向かう彼らの姿には、人を動かし変えていくのはいつでも人の純粋な情熱であることや、原点を忘れないことの大切さ、などを教えてくれます。

    ベタな勧善懲悪的な話なのですが、前作同様スカッとさせてくれます。

  • 池井戸小説である勧善懲悪展開は読んでいてスカッとするのは毎度のこと。
    しかし、今回の敵(サヤマ製作所)の自滅は現実的ではない。
    人命がかかった部品に対して実験データの偽装などというトンデモ行為をするとは考えにくい。
    こんなアホがNASAってどうなのよ…

  • 人を奮い立たせる原動力は夢とロマンだけではなかった。耐え難い情念に突き動かされ、為す術もなく突っ走る。そうせざるを得ない、駆り立てられるような動機というものがある。逃げ場のない苦しみの中で、それでも必死でもがき、前へ進もうとする。それぞれの男たちがそれぞれの信念と矜持をもって生きている。思いと熱を激しくぶつけあいながら真剣に生き貫いている背中に生きる勇気を与えられた。

  • ドラマを見た後だったので、どうしてもドラマのシーンを思い出してしまい、面白さが半減したように思う。もったいなかった。しかし原作は佃が活躍せずにスキャンダルによりすべてうまくいってしまうように感じた。ドラマの方が、中里に会いに行ったり、編集長を説得したり、サヤマと対決したり、佃の見せ場が多く盛り上がった。

  • ドラマを途中までしか見ていないような気がするけれど、前半のヤキモキ期間を抜けると、一気読みしてしまいました。
    ロケットの次が、人間の心臓。突拍子のなさに、どうかなぁという思いと、医者のプライド云々が入ってきて、若干の物足りなさもありました。神谷先生、もうちょっと出てきて欲しかったなぁ。
    2016/3/24読了

  • エンターテイメントとして充分面白い。
    でも、技術者の倫理がこんなものだとしたら、がっかりだ。実験結果の粉飾をした人物の心の闇を、もっと書きこんで欲しかった。

著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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