世界音痴

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093873734

感想・レビュー・書評

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  • 又吉さんの本で紹介されていたので手に取った。これを読んで又吉さんと穂村さんは同類だと確信しました。文章の雰囲気とか考え方感じ方がかなり似てる(自分のこと「世界から弾かれてる」って客観的に見てるとことか。他にもたくさんあるけど)

    とにかく中毒性のある文章を書く方です。もっと欲しい!ってページをめくる手が止まらないし、いろいろと面白すぎてその表現覚えときたい!ってなる。あとなんか母性本能をくすぐられる。

    飲み会などの場で、「自然に」振る舞うことができないって又吉さんも書いてたよなぁ。

    ハーブティーはゴミ。

  • 穂村弘さんというひとが、嫌いになれなくなる本だった。

  • 又吉さんの「第2図書係補佐」で紹介されていた本だったと思う。穂村さんのあまりのだめっぷりさにびっくりした。でも所々、自分も同じ感性なところがあって、なんだかんだと楽しく読めた1冊。

  • 「そこ」を拾って文章にするのか。
    わたしはあなたの文章を読むまで「そこ」の存在にすら気付かなかったけれど、確かに確かにある。
    どんな繊細さと、すべてを見つめる目を持っていたらこんな風に書けるのだろう。

    かくあるべき、から離れた事柄をなかったことにしてしまっているのかもしれない。
    ありのままを見つめるためには全てに目を向けなければならない。
    苦しかろう、辛かろう、そして楽しかろう。
    吐き出されたそれらは、わたしを解放する。

  • 君の浦島、僕の獏。土左衛門を大五郎と言っている友人の話で吹いた。穂村さんはコミュ障と言ってるようだが、んなことはないと思う。変人かもしれないがまっことリア充なオジサンなのである。

  • ほんとうは違うんだ日記を読んで、納得いったので、同じ著者のこれも。
    そうそう、こんな気持ちになってしまうのよ、と特に落ち込んでた時に読んだからか、とても共感できました。コンプレックス沢山な著者だけど、歌人故のナイーブな文章で、面白い。
    毎日元気でやる気十分!な人はイマイチかも。

  • 変な人だなあと思いつつ、自分との共通点が多く焦る。

  • さすが穂村ワールド。自分の弱さに嘘がつけない感じが好きです。

  • まさに世界音痴。小心者あるある。いろんな人がいていろんな見方があっていい。

  • 幾つになっても未経験な事は沢山残っている。その未経験に引け目を感じながら、隣の人間がいとも簡単に自由に動き回っている様に感じ、自分の不自由さを嘆く。

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著者プロフィール

穂村 弘(ほむら・ひろし):1962年北海道生まれ。歌人。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌にとどまることなく、エッセイや評論、絵本、翻訳など広く活躍中。著書に『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』、『ラインマーカーズ』、『世界音痴』『もうおうちへかえりましょう』『絶叫委員会』『にょっ記』『野良猫を尊敬した日』『短歌のガチャポン』など多数。2008年、短歌評論集『短歌の友人』で伊藤整文学賞、2017年、エッセイ集『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、2018年、歌集『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞。

「2023年 『彗星交叉点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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