かび

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著者 : 山本甲士
  • 小学館 (2003年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093874373

かびの感想・レビュー・書評

  • 読むのが辛かった。途中で止めたかったが、乗りかかった船だ。結果は見届けたい一心で頑張った。結果、読まなければよかったと後悔。分からないわけじゃない。でもやりすぎ。あまりにもいきすぎで逆に共感出来ない。本当にただのダメな人になっているよ。

  • 夫が脳梗塞で倒れた事から、会社から退職の圧力を受け、それに挑む妻。しかし歯車が狂い…平凡な主婦が狂気に侵され墜ちてゆくさまを描く。ある意味ホラー。

  • 仕事中に脳梗塞で倒れた夫に対しての会社の対応に不満を持った普通の主婦。
    地域大手の企業を相手に戦いを挑むのだが、どんどん好戦的になっていく。

    余りのエスカレートぶりは???

  • どんどん暴走していく感じ。この手のストーリーは結局救われることがないので読んでいてつらい。けど一応最後まで読んでしまった。

  • 大企業に立ち向かう、主婦。
    だんだん暴走する感じが。。恐ろしくって、ついページをめくってしまったなぁ。

  • 頻繁にお邪魔している方のBLOGで紹介されていたので借りてみました。


    とても面白かったです。


    主人公の行動や考え方には頷けるものもとても多かったし


    そこまではと思うこともありましたが、それに近い感情は持ったことがあります。


    人に優しくなれるのは自分が満たされているからなのかもしれない。


    だから些細なことで心がささくれ立っていると人の親切すらも受け入れられないし


    様々なことが負の方向へ走っていってしまうように思う。


    子供に寂しい思いをさせてまで仕事をするのはどうしてもいいと思えない反面


    子供のことで煮詰まっていると折角こんなにしてあげてるのにと恩着せがましく考えてしまう。


    自分のために自分で決めたことなのに。


    そういう状況に生きている自分を客観的に見ることが出来る作品でした。


    子供を通じて付き合いのある場ではどう考えてもおかしいと思いながらも揉めたくないと思う気持ちが優先されて罪悪感を持ちつつも見てみぬ振りをする。


    いろいろなことをストレートに表現出来ずに不満を募らせている日々。





    きっと誰にでもあるんだろうと思うのにこうして文字になってみると醜いなーと感じてしまう。


    私は今どんな顔をして生きているのだろう?そんなことまで考えてしまった。


    そしてこれからは少しでも前向きで笑顔の多い時間を過ごせるようにしたいと切実に感じました。

  • ごく普通の専業主婦・伊崎友希江は幼稚園児を持つ一女の母。
    幼稚園の母親同士の人間関係をめぐっては苛立ち、姑との会話をめぐっては苛立ち・・・。
    表面上は取り繕っていくのだが、やがて、我慢していた苛立ちが彼女の心を蝕んでいく。

    そんなある日、夫が仕事中、脳梗塞で倒れて入院する。
    夫は大手企業ヤサカの研究所に勤めており、平均睡眠時間ほぼ4時間の生活だった。
    見舞いに来た夫の上司は労災申請を踏みとどまるようにと説得する。
    労災申請をすれば裁判になり身心ともにボロボロになる。
    そこで、彼女が思いついた方法は嫌がらせともいえる「復讐」だった。
    「理不尽なことをされたら、やり返してやればいいのだ。そうすればストレスはたまらない。気分もすっきりする。今まで自分は、無駄な我慢を続けすぎていた。ヤサカにだって、やり返してやれ。どんなことでもいいではないか。相手が嫌がるのなら。誰がやったか判らないようにすればいいのだ。」

    誰もが心にあるだろう言い知れぬ不満、不条理と思うことが、あることをきっかけに爆発する、という怖さはある。
    会話文の大阪弁がよい。

  • 小説家への指南本『君だけの物語』の作者の作品。

    過労で倒れた夫を辞めさせようとする会社と闘う妻の動き。だんだんエスカレートしていくさまが恐いようだった。
    濃くてえぐみがある作風だ。

    本人さえ気づかない辺りまで問うている心理の掘り下げが秀逸。


    作成日時 2007年10月14日 07:09

  • 主婦・友希江(大阪府八阪市在住・35歳)、病床の夫の左遷を謀る企業への復讐!
    もう我慢はしない。夫にも、会社にも、法にも頼らない。今までの鬱憤をひとつ
    残らず晴らしてやる!!負けるものか、負けてたまるか。これくらいのことで、誰が―。
    主婦たったひとりで大企業と全面戦争突入。

  • すごい小説でした。

    なんと、一介の家庭の主婦が大企業相手に戦いを挑むというもの!



    勤務中に倒れた夫。

    当然、労災の適用になるものを、会社は申請を取り下げるように言ってくる。

    そして会社はかばうどころか、理不尽な異動をさせリストラしようとするのだ。

    家族を守るために、普通の専業主婦があの手この手で、巨大企業に立ち向かう。

    あの手この手といっても、普通のやり方では太刀打ちできるわけがない。

    公文書偽造、ピッキング、社長の娘への悪質な嫌がらせ・・・等々。



    「かび」というタイトル・・・

    これは、主人公の主婦の中に芽生えた復讐の感情が、カビのように繁殖して止めることができなくなったさまをあらわしている。

    そして最後には、そのイライラの歯止めがきかなくなり、彼女を狂わせてしまう・・・。

    壮絶な結末でした。



    ここまでの話ではないとしても、働けなくなった(亡くなられた)夫の無念を晴らすために、家族が企業相手に訴訟を起こしているケースなんていうのも、実際にあるかもしれない。



    テレビドラマ化されたら、誰が演じるのがあっているか考えてみた。

    30代半ばの主婦役か・・・

    キレ役とすれば杉田かおるとか、松下由紀なんかもいいかな。

    青木さやかの初主演なんてのもいいかも(笑)

  • 物事を我慢して生きていた人が、ついにキレテしまい、目的を見失って大暴走する様は中々面白かったですよ。

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かびの作品紹介

主婦・友希江(大阪府八阪市在住・35歳)、病床の夫の左遷を謀る企業への復讐!もう我慢はしない。夫にも、会社にも、法にも頼らない。今までの鬱憤をひとつ残らず晴らしてやる!!負けるものか、負けてたまるか。これくらいのことで、誰が-。主婦たったひとりで大企業と全面戦争突入。

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