山の精神史: 柳田国男の発生

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093870672

作品紹介・あらすじ

柳田国男による山人論の構想はどのような過程をへて幻想に後退してしまったのか。「民俗学」以前の柳田の発想にこそ、大いなる可能性を求める新しい日本思想史の試み。

感想・レビュー・書評

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  • 今まで人生で読んできた中でも10本の指の一つに入るほど酷い本
    最初から終わりまで、冴えない不人気ブログの書きなぐり以下の地面スレスレの超低空飛行が続く

  • 山人・山民・山の人・常民という言葉を通じて、柳田国男の思想の変遷を丁寧に追った一冊。章ごとに折り込まれる紀行と柳田の足取りが重なり合うところもまた楽しい。

    図書館の貸出期限が切れたので、突貫で読んだためあまりきちんと理解できていない所も多いように思えるものの、「これ、本屋で買ったらずっと手元に置いておけるんだよな……」と考えを巡らせてしまったほど。柳田国男の、特に山人を巡る論に興味がある人には是非お薦めしたい一冊です。

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著者プロフィール

1953年、東京生まれ。学習院大学教授。専攻は民俗学・日本文化論。
『岡本太郎の見た日本』でドゥマゴ文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞(評論等部門)受賞。
『異人論序説』『排除の現象学』(ちくま学芸文庫)、『境界の発生』『東北学/忘れられた東北』(講談社学術文庫)、『岡本太郎の見た日本』『象徴天皇という物語』(岩波現代文庫)、『武蔵野をよむ』(岩波新書)、『性食考』『ナウシカ考』(岩波書店)、『民俗知は可能か』(春秋社)など著書多数。

「2023年 『災間に生かされて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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