下町ロケット2 ガウディ計画

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著者 : 池井戸潤
  • 小学館 (2015年11月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093864299

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下町ロケット2 ガウディ計画の感想・レビュー・書評

  • 待ちに待った著者の最新作(出版社の戦略か、テレビドラマのヒットに合わせたかのようなタイミングの刊行がちょっと気になるが<笑>)。
    相変わらずの池井戸潤節、けっして読者を裏切らない爽やかな読後感は健在。
    『2』は、なんとロケットエンジンの部品+人間の命を救う医療機器という、意表を突く開発計画がテーマ。先頃「バックトゥザフィーチャー」の中での空想が、30年後の現在で現実になっていると話題になったが、この作品での心臓の人工弁も実現化するだろうか。
    続編は往々にして初回作品を越えられない傾向があるといわれるが、今作はその常識を覆す出来ばえといっていいかも。
    佃社長の小気味いいセリフが読者を魅了する。
    「今時誠実さとか、ひたむきさなんていったら古い人間って笑われるかもしれないけど、結局のところ、最後の拠り所はそこしかねえんだよ」
    「仕事に夢がなくなってしまったら、ただの金儲けです。それじゃあつまらない。違いますか」
    このところ世を騒がせている『くいデータ流用・偽装事件』あるいは『東芝事件』などの関係者に、池井戸作品を読むことをお勧めしたいと思いますが。

  • 新年の幕開けに読もうと決めていました。
    勇気と希望を与えてくれると信じてたから。

    やはり池井戸潤さんは裏切らない!

    信念を持ち、真っ当に生きていれば、
    必ずお天道さまは見ていてくれる。

    あきらめずコツコツと努力し続けたら、
    きっと夢はかなう。
    そう信じさせてくれました。

    と、書いていて少し照れるんですが、
    池井戸さんの本を読むと
    こういう言葉を口にしたくなるんですよね。


    そしてドラマです。
    ガウディ編がこんなに早く放送されるとは…。
    読む前に見たくなかったので、
    家族が見始めると、あわててリビングから逃げ出すんですが、
    音が聞こえるんですよ。豪邸なもので(笑)
    ついついお耳がダンボで困りました。

    世界に誇れる技術を持つ佃製作所のような町工場が
    この国には数多く実在するんだから、
    日本がダメになったなんて、言ってはいけないですよね。

  • 「ロケットから医療へ」
    絶賛放映中の下町ロケット後編の原作本。
    我慢せずに読んでしまった。

    三菱ーーじゃなくて帝国重工 vs 佃 と圧倒的にサイズの違うものに挑んだ前半戦と違い、後半は 医学会や 業種の違う中小企業が登場する。
    とはいえ、本書冒頭の関連図をみながら 帯と 最初の章を読めば 、どういう話になるのかなんとなく見当はつく。

    それでも面白いのが池井戸本。
    現実のビジネスはもうちょっとドライではないかと思うが、そこにウェットさをプラスして物語に編み上げる。
    対立して自分のもとを去った部下や、めんどくさい帝国重工とも折り合いをつけていく佃をはじめ、表層的ではない登場人物たちが ここぞというときに発する一言が良いのだろう。
    実際には、思っても口には出せない一言が。

    さて、端役ながらガウディ計画には女性技術者が加わってくる。
    彼女を妙に女性女性と持ち上げず変に色をつけず、ごくごく当たり前に描いているところがいい。
    好感度大。
    若い女性の活躍に戸惑うおじさんたち、 どうぞ参考に♪

    土俵際の佃たちの思わぬ救援となったジャーナリストも女性女性と書かれていない。
    しごくまっとうで気持ちがいい。

    もう一つ、
    フシギの国ニッポンは、失敗はものすごく叩くくせに、権力権威が突き通す嘘には激甘だ。
    なかったことにしちゃう。
    情報統制をはかる権力とそれに癒着するメディア。
    本作では、そんなことは許さないよ〜(^^)
    失敗には甘くはないが寛容さを見せるものの、悪意の隠蔽やインチキには鉄槌を下す。
    倍返しだよ♪

    謝辞によると 今回は 大阪医科大学と福井経編興業に取材しているそうだ。
    実際に繊維技術をいかして人工血管を作り出したコンビらしい。

    ドラマ後編は、その福井経編興業でロケをしているとのこと。
    ドラマ後の5分番組にも出てくるかな?
    http://www.fukutate.co.jp/

  • ロケットから人体へ―佃製作所の新たな挑戦!前作から5年。ふたたび日本に夢と希望と勇気をもたらすエンターテインメント長編!! (「BOOK」データーベース)

    楽しめました。
    でも、前作の方が面白かったかな…

  • やっぱり面白かった。正義は勝つって話はいいですね。
    なんかみんなが好きな要素が満載。
    佃製作所、こういう会社っていいな。
    登場人物も素晴らしい。池井戸さんって凄いな~

  • ドラマとほぼ同時に刊行されたような気がする。ドラマは見ていないが。ロケットから医療機器。しっかりと前作の内容も絡めている。取材もきっと詳細にされたのだろう。間違いなく傑作。

  • 読書日数 4日

    現在ドラマ化されている「下町ロケット」の続編書き下ろし。

    帝国重工にロケットエンジンバルブを部品供給することで、ロケットの打ち上げが成功してから後、今度は「心臓の人工弁」の設計に挑戦する。

    そんな中でも相変わらず「佃品質、佃プライド」は健在だか、前作との違いは「なんのために仕事をするのか」ということであった。

    今回は「医療機器」ということもあり、失敗をしたらせいめいに関わることであるので、そのリスクを負いたくないと考えがちである。

    実際、初めは躊躇もしていたのだが「医療の進歩が、人々の幸せやその周りを幸せにしていく」ということに気づかされることで、それに邁進するというのが、読んでいて共感できた。

    ライバル会社や医学会の利権がらみに翻弄されながらも、佃製作所の社風が本当に素晴らしく、こういう職場で「真剣勝負することができる」というのも、町工場ならではの醍醐味だと感じた。

    この作品は、今後の日本の「ものづくり」を目指そうとする若者が増えるいいきっかけになると思った。

  • 下町ロケット続編、とても面白かった!
    引き続き帝国重工とのロケットのバルブ供給の問題が動いていくのと同時に、いよいよ人工弁“ガウディ”計画も始動。
    大企業の思惑や派閥の対立、白い巨塔の権力闘争、研究者の夢と挫折、家族への思いなどさまざまな要素が次々と加わり、その展開はとてもスピーディで目が離せない。

    基本的には勧善懲悪のすがすがしさがありながらも、悪が悪だけで終わらないところもよかった。前作の真野さんしかり、今作でもふっと憑き物のとれる人たちの姿は印象的。何のためにこの仕事をしているのか、というのを見失わない人は強い。

    佃社長と帝国・財前の信頼関係もゆるぎなく、読み終わったときに佃製作所の社員と一緒になって乾杯したくなるような、池井戸さんらしい魅力的な一冊。

  • 久々に読んだ池井戸作品。
    今回の佃製作所はなんと医療業界の分野へ乗り出す。

    相変わらず敵対する企業らが憎たらしいキャラのオンパレードで…読み進めながらムカムカ。
    「こいつら~、見てろよ!最後絶対ギャフンって言うんだから」と怒りつつ。
    なかなか試作品ができない佃製作所社員の焦りに一緒にハラハラしたり。
    ときに「仕事とは何か」と池井戸作品共通テーマについて涙したり。

    やっぱり面白かった!一気読み。スッキリ爽快の読後感。
    そろそろドラマも見始めよう。

  • 会社の規模が大きければ信頼がある?
    そんなことはない。
    会社や商店など、ある程度の規模の職場は、社長や店主の持つ雰囲気に近い人(似た考えの人)が集まっているように感じる。
    佃製作所もそんな職場。
    自分の仕事に誇りを持ち最後までやり遂げるのはいいな。そうありたいもんだ。
    しかし、権力にものを言わせ横槍を入れてくる人っているんだろうな。邪魔する人とそれに打ち勝とうとする人という構図が一気読みに繋がるわ。

  • やっぱり面白かった。ロケットから人体に変わっても中小企業を馬鹿にしたような人物にぎゃふんと言わせるのは溜飲が下がる思い。今回は重要な要素に福井に企業(福井経編さん)がモデルになって出てくるのもうれしい。この話がテレビドラマの第2部になると思うとますます楽しみで、ぜひ、こうした機会を通じて福井の良さをアピールできたらって思うけどなあ。今回、前回の話で佃製作所退社した真野がキーマンで出てきますが、今のドラマのイメージが強くって(笑)。開発部の紅一点?アキちゃんには次回は更なる活躍を期待したいですね。

  • 下町ロケット2  ~ガウディ計画~ 
    2015/11/5 著:池井戸 潤

    著者は1998年「果つる底なき」で第44回江戸川乱歩賞を受賞。2010年「鉄の骨」で第31回吉川英治文学新人賞、2011年「下町ロケット」で第145回直木賞を受賞。

    従業員200人程の中小企業である「佃製作所」、前作において同社は中小企業でありながら、高い技術が求められる宇宙産業への参入に成功し大企業へロケットの部品の供給を行っていた。

    本作では、社長である佃航平の夢、佃製作所の夢であったロケットという宇宙産業から人体という医療業界へと舞台を移すことになる。

    前作同様、色々な困難が現れる中、佃航平、佃製作所の行く末やいかに!?


    シリーズものは難しい。そして1がとてつもなく評価された作品であればそれは尚更ハードルは高くなる。しかし、本書についてはそんな高い高い高~いハードルをピョンと序盤で越える程の強さがある。

    企業が方向性として大きな選択を行う際に
    必ず採算・カネの問題が生じる。
    前作はその採算+夢がその方向性を後押しし
    本作では、採算+人の命が影響してくる。
    失った命という過去だけではなく、救いたいという将来の命
    それがうまく絡み合い、彼・彼女の気持ちに火をつけることになる。

    大企業であっても中小企業であっても
    環境や資金力等の差はあれど
    やはり最後は「ヒト」

    本作には多くの登場人物が存在するが
    どの人も主役級の働きをしており、様々な角度からその
    活躍を巧く捉えている。

    働くモチベーション、生きるモチベーションについて
    お金だけではなく、もっと壮大な何かに気付かせてくれた。

    読み始めたら止まらない
    明日から頑張ろう・・。
    そんな不思議な力を持った一冊。

  • 図書館より。
    ようやく読了。
    すごい余韻。サイコー!(笑)
    ドラマで見知っていたものの、やはり原作はいい!ドラマの俳優さんの顔と照らし合わせながらニマニマして読んでいたものの、やっぱり肝心なところはぐいぐいと読ませる筆力はスゴい!

    ロケットから人体へ。

    スゴいな~(笑)こんな感想しか言えないけど、面白かった。

  • 面白かったです。『下町ロケット』が良かっただけに、続編を読むことが少しこわかったのですが、今回も感動しました。命に係わるモノだからこそ、より確かで安全なモノを求められます。佃製作所のようにプライドと信念を持って頑張っている所が多いことを信じたいです。

  • 「下町ロケット」の続編。
    ロケットエンジンのバルブシステムの開発により、倒産の危機を切り抜けてから数年、大田区の町工場・佃製作所は、またしてもピンチに陥っていた。
    量産を約束したはずの取引は試作品段階で打ち切られ、ロケットエンジンの開発はライバル企業とのコンペとなった。
    そんな時、実用化まで長い時間と多大なコストを要する医療機器の開発依頼が佃に持ち込まれたが――。

    今度は医療機器の開発が舞台。
    絶対に面白いとわかっているので、安心して読めますね~。

    大企業の取引打ち止めや内部の裏切りなど、またしても佃製作所は危機に陥っていくわけですが、そんな逆境を乗り越えていく過程がとてもスリリングで読み応えあり。

    地位と名誉を求めるあまりに人の命を助けるという本来の目的を忘れてしまった医者側の人々に対し、愚直に夢に向かって信念を貫く姿勢を崩さない佃製作所の面々。
    果敢に立ち向かう彼らの姿には、人を動かし変えていくのはいつでも人の純粋な情熱であることや、原点を忘れないことの大切さ、などを教えてくれます。

    ベタな勧善懲悪的な話なのですが、前作同様スカッとさせてくれます。

  • 1に続いて、ドラマに追いつこうと購入、読破。

    ドラマでも十分に体の中から熱くジワジワと感動をくれて、
    原作を読んでもそのシーンが思い浮かべられる書き方で読み応えがあった。非常に本に読み入った。

    その中でも、PMDAでの立花の訴えは心に重熱く響いてきた。
    原作でいうと336ページあたりからで、佃がなにか言い返そうといや言い返すことができなかった矢先立花が立ち上がり(佃を乗り越えてしゃべりだすタイミングも絶妙な演技で◎)力説をするシーンはセリフもほぼ原作通りで何度映像を見返しても涙が出て来る忘れられないシーンでした。
    下町ロケットというか池井戸潤さんの作品はどれも大きな組織に立ち向かっていこうとする主人公たちを描いていて一緒に応援したくなるそして最後には爽快な気分にさせてくれる価値の高い作品ばかりです。
    これもおもしろかった。感動した。ありがとう。

  • 読んでいて安心できるストーリ。面白かったです。
    ■印象に残った言葉
    「人が人生の一部を削ってやる以上、そこに何かの意味が欲しい」
    「組織っていうのは往々にしてそういうもんです。出世が、結果ではなく目的になってしまった人間ってのは、本来、何が大切なのかわからなくなってしまう。人の命より、目の前の出世を優先するようになるんです。」
    「過ちに気づいたところでスジを通さない奴は、絶対に生き残れない。姑息な了見が通るほど、世の中ってのは甘くないんだよ」

  • ギリギリ、ドラマより先に読み終えました。
    まあ、いつも録画して、後から見ているんですけれども。

    最初の相関図を見て、だいたいは予想でき
    話の流れはいつものパターンだと思うけれども、
    でもやはり面白いです。
    ロケット編より面白かったです。

    女性研究者、”リケジョ”と、もてはやすわけでなく、懸命な研究の姿が素敵でした。
    また「データ捏造問題」も盛り込まれてます。
    欲を言えば、捏造しちゃった人の心理や後始末などもあるとよいと思いました。

  • この本は夜、
    ベット中で読むのは危険です。

    ちょっと読んで眠くなったら
    寝ようとと思ってたら
    読んでたら、

    理不尽な話しに怒り
    物を作る事に胸が熱くなり涙し
    最後は高揚して

    なんだかんだで
    最後まで読んでしまった。

    気が付いたら真夜中。
    読み終わった後も
    興奮状態で
    なんか寝付けないって感じで
    朝を迎えました。

    面白い
    こういう会社っていいなぁ~
    って思ったね。

  • 下町ロケットの面々が今度は医療機器の開発に挑む続編。

    前作より圧倒的に面白い。

    前作のテーマが夢を追い続けることなら、今回は「それをやることの意味・理由」がキーテーマだろうか。

    今回も敵対するシーンや嫌がらせシーンなど多々あるが、そんな奴らどうでもいいぐらい佃側の面々が今それをやることの意味に目覚め、それに邁進していくシーンがとにかく胸を打つ。

    と同時に、果たして自分は今の仕事に意味・理由を見いだせているのか自問自答してしまうほどのめり込んでしまう。

    「それよか理由の方が大事じゃん。ぼくたちがなんで、これをやっているのか。」

    この一節がとても好きだ。

    前作以上に涙無くしては最後まで読めないのは間違いない。

    話題も「データ偽装」を扱っていてあまりにもタイムリー過ぎる。

    だからこそ現在の事件においてもこの話同様、自分に嘘をつくことなく正直に自分の仕事に邁進している人がいることを信じてやまない。

    最後に。

    評判良さそうなドラマだが、第1話だけ見て、個人的にはダメだった。

    丁度ガウディ編を読み終わったのはドラマのロケット編の最後らしい。

    大丈夫だろうか、、、心配。。。

  • 働くやりがいを持つためには、誰かに貢献出来ることが必要であり、お金や地位のために働く事がいかに醜く汚い事なのかが分かる。

  • 前回に引き続き、胸を熱くさせる作品に仕上がっている。ドラマ化されるのも楽しみ!

  • 一気に読んだ。面白い。話の流れはいつものパターンなのだが、パターンだということがわかっていても、やはり面白い。読んでいて登場人物がテレビのイメージで想起される。

  • 人を奮い立たせる原動力は夢とロマンだけではなかった。耐え難い情念に突き動かされ、為す術もなく突っ走る。そうせざるを得ない、駆り立てられるような動機というものがある。逃げ場のない苦しみの中で、それでも必死でもがき、前へ進もうとする。それぞれの男たちがそれぞれの信念と矜持をもって生きている。思いと熱を激しくぶつけあいながら真剣に生き貫いている背中に生きる勇気を与えられた。

  •  下町ロケットが面白かったので、2も借りてみました。
    医学部教授の貴船や、日本クラインの久坂等、嫌な人間が大量に出現して、佃製作所が窮地に立たされ続け、続きが気になって、又一気読みしてしまいました。
     佃製作所の人工弁の開発を任された、立花と加納が実際に、小児の心臓病患者に人工弁をつける手術の見学をし、その手術の成功によって、元気になった子供からのお礼の手紙や、患者の子供たちの笑顔の写真を励みに頑張る姿に、必死に努力する事の大切さを学びました。
     最後には、ライバルであった、サヤマ製作所が偽造データ問題で、自分から落ちていき、佃製作所に軍配が上がった時は、思わず万歳してしまいました。
     そして、自分にひどい仕打ちをした、日本クラインの依頼にに対して、「商売は信頼関係です」とすげなく断った佃社長に拍手喝さいを送りました。
     やったー!って、それまでのうっぷんが晴れました(*^-^)
     何事も誠実にし続ける事で勝機がつかめると思い、自分自身もそう思って努力を続けたいと思える、自己啓発にもなる本でとっても良かったです。

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下町ロケット2 ガウディ計画の作品紹介

直木賞受賞作に待望の続編登場!

その部品があるから救われる命がある。
ロケットから人体へ――。佃製作所の新たな挑戦!

ロケットエンジンのバルブシステムの開発により、倒産の危機を切り抜けてから数年――。大田区の町工場・佃製作所は、またしてもピンチに陥っていた。
量産を約束したはずの取引は試作品段階で打ち切られ、ロケットエンジンの開発では、NASA出身の社長が率いるライバル企業とのコンペの話が持ち上がる。
そんな時、社長・佃航平の元にかつての部下から、ある医療機器の開発依頼が持ち込まれた。「ガウディ」と呼ばれるその医療機器が完成すれば、多くの心臓病患者を救うことができるという。しかし、実用化まで長い時間と多大なコストを要する医療機器の開発は、中小企業である佃製作所にとってあまりにもリスクが大きい。苦悩の末に佃が出した決断は・・・・・・。
医療界に蔓延る様々な問題点や、地位や名誉に群がる者たちの妨害が立ち塞がるなか、佃製作所の新たな挑戦が始まった。

日本中に夢と希望と勇気をもたらし、直木賞も受賞した前作から5年。
遂に待望の続編登場!

下町ロケット2 ガウディ計画のKindle版

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