ラインマーカーズ: The Best Of Homura Hiroshi

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093874496

感想・レビュー・書評

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  • 音楽的で日常的なのんびりした短歌の本。

  • 思いがけず出会った本。なんじゃこりゃって!ポップ歌人?たしかに!この人やばい。笑った歌は以下の通りです。



    「眠ってた? ゴメンネあのさ手で林檎搾るプロレスラー誰だっけ?」

    はんだごてまにあとなった恋人のくちにおしこむ春の野いちご

    本当のおかっぱにって何回も云ったのに、意気地なしの床屋め

    口の中にゴキブリが入ってこないようにマスクをして眠ります

    似合わないところが見たい、ほんとうに似合わないねえって云いたいの

    「美」が虫にみえるのことをユミちゃんとミナコの前でいってはだめね

    お客様のなかにウエイトレスはいませんか。って非常事態宣言

  • 雑誌でこの方の歌を読んだとき
    え、なんでこんなにカッコいいの?と。
    短歌のイメージががらりと変わりました。

    一首ごとに想像力をかきたてられて
    読んでいる短い時間が濃密になって
    とても得をした気分になります。

  • 穂村さんの作品には、どうやって出会ったのか?
    忘れた自分にビックリするけど。
    エッセイ、歌集と読んできて大好きな一冊。

    パラパラと読み返すたびに、はっとさせられたり、にやりとしたり、甘やかな気持ちにさせられる。

  • 手紙魔マミの連作が収録された歌集。

    http://www.horizon-t.net/?p=1162

  • ずっとほしかった。

    「手紙魔まみ」は無論だけど、
    「ラブ・ハイウェイ」も設定があって作られている連作なのかなあという感じ。
    でもやっぱり前半かなあ。
    見たかったのはこれだ! という。

    ブーフーウーのウーじゃないかな、とか
    がんこな汚れにザブがあるから、とか
    固有名詞出てくるやつ、好きなんだよなあ。

  • 装丁がすき。

    短歌を何度と読み返しながら、じっくり少しずつ読んでいきたい本。

  • 恋愛短歌集。世界をこんな風に見ることができたら素敵だと思う一方、それはきっとすごく怖いのだろうと思う。書き下ろしと散文(?)も入っていて、穂村弘の歌集は初めてだけれど雰囲気がわかった。

  • きゅん!

    身近なところにある感性がすき。


    おとこのひと、という感じがしてどきどきする。
    シンジケートがすき。


    装丁が良いなぁ。

  • 攻撃的でポップだった。

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著者プロフィール

穂村 弘(ほむら・ひろし):1962年北海道生まれ。歌人。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌にとどまることなく、エッセイや評論、絵本、翻訳など広く活躍中。著書に『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』、『ラインマーカーズ』、『世界音痴』『もうおうちへかえりましょう』『絶叫委員会』『にょっ記』『野良猫を尊敬した日』『短歌のガチャポン』など多数。2008年、短歌評論集『短歌の友人』で伊藤整文学賞、2017年、エッセイ集『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、2018年、歌集『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞。

「2023年 『彗星交叉点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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