スペインの宇宙食

著者 :
  • 小学館
3.61
  • (44)
  • (29)
  • (99)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 335
感想 : 39
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093874656

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 菊地成孔の入門にぴったり。
    入門しなくてもいいと思う。

  • 読んで幸せになる嘘だらけの本。頭痛薬のようにそばに置いておきたい。

  • 日本で屈指のグルメな美文家ミュージシャン、菊地成孔さんの初エッセイ集。

    人生は官能と甘美というエッセンスが仕上げる悲しくも美しい一時の連なり、どこを読んでも芳しく濃艶なデギュスタシオンを召し上がれ。

  • 巷でサブカルが嫌われるのは所詮お子様向け、現実逃避型のスタイルが多いからなのか。特に日々の現実と厳しく向かい合う方々にはヌルいんでしょう。
    だからこそ自分にはハマるのかと思いつつ、この過剰な情報量と饒舌さがヒジョーに心地よい。非凡な人。サイコーです。

  • ものすごくドライブ感があって、すごく好きです、この本。読んでると、なんか異様にハイになってきます。大きな人より、小さな人が強かった話しとか、料理に関する記述のところとかが、かなりもりあがります。

  • 最近読んだ(といってもあんまり読めていないんだけれど)ものの中ではいちばんよかった。文章がきたなきれいで。料理の話、バンドの話、映画の話、音楽の話、神経症の話、人々の話。多くの人からいいとはきいていたけれど、やっとよんだらやっぱりよかった。いい意味で中年になりきれないダメな中年っぽさと、長くて過剰に詩的なのだけれどこんがらがらない文章が。クイックジャパンのフェティシズム特集で読んだときにいい文章だなあと思った記事が採録されていて、やはり良かった。水中セックスというか、溺れる寸前の状態へのフェティシズムを書いたもの。水中の苦しさと美しさ、はかなさ、死への近さ、濡れること、息苦しくなることにより際立つ生命がとてもきれいに思えた。

  • 何度も読み返している。どこを読んでも面白い。

  • かっっっっっこいい。以上。

  • コレでイきました。もう帰れません。

  • もう2年ぐらい何度も読んでる。パリの空港で「おそらくエイズは関係ない」のくだりを読み強烈なトリップ感を味わう。もっとも陶酔できる文体。エレガント。

著者プロフィール

ジャズ・ミュージシャン/文筆業。

「2016年 『ロバート・グラスパーをきっかけに考える、“今ジャズ”の構造分析と批評(への批評)とディスクガイド(仮』 で使われていた紹介文から引用しています。」

菊地成孔の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×