教場2

著者 :
  • 小学館
3.39
  • (23)
  • (152)
  • (213)
  • (28)
  • (3)
本棚登録 : 945
感想 : 170
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093864350

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • こんな一癖も二癖もある生徒が集まる教場イヤだ(。>д<)だからこそ風間教官のもとに集まるのか?(^^;)

  • シリーズ2作品目読了

    隻眼の風間は、警察学校の教官だ。
    その風間とは、元刑事課にも所属していたこともあり、生徒達から震えあがらせる存在。鬼軍曹ではなく、独自の観察力と洞察力から隠し事は通用しない。
    最後の短編『奉職』では、少しだけ人間味の場面があり、ほっとした気持ちになった。

    できれば、風間の刑事時代のスピンオフ作品があれば、もっと楽しくなるに違いない。

  • 警察学校の風間教場を舞台にしたミステリー短編集の第2弾。
    警察学校や警察組織のことを垣間見ることができるという面白さもあるし、警察学校における青春群像劇という意味でも楽しめる。ただ、個々のミステリー短編としては、読後感すっきりという感覚はあまり得られなかった(前作もそのような印象)。6本の中では、「心眼」「敬慕」が比較的面白かった。登場人物では、「創傷」の主人公で、前職が医者の異色の警察学校生である桐沢篤が、なかなか良いキャラクターだと思った。

  • 同じく短編集。
    1の次の期。
    1より文章が洗練され読みやすい。内容はドロドロではない感じ。

  • 一般に知られていない警察の組織が垣間見ることができる。でもフィクションです。

  • 警察学校って怖いなと思いました。フィクションだとは分かっていますが… 

  • 警察学校を舞台に、元強行犯係の刑事だったという超切れ者の教官・風間公親が教える、三十八名の生徒たちの厳しい訓練の日々を描く連作集の続編。


    生徒たちのちょっとした仕草から、不可解な出来事の真相、学生たちの心の奥までを見透かす風間教官のキレキレぶりが相変わらず凄い!

    白髪が豊かであることがおおいに貢献しているとしても、女子学生が密かに憧れるのも無理もない。
    巻末、滅多に内心を窺わせない風間教官の微かな笑み!格好良すぎ!

    いくらでも続編が描けるだろうけれど、いつか現役刑事だった頃の風間の物語が読める事も期待。

  • 7.5

  • 面白い。面白いんだけど主役の風間はなぁ・・。
    学生がちょっと不審な行動をしたのを全部見抜く、こんなのありえない。オイラも警察学校に似たところにいたけどありえない。
    それから自分の一存で退行届を渡すとか、越権だろ。広報が好きな女の子の話では特に、自分のルックスを利用してちゃんとやってる人を、他人への尊敬がないからといって不適とか、何様やねん。まあ実際そんな理由で切られることないか。
    主役がムカつくという点を作者がわかってやってるならスゴイ作品です。

  • 前回、あまりの衝撃的な警官という任務に就くために、こんなにも、辛い修業的な勉強をしないといけないのか?と、読んでいて、肉体的に、イジメられるシーンは、とても痛々しかった。

    今回2が、出たので読んでみた。
    警察学校を舞台に6話から構成されている。
    風間教官の鋭い視線に、退校から執行までの1週間に、なすべき結果を、追い求めていく警察官。
    少しの情報で、どれだけ真意がつかめるか、被害者になって考えてみる事。

    園児たちに教える「いかのおすし」
    行かない!乗らない!大声を出す!すぐに逃げる!知らせる!と、、、、
    大事なことである。
    子どもたちにしても、市民のみんなは、警官を信用し、安心を得ているのだ。

    しかし、今日のニュースで、不本意な捜査を装って、高齢者から300万円を窃盗した貝塚の署員を逮捕!と、報道されていたのだが、、、、
    厳しい訓練を受けてきたのだろうに、、、、

    この本のような、警察学校卒業の時の風間教官が、居れば、こんな事も起きないのでは、、、、なんて、小説に感化されている自分が居た。

全170件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

1969年山形県生まれ。筑波大学第一学群社会学類卒業。2003年「真夏の車」で小説推理新人賞を受賞し、05年『陽だまりの偽り』でデビュー。08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。13年刊行の『教場』は「週刊文春ミステリーベスト10」の1位、「本屋大賞」6位などベストセラーとなった。他の著書に『線の波紋』『波形の声』『群青のタンデム』がある。

「2022年 『殺人者の白い檻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

長岡弘樹の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×