ガラパゴス 上

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著者 : 相場英雄
  • 小学館 (2016年1月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093864329

ガラパゴス 上の感想・レビュー・書評

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  • 相場英雄さん、震える牛あたりから気になりつつも、初読み m(_ _)m
    真山仁系といいましょうか、社会派ミステリー
    ある意味、マジで怖いやつ。

    警視庁一課といいつつも、窓際だよね〜という継続捜査班の田川は、鑑識に移ったばかりで慣れない木幡に頼み込まれて、身元不明の死亡者の捜査に関わっていく。

    草加の古いアパートで、自殺に偽装されて殺された若い男。
    地味な鑑取りを続けるうちに、宮古島出身の真面目で優秀な男性の哀しい身の上が見えてくる。
    その背後には、劣悪な派遣労働の実態。

    一方で、犯人サイドの描写も並行して進む。
    中堅自動車メーカー、派遣会社、そして警察内部の ...

    ブラック企業、派遣労働、そのあたりはふむふむだったがエコカーの嘘のくだり、えーーっそうなの?そうだったの??
    VWの燃費偽装が露呈したのは、この本の出版前。
    気になる、気になるわぁ〜〜
    なんたって、ガラパゴス、だよ?

    下巻になだれこむ〜〜

  • 上巻を読了。相場英雄さんの「ガラパゴス」です。
     
     読み始めて、誉田哲也と池井戸潤をプラスして、2で割って少し薄めたような感じかな?と思いました。
     
     自殺に見せかけた殺人事件。企業の隠蔽。警察の腐敗。派遣労働者の雇用環境。
     色々と混じりあって、いい感じで面白い。
     
    下巻でどうなるか、楽しみです。

  • 私も、メイト社員という名前で働いているけど、実際はパート社員!
    上手く会社に安く使われています。読んでいて他人事ではありませんでした。
    下巻に突入!

  • 自殺として処理された身元不明リストから発見された他殺体。その身元を調べる過程で見えてくる日本の雇用の歪な構造。警察ものではあるけど、主眼はこの20年で作り上げられた日本社会を炙り出すことにありそう。主人公が切れ者警察官にしては物を知らな過ぎるところがどうかと感じるが、日本社会の闇を糾弾できるのか気になる。下巻早く読みたい。

  • 派遣切りや派遣村を思い出した。面白い。

  • 少年が沖縄の離島から、出ていくところから物語は始まる。

    美容整形クリニック、身元不明者の再捜査、田川の妻の交通事故(代車を得る)、エコカーと謳われているが実際は燃費は悪い、などなどの話があり、主軸がはっきり見えないなと思っていたが、すべては団地で自殺と判定されたが実は他殺だったと判断され再捜査するところにつながる。
    展開は非常にゆっくりだと感じた。

    その背景には、就職氷河期で派遣、偽装請負として働かざるを得ない事情にあり、全国を渡り歩いていた仲野。
    それには、コスト削減の名の元、正社員を減らし、派遣・請負に労働をシフトさせている経営環境、
    そもそも、生産革新により、日本のものづくりは簡単にできるようになり、海外で模倣され、価格競争力で勝てず、産業自体が厳しい。海外と競争しつつ、雇用を守り、経済を維持していくにはと読みながら色々考えさせられた。田川の商店街にやってきた派遣の工藤の話は実態に沿ったものなのだろう。

    しかしトクダの社長、人材派遣の森社長、刑事の鳥居と
    他者を虐げ、うま味を味わっている人間の会話は本当に腹正しかった。
    下巻にどうなっていくか楽しみ。

  • 皆さん、自家用車を購入するとき、燃費をなさるでしょうか?

    4年ほど前、車を買い換えるとき、燃費を数値で確かめましたが、「たぶん、それだけの数値はでないだろうなあ」と. 思って購入していました。思った通り、それほどの値は出ませんが、それほど車には乗らないので、気にはなっていません。

    そんな中、この1年世界を巻き込んで世界中で燃費偽装問題が舞い上がりました。

    まずは、日本の話に絞りたいと思います。

    車を買い換えるとき1番悩んだのは、駆動機関です。クリーンディーゼル、ハイブリッド、ガソリン。気持ち的には、書いた順番で欲しかったのですが、クリーンディーゼルは内の車庫には大きすぎ、10分前後の走行が多ければ逆に燃費が悪くなることが分かり脱落。ハイブリッドは果たしてコストパフォーマンスが良いのだろうか?という疑問にぶち当たり、日々街乗りをぐるぐるしている人であれば良いのかもしれないが、内の場合バッテリー充電のためにガソリンを費やすことになりそうだということで、最終ガソリン車を選択することになりました。

    現在の新車販売の構成比はハイブリッド車が30%前後になってきていると言うことですが、世界的に見ると5%に満たないと言うことです。長距離を走るには、現在のハイブリッドのバッテリーと、モーターでは力不足となっていると言うことなのでしょう。

    さらに、海外の燃費表示では、街乗りと、高速走行の2種類が掲載されており、自分にマッチした車を選ぶことが出来るようです。

    その他のことも、海を隔てた国と比較するのも良いことだなあと新ためて思いました。

    ただし、日本に向いた指標もあり、日本でこそ生かせる機械もあるので、何もかもを海外と合わせようとするのは、それもそれで違うとは思います。

    少し、この本のストーリーとはずれていますが、私自身が知らないことで、この本を読んで知りえた情報の一部を、自身の経験と交えて紹介させて頂きました。

  • 上下巻とも一気に読んでしまいました。自殺と思われた一人の派遣労働者の死の再捜査から始まり明らかになる企業の欠陥隠蔽。さまざまな社会的問題と真実にたどり着こうとする刑事の姿。小説だとわかっていても、現実社会の何処かでこのような事が実際に無いとは言えないという気がしてしまいました。

  • 2年前に自殺として処理された身元不明遺体が身元確認作業の中で他殺の可能性が出てきたことで、再捜査を行うなかで明らかになる非正規雇用社員の闇。格差社会が産み出した様々な問題がリアリティがあって読みごたえ充分で下巻でどうストーリーが着地していくか楽しみ。

  • 重い重い重い。とにかく重かった。

    派遣労働の闇、企業の隠ぺい体質、社会派って感じですね。
    社会派物は読むの苦手なんだけど、これは最後まで読めた。

    1枚のメモから身元を特定する田川の執念。
    秘書の女の人が最後間抜けだった感じ。

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ガラパゴス 上の作品紹介

現代の黙示録『震える牛』続編!

警視庁捜査一課継続捜査担当の田川信一は、身元不明のままとなっている死者のリストから殺人事件の痕跡を発見する。不明者リスト902の男は、自殺に見せかけて都内竹の塚の団地で殺害されていた。
遺体が発見された現場を訪れた田川は、浴槽と受け皿のわすかな隙間から『新城 も』『780816』と書かれたメモを発見する。竹の塚で田川が行った入念な聞き込みとメモから、不明者リスト902の男は沖縄県出身の派遣労働者・仲野定文と判明した。田川は、仲野の遺骨を届けるため、犯人逮捕の手掛かりを得るため、沖縄に飛ぶ。
仲野は福岡の高専を優秀な成績で卒業しながら派遣労働者となり、日本中を転々としていた。田川は仲野殺害の実行犯を追いながら、コスト削減に走り非正規の人材を部品扱いする大企業、人材派遣会社の欺瞞に切り込んでいく。

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