死なないでいる理由

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著者 : 鷲田清一
  • 小学館 (2002年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093873444

死なないでいる理由の感想・レビュー・書評

  • 学術書でない、哲学。
    生徒の私は、自分にとって大切なことだから、真剣に考えた上での行動だったから、行動理由を先生に話したのに、
    生徒の考えを聞くふりをして、「聞いて、学則からくる明文化されていない具体的詳則について考えてくれる」のではなく、
    「決まりだから」の一言で、教師という「権力だけ」で従わさせられた→学校にいると体調を崩すようになった
    なんて悩みん坊、日本には鷲田先生みたいな大人もいてくれています!

  • すごくしっくり感じられた。

  • ゼミでみんなと読んだ本。読んだ私を問いのループに導いてくれる。答えがないことが生きることだと思う。答えがないから生きている。

  • タイトルに魅かれて、まさに「死なないでいる理由」が知りたくて、
    昔に買っていた本。

    結局、答えは書いていなかった。
    たくさんの問いがただひたすらに投げかけられていたように思う。

    今、読んだことに意味があった。

    前半は★5つ!だった!
    著者の思考が私と同じで、共感かつ、言語化してくれてありがとう!って感じでした。
    後半は同じことが何度も出てきて、残念!!

    この本が書かれてからほぼ10年。
    著者があげている社会問題は何一つ解決することなく、
    深まっているばかりだと思った。

    私もまた、その問題点に共感している訳で、
    じゃあ、私はそこへどんなことができるのか。

    自分も含めて、もっとみんな楽しく生きれたら良いのに。
    そう思うんだ。


    -----------------------


    心に留めたい言葉たち

    「何かが欲しい、という思いをキープするのは、その何かが今の自分にはないという無力感をキープするのは、その何かが今の自分にはないという無力感をキープすることで、それはとても難しい」


    「そして不幸にも、じぶんに固有のものは何か、じぶんにしかないものとは何か……というふうに、所有の根拠への問いをじぶんの内部へと向ければ向けるほど、内部の空虚も膨らんでゆくこともいやというほど知っている。」


    「ひとりのひとがその身体を終生生きるということは、ふつうありえない。」


    「生きているというこが生きていないということより価値がある、在ることは無いことより価値があると言いうる究極の根拠を、希望としてではなく示せるだろうか。」


    「死ぬことがわかっていて、それでも死なないでいる理由とは何か。」


    「幸福への想いというのは、たぶん、不幸の影だ。不幸が幸福の陰りなのではなくて。」


    「足りていないことを足りていないと意識するのはしかし、人間の遂げたひとつの達成なのか、それとも人間が陥ったひとつの悲惨なのか。それは、そのたりなさへのかかわり方、つまりは不幸へのかかわり方で決まる。」


    「走りながらでしか時代に距離を置けないのが、現代という時代だ。」

  • わたし、ほんとにここにいていいの?

  • 文庫も出てるのか…。
    Ⅰ.寂しい時代・・・<所有>と<幸福論>の不在
    Ⅱ.ひととひととのあいだ・・・むすびつき
    Ⅲ.都市の感情・・・窃視の欲求
    Ⅳ.哲学とファッション・・・ブランドをもたないというブランド
    死なないでいる理由、いつか見つけられるのかしら。

  • 哲学の本としては大変易しい部類に入るのでしょうが、
    少し難しかったです。

    著者は「自分は自分のものだからどうしようと自由」という考え方に
    疑問を投げかけます。
    所有権と可処分権(思いのままにしていい権利)のリンクを解除して
    考えよう、からだはそもそも所有される物的対象なのか、などと
    提案していました。

    池田晶子さんの『14歳からの哲学』の後で読むと面白いかもしれません。

  • “視覚中心の文化から、気配とか感じといったテクスチュラルな文化へのシフト(P.212)”<わたし>はわたしを独占し過ぎている。わたしを<わたし>から解いてやる空間がいる。言葉が全てじゃない。

  • 僕に死なないでいる理由なんてあるのだろうか。

  • 題名がいい…。でも哲学的にもしっかりしてるあたりがこのひとらしい。

  • 実生活に即した哲学書。読みやすいですが、同時に色々と考えさせられます。

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