大沼ワルツ

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著者 : 谷村志穂
  • 小学館 (2016年7月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093864480

大沼ワルツの感想・レビュー・書評

  • 三兄弟と三姉妹がそれぞれ結婚、そんな上手い話はないない。なんて思ったらなんと実話に基づいた小説だという。これはびっくりでした。
    谷村さんの小説にはなんていうかしっとりとした情緒が前面に出て来るイメージがあったのですが、これは今までにないからりとした明るさがあってとても読後感の良い一冊でした。
    北海道で育った兄弟の力強さに、山梨の姉妹の明るい我慢強さが加わり最強の一族が出来上がっていく、その過程が北の大地への憧れをそそります。
    心や身体が弱っているとき、身の内から生命力を引っ張り出したいとき、そんな時にきっと力になる小説だと思いました。

  • 3兄弟と3姉妹が結婚。
    北海道の大家族。
    家族愛。商売。
    ちょっと昔な時代背景もよかった。

    一気に読んだ。

  • 北海道の僻地に嫁いだ三姉妹の
    長女
    そこの姑に気に入られ
    次女も三女も
    旦那の兄弟に嫁いでくる。
    三姉妹
    三兄弟の生き方が真っ直ぐに
    書かれていた

  • 北海道のひーふーみー三兄弟のところに、山梨のいーろーは三姉妹が嫁いだ、倉島家の家族の歴史。昭和初期でもこういうケースって珍しいんでしょうねえ、きっと。台風の直撃に見舞われたり実家が洪水の被害にあったりというのはあったけど、それほど波瀾万丈という訳でもなく少し物足りなかったかな。昔は簡単に結婚を決めたんだな(今でも電撃結婚する人はいるけど)とか、お姑さんができた人で、みんな仲良く暮らせて良かったねと、至って平凡な感想しか抱けませんでした。

  • 北海道の話なので すんなり入り込めた。ほっこりいい話だった。面白くて一気に読んだ。
    この人の本は初めて読んだけど もっと読んでみたいと思った。これ 実話に基づいてるんですね?知らなかった。他の方のレビューみて 初めて知った。

  • そんなこと…と思いながら読んでいましたが、実話を元にしているんですね。
    良かったです。

  • 3姉妹と3兄弟と大家族と自然の話。去年訪れた大沼が舞台。
    戦後から始まって、きっと2000年代前半ぐらいまでの家族が描かれていて、その時その時の生活や仕事のことは興味深かった。
    「イクサンダー」って、去年お世話になったカヌーのところ。偶然、ではなさそうなんだけどなぁ。
    2016/12/22読了 2016年の73冊目

  • 山梨の3姉妹が北海道の3兄弟に嫁ぎ、戦後を協力しあって生き抜くというお話。そんな結婚があるわけないと思っていたら、実話に基づいたお話だと知りびっくり。まさに事実は小説よりも奇なり。読後が爽やかな家族のお話だった。

  • 四国から北海道に嫁いだ姑の那須子さんが好き。自分はできなかった里帰りをお嫁さんたちには気持よくやらせてあげる。自分のことを人のことに置き換えて考えるというのは大切よね。
    自分がしてもらって嬉しいことは、他人も同じように嬉しいことだもの。
    そんな思いやりのある那須子さんだけれど、自分の気持ちを抑えつけ我慢しているのではなく、気になることがあれば急にプイッと出かけて行ってしまう行動力のある人。
    このお母さん男前なんだな。
    自分の人生に後悔はなかったと思う。

  • この人が描く北海道の物語はすごく好き。いずれも、大地に根を下ろし、たくましく生きていく女性を描いている。そして、地元愛に溢れている。おおらかな北海道そのものみたいな、心が広がって、深呼吸できるような、気持ちになるから。一気に読みました。

  • 時代は戦後。東京で働いていた山梨出身の長姉が長兄に嫁ぐことから始まる。

    開拓地である北海道へと渡った長姉は、夫やその弟たちと姑に大層可愛がられ、彼女の努力に感謝した姑は次男・三男の嫁に彼女の妹たちを望む。
    兄弟姉妹夫婦、そして次の世代へ。

  • 予約済み:品川区図書館

  • 15歳で香川から北海道の大沼に嫁いだ那須子。その息子達、秀雄、文雄、満男(ひいふうみい)のもとにに嫁いだ3人姉妹、以久子、朗子、ハナ江(いろは)の話。
    嫁ぎ先での様々なことは、姉妹なら、こんな風に解決できたりするのかな?そうなら、大変なこともあるけど、うらやましい生活だなと感じた。
    兄弟3人も、姉妹3人も、性格が違い、ちゃんと収まるところに収まり、その6人を姑の那須子がうまくまとめている。

  • これが実話を元にした話というのには驚いた。
    三兄弟三姉妹が北海道の大沼で本当にみんな順番に結婚して大家族になって、
    それぞれの家族で一生懸命に戦後の日本を生き抜いた人生。
    世界から見たら1つの北海道に住んでいたちっぽけな家族の話かもしれないけど、読み終わればなんだか壮大な歴史の1つを見た読了感だった。

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大沼ワルツの作品紹介

北海道絶景の地の実話も元にした奇跡の物語

大沼は、明治時代、手つかずの美しい自然に魅せられた開拓民が入った地。香川県から移り住んだ、倉島家に育った三兄弟の長男・秀雄は、第二次世界大戦中、東京で溶接学校に通っていた。秀雄は、よく行く寿司屋で、山梨から住み込みで働きにきていた、坂田家の長女・以久子と出会う。恋に落ちて結婚した二人は、大沼に戻って暮らし始める。そして、長男長女に続き、どうしたことか、次男には次女が、三男には三女が、順に嫁いでいくことになる。三夫婦は、様々な困難に見舞われながらも、この地に新風を注ぎ込んでいく……。
北海道を舞台に数々の小説を発表してきた著者が、5年の歳月をかけて紡ぎ上げた、実話を元にした渾身の作品。

大沼ワルツはこんな本です

大沼ワルツのKindle版

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