夜行

  • 2643人登録
  • 3.43評価
    • (109)
    • (271)
    • (332)
    • (95)
    • (20)
  • 372レビュー
著者 : 森見登美彦
  • 小学館 (2016年10月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093864565

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

夜行の感想・レビュー・書評

  • 図書館より。

    読み始めたらガッツリ一気読み。
    恐い!けど面白い。
    多分初読みの作者さんだと思うけど、すんなり読了。
    ミステリーとか、ホラーとか、裏表の世界とか?ぶっ飛ばして面白かったです。
    でも、好みじゃないと思う(ごめんなさい)。

  • 2016年下半期直木賞候補作品。
    かつて、英会話スクールの仲間で鞍馬の火祭りを見物に出かけた際、そのうちの一人が失踪してしまう。その後彼女の姿を見た者がいないまま、10年後に再度集まることに。そこで皆は不思議な体験を語るが・・・
    ホラー、ファンタジーと余り得意な分野ではなかったせいか、残念ながら下馬評ほど面白いとは感じなかった。

  • なんとも不思議な物語だった。短編五作でそれぞれ別々の物語としてとらえることもできるが、まとまってひとつの物語となっているともいえる。どの作品も夜の闇とその中に潜む不安感、恐ろしさ等を感じさせる作品だ。また尾道、奥飛騨、鞍馬等歴史がありその歴史を今も感じられる街が舞台になっており、時間を超えたミステリアスな雰囲気を醸し出している。ストーリーを理論立てて理解しようとするのではなく、著者の文章を味わい、読者自身が物語の中に溶け込んでいくことで理解出来る作品なのかもしれない。

  • 永遠の夜と、ただ一度きりの朝。
    連作絵画「夜行」から繋がって反転してまた還ってゆく。
    不可思議な旅路。
    消えてしまった長谷川さん。
    夜はとてもおそろしくて、寂しくて、なのに朝がこんなにも温かくて切ないなんて。
    なんだかとても心細くなってしまったので、モリミーの阿呆全開ワールドな新作が早く読みたい。

  • 明けない夜はない なんてよく言うけど、明けない夜もあるのかもしれない。旅先での夜がとても神秘的に感じたことがあることを思い出した。みんな夜の中を生きていて、昼のにぎわいや温かさは夢なのかもしれない。現世は夢、ゆめこそまこと、の乱歩作品や夢十夜を思わせる。とってもおもしろかった。朝の光を見る目が変わるだろう。ああ!旅に出たい!!

  • 怖くないし―、面白くもないし―、森見サンやっぱり合わないのかも~?( ̄▽ ̄;)

  • 森見登美彦が俺が渡米中に新刊出してるのに気づかなかったシリーズ第1段

    久しぶりに自堕落な腐れ大学生が出てこない本格ミステリーというかSF的な小説であったが、こーいうのもちゃんと書けるのが彼のすごいところ。舞台は相変わらず京都が中心だったが。

    各章非常に面白かったが最後の結末がやや不完全燃焼気味というかもう少し深く書いてほしかった。それまでが面白すぎた分オチとしてはほんの少しだけ残念。

    森見登美彦としては珍しく☆4つだが限りなく☆5つに近い☆4つということで。

    彼は公務員時代に書いた作品のほうが実は作家として独立してからよりも面白かった印象であったが今回のはなかなかおもしろかった(小並感)

  • 「夜行」と「曙光」。

    影と光。

    ある画家が描いた一連の絵によって表裏二つの世界ができ、どちらか一方に取り込まれる者が生じる。

    絵に描かれた家にある境界は不安定で、時々誘われるように踏み越える者がいるが、戻って来るらしい。

    作中の謎は謎として残る。

    すべては別の世界でのこと。

  • 少し怖くてぞくぞくしたけれど、とても面白かった!京都が舞台じゃないとなんかしっかりしてる森見さん。久々のめり込んだ読書だった。「夜行」「曙光」表裏一体の世界。どっちにも「私」はいるけれど、全然違う人生を歩んでいるんだ。これは今までに出会ったことのない視点だ。人生違うなら行ったり来たりしてみたい。どちらかというと「夜行」の世界の方が好みかな。夜行列車も好きだしなあ。青森の五能線、ストーブ列車、飯田線など鉄男と鉄子が唸るチョイスもなかなか。五能線はいい。また乗りたい。私を「夜行」の世界へ運んでおくれよ。鉄道。

  • もっとぶっ飛んだのを想像していたが、センチメンタルなファンタジーだった。

  • それぞれの話はよかったけど、絵に絡む部分はピンとこなかったのでもやもやが残った。

  • 不気味、不思議、と言うよりかはどこか幻想的な読後感。
    これはホラーになるのかな。
    「鞍馬の火祭」のあと、忽然と姿を消してしまった長谷川さん。
    そのときの英会話スクールの仲間たちが、十年を経てまた集まった。
    長谷川さんはどこへ消えたのか?
    仲間たちがそれぞれの旅先で目にした「夜行」という銅版画と、そのときの奇妙な体験。
    それらがこの失踪に大きく関係していたことがまるで百物語のように明かされていく。
    第一夜から第四夜までは、背筋がぞくりとするようは純粋なホラーとして楽しめました。
    最終夜はそこまでの世界がひっくりかわるような衝撃的展開。
    「夜行」の世界と、「曙光」の世界。永遠の夜と、ただ一度きりの朝。
    二つの世界がぐるぐるとめぐり、結局今どちらの世界にいるのか、生きているのか死んでいるのか、すっかりわからなくってしまうような怖さを感じました。
    最後まで謎は解かれぬまま。
    世界はつねに夜なのよ、という言葉にとても余韻をひかれました。

  • 久々に読む森見ワールド、「夜は短し・・・」の妄想世界が、別の形となってこの作品に現れている。岸田道生の描いた「夜行」の世界にいた中心人物大塚が知らないうちにもう一つの世界「曙光」の世界にまぎれ込み、行方不明と思っていた長谷川さんがいる世界では大塚が行方不明になっていると言ううパラレルワールドとも思える不思議な世界に、単純にSFとも言えない森見登美彦の不条理ワールドに誘われる。

  • メビウスの輪のように
    一度夜の世界にはいったら
    永遠に終わらない 
    夜をたどっているのではないか
    という疑問が恐ろしいです

  • 最終夜で全てが繋がり、一応のオチが付く。ハッピーエンドでは無いが、読後感は悪くなかった。

  • この話は森見作品の中では「きつねのはなし」などと同じような分類になるのかな、と思う。でも正直「きつね」がそこまで好みではなかった私も、この作品はとても楽しめた。真相がどうとかいうことよりも、雰囲気をじっくりと楽しめるいい作品だ。専業になって作品に深みが出た気がする。

  • ジャンルとしては、ホラーに当たるのだろうか。
    我々のすぐ側にありながら、迷宮のように全てを飲み込んでしまう深い「夜の闇」を、幻想的に描く。
    ただゾッとするだけでなく、どこか懐かしい感じもする不思議な読み心地。

  • 37P読んだ。不思議さがにじみ出て来た、いいぞ!

    読み終えた〜。いい感じで、気持ちが引きずっられてます。

  • 宣伝は大きくされているが、いままでの作品よりも手が込んでいないというか、緻密さが足りないというか。。。森見ファンは納得しないのではないだろうか?絵を基軸としたパラレルワールドでした。というお話だけじゃちょっと。森見さんには、もっと高いものが求められている気がいたします。

  • 不思議な物語だった。
    書いてもらえるなら「曙光」バージョンも読んでみたい

  • この前行ったばかりの尾道での話から始まる
    ひとつひとつの話が、ちょっとぞくっとするんだけど
    そして、よく理解できない気持ちにもなるんだけど
    やめられない、気になる、不思議な世界に足がズブズブと沈む感じ
    そして、最後に、あまりにも意外な結末に驚いた
    不思議な小説で、わたしは好きだったな

  • なんじゃこりゃ? 俺にはあかんタイプの森見作品でした。これまでに挫折した森見作品は6冊目、もう少し大人になったらもう一度チャレンジしてみます(笑

  • 10年前の火祭りの日にいなくなった仲間。
    それからの10年、それぞれの人生に起こった不思議な出来事とそれぞれが出会う「夜行」という連作絵画…あぁ、もうこの設定だけでもどきどきわくわくしちゃうじゃないか。
    あの日、誰に何が起こったのか。多分、ここに書かれてはいないけど、それぞれにとって別の10年が流れているのだろう。それぞれの世界でそれぞれの不在と再会。
    何がどうなっているのか、何もわからないまま終わる、この感じ。好きだ。

  • んー、雰囲気はいいし読んでいて気持ちいいのだけど、ちょっと話がよく理解できない。最後にいろんな疑問がすっきりするかと思ったけど、最後までよくわからなかった。。

全372件中 1 - 25件を表示

夜行に関連する談話室の質問

夜行に関連するまとめ

夜行を本棚に登録しているひと

夜行を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

夜行を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

夜行を本棚に「積読」で登録しているひと

夜行の作品紹介

僕らは誰も彼女のことを忘れられなかった。

私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。私たちは全員、岸田道生という画家が描いた「夜行」という絵と出会っていた。
旅の夜の怪談に、青春小説、ファンタジーの要素を織り込んだ最高傑作!
「夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜なのよ」

【編集担当からのおすすめ情報】
春風の花を散らすと見る夢は
さめても胸の騒ぐなりけり
--西行法師

夜行のKindle版

ツイートする