ラインマーカーズ: The Best Of Homura Hiroshi
- 小学館 (2003年5月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093874496
感想・レビュー・書評
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音楽的で日常的なのんびりした短歌の本。
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思いがけず出会った本。なんじゃこりゃって!ポップ歌人?たしかに!この人やばい。笑った歌は以下の通りです。
「眠ってた? ゴメンネあのさ手で林檎搾るプロレスラー誰だっけ?」
はんだごてまにあとなった恋人のくちにおしこむ春の野いちご
本当のおかっぱにって何回も云ったのに、意気地なしの床屋め
口の中にゴキブリが入ってこないようにマスクをして眠ります
似合わないところが見たい、ほんとうに似合わないねえって云いたいの
「美」が虫にみえるのことをユミちゃんとミナコの前でいってはだめね
お客様のなかにウエイトレスはいませんか。って非常事態宣言 -
雑誌でこの方の歌を読んだとき
え、なんでこんなにカッコいいの?と。
短歌のイメージががらりと変わりました。
一首ごとに想像力をかきたてられて
読んでいる短い時間が濃密になって
とても得をした気分になります。 -
穂村さんの作品には、どうやって出会ったのか?
忘れた自分にビックリするけど。
エッセイ、歌集と読んできて大好きな一冊。
パラパラと読み返すたびに、はっとさせられたり、にやりとしたり、甘やかな気持ちにさせられる。 -
ずっとほしかった。
「手紙魔まみ」は無論だけど、
「ラブ・ハイウェイ」も設定があって作られている連作なのかなあという感じ。
でもやっぱり前半かなあ。
見たかったのはこれだ! という。
ブーフーウーのウーじゃないかな、とか
がんこな汚れにザブがあるから、とか
固有名詞出てくるやつ、好きなんだよなあ。 -
装丁がすき。
短歌を何度と読み返しながら、じっくり少しずつ読んでいきたい本。 -
恋愛短歌集。世界をこんな風に見ることができたら素敵だと思う一方、それはきっとすごく怖いのだろうと思う。書き下ろしと散文(?)も入っていて、穂村弘の歌集は初めてだけれど雰囲気がわかった。
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きゅん!
身近なところにある感性がすき。
おとこのひと、という感じがしてどきどきする。
シンジケートがすき。
装丁が良いなぁ。 -
攻撃的でポップだった。