ウォールデン 森の生活

  • 小学館
3.71
  • (26)
  • (14)
  • (28)
  • (4)
  • (4)
本棚登録 : 384
感想 : 35
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (435ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093874953

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • こういうものに心から憧れるように、なってしまった。

  • ◆きっかけ
    『星野道夫著作集5』(p223 単行本未収録作品 ソローの森を訪ねて)で星野さんが学生時代に岩波の文庫版で読んだとあって。2016/10/5

  • ヘンリーDソローの森の生活哲学書。

  • 「足並みのあわぬ人を咎めるな。彼はあなたの聴いているのとは別のもっと見事な太鼓に足並みを合わせているのかもしれないのだ」

    ふと目にしたこの一文に心打たれたので、読んでみたいと思った。

    どんな生活を経験して湧き上がってきた言葉なのかと。

    まだ本書は読んでいないけれど、足並み〜の言葉は、私の一生の指針に据えようと決めました。

  • 哲学者というよりも、豊富な古典知識を存分に活かして森で思索にいそしんだ詩人。本の構成すら交響曲みたいだし、忌み嫌われている蚊や屍に涌く嫌な虫までも、生き生きとみずみずしく描かれていて、詩人ソローの観察力と、表現力に感銘しました。四季の移ろいや、森の動植物の生き生きとした活力、湖の神秘的な美しさ、それらを誰よりも堪能して表現できる才能が羨ましい。本書の優れた翻訳、レイアウト、平易な言葉の裏に潜む奥の深い意味まで説明してくれた傑出した註書きもこの本の価値を大いに高めている。「森の生活」の決定版です。

  • 学校の課題で嫌々読んだが、散々な本だった。
    仕事したくない人が森に閉じこもって悠々自適に生きて、自分らしさとは何かを思慮した古典的ニートノンフィクション本と言えよう。

    湖がどうしたとか森は素晴らしい、都会で生きるのは馬鹿馬鹿しいとシビリゼーションを極端に忌み嫌い、カントリーライフを謳歌するってさあ(怒)

    ソローがこんなクズ人間だとは思わなかった。
    そのくせ何年か経ったら森の生活をやめてるし(笑)

    森での生活とは違うライフも僕にはあるんじゃないかと思い、フォレストライフにピリオドを打ったって・・・・・・・・・・・・


    森を馬鹿にしてんのか!?!?!?

    死ね!ソロー!

  • すごいな、が率直な感想。

    分厚いページをめくらずにはいられない。

    脚注もあるので、非常にわかりやすい。

    もちろん、当時の歴史や古典の知識があれば、なおいっそう
    楽しく読めると思います。

  • 27歳で森に移り住み、その経験から学んだすべてを記した本…には、
    とっくに、忘れかけていた事や、見失いかけてた何かを取り戻せた様な気持ちになれた。

    >ほとんどの人が絶望のなか、静かに暮らしている…

    ソローが当時から人々の暮らしをそんな風に感じ、
    背負わなければいけない、またしがみついているとも言える財産、地位、名誉、それが一体、いくばくのものか?

    私が住む森の家には鍵をかけた事がない。

    それは、人が奪いたくなるような、それらのものを一切おいていないからだ。

    私は何も持たぬものだが、それでも、心穏やかに暮らしていける。

    人が生きていく為に本当に必要とされる最低限必要な物資の量は、森で暮らして、知った。
    一年のうち、ほんの少し(すみません。どこのページに記してあったか、記憶が飛びました。)稼ぐだけで生活に不自由さは感じられなかった。

    そうすれば、囚われていない時間は

    書物を読んだり、自分の好きな事を時間など気にせずゆっくりと楽しめる。

    持たない、奪われるものが無い、それが安心につながる…

    相当分厚い本なので、飛ばし読みした中、で一番心に残った思想がそこであった。

    もう少し読み込んでいこうと思います。

  • 動植物への愛慕と自然へのノスタルジーの回帰衝動を巻き起こし、
    こと細かい描写は我々を楽しませ人間機械社会に嫌悪を生み出す作品。
    人間はどこで生活するのか正しいのだろうか、と問いただした思想と、
    都市と文明から疎外された一人の詩人の二年少し過ごしたクロニクルは、
    清冽なる水の流れと淡く澄んだ蒼穹に似ている。

  • 読み終わったというか、読むのがしんどい。
    ゆっくりできる時に読む本?

全35件中 11 - 20件を表示

ヘンリー・D.ソローの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村上 春樹
フランツ・カフカ
ジェームズ アレ...
レイチェル・L....
ジェームス W....
デールカーネギ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×