ラインマーカーズ: The Best Of Homura Hiroshi

著者 : 穂村弘

• 小学館 (2003年5月21日発売)

感想・レビュー・書評

[いとのこさんの感想 · 2008年5月15日]

穂村弘を手軽に知るにはちょうどいい本だと思う。ありそうでない現実感。瞬間の捉え方にキレがあるし、美しい。

[ことみさんの感想 · 2008年5月7日]

毎日の「ふっ」とした瞬間の
何気ないことを　面白おかしく集めている

そんな価値観や　見方もあるんだと思う

詩集

[jorunomoriさんの感想 · 2008年4月21日]

ことばの選び方が天才的に美しいです。

短歌は言語という左脳分野を用いた右脳的ワークだと感じた一冊。

手紙てまみの作品は多作でもでているので、今回べっこでもよかったかな。

[きたきつね。さんの感想 · 2008年1月26日]

現代語を使った短歌の面白い部分が全部入ってる。時々意味不明だけど時々めちゃくちゃきゅんとする。

[ぽんたんさんの感想 · 2007年10月27日]

穂村弘の「ベスト盤」。短歌って「教科書の中の勉強題材」ってのが僕の中の短歌の位置づけだったんですが、短歌っていいねっと気付かせてくれた一冊です。

[こいけさんの感想 · 2007年6月29日]

時々短歌の意味がわかるとうれしい。

[festさんの感想 · 2007年6月13日]

孤独と戦っているマシュマロ。穂村弘の文字の並びを見て、夕日ばかり差し込む部屋に置き去りにされた柔らかいものを想像した。優しく、優雅でない自然な文章をそのまま流したような短歌集。「試合開始のコール忘れて審判は風の匂いにめをとじたまま」

[快晴さんの感想 · 2007年6月4日]

現代を代表する歌人の２００３年時点でのアンソロジー。あまりにも芳醇な言葉達とイマジネーション、とかそういう表現で片付けちゃいけんな。

[ゆらさんの感想 · 2007年3月31日]

１人の人間から、こんなに沢山の言葉が出てくるなんて。小さい頃買ってもらったラインマーカーの束みたい。

[華夜さんの感想 · 2007年3月14日]

甘くて痛い。どこかこわくなるような愛のうた。「終バスに二人は眠る紫の＜降りますランプ＞に取り囲まれて 」が一番好き。

著者プロフィール

穂村 弘（ほむら・ひろし）：1962年北海道生まれ。歌人。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌にとどまることなく、エッセイや評論、絵本、翻訳など広く活躍中。著書に『手紙魔まみ、夏の引越し（ウサギ連れ）』、『ラインマーカーズ』、『世界音痴』『もうおうちへかえりましょう』『絶叫委員会』『にょっ記』『野良猫を尊敬した日』『短歌のガチャポン』など多数。2008年、短歌評論集『短歌の友人』で伊藤整文学賞、2017年、エッセイ集『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、2018年、歌集『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞。

「2023年 『彗星交叉点』 で使われていた紹介文から引用しています。」