- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093875004
感想・レビュー・書評
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サバイバルを生き抜いてきた人の話で、今まで会ったことのないタイプだったので、新鮮だった。今後使うことになるか分からないが、サバイバル術で蛇やウサギの食べ方や、洞窟での住居の作り方は具体的で参考になった。
今の時代では考えられないような親の虐待や、一生家に戻らない家出を強いられるほどの虐待の辛さは想像できないほど強烈だった。自殺を試みる描写も書かれていたが、社会復帰をすることが出来て良かったと思った。
家が無くて、一文無しの状況からでも生きていくことは出来るという人間力の強さを知ることが出来たとともに、教育や教養が無いと、社会で生きていくには難しい事と知らずに犯罪をしてう危険性があることを学べた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
両親からの虐待がいやで小学校のときに家出してから十数年間山で暮らした男の実話。
「孤独」がこんなにも身近に感じられるのは、実体験を伴っているからだと思う。
本の文体は、口語に近い。
きっと、本人にしゃべってもらったのを文字に興したのだろう。
こんな人生を歩む人もいるのかぁ!
ほんと、人間ってどこで人生の道が分かれるのかわからない。
ご本人である一馬さんって、きっとあたたかい、いいひとなんだろうな。
今だと、こういう人が、ひきこもりになっちゃってるのかな。
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両親がどうしておじさんにだけ冷たかったのか、おじさんの思い違いだったのか最後まで分からない。ともあれ、こんな風にも生きていけるのかとびっくりした。とはいえ、国家に見つかったからには納税とかいろいろなことを背負わされてしまうのかとちょっと残念。おじさんの自由な気風と社会がどこまでうまくやっていけるのやら。
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ドラマで見てどうしても原作が気になって図書館で借りてきた本。
こういった事が現実にあり得るとは
びっくりだし、度胸やサバイバルにたけた人なのだと。
悲しい現実を悲観することなく
たくましく生きている加村さんが
すごいなぁとただただ感嘆するばかりです。
ドラマでもこの雰囲気をそのままに表現出来ていたように思う。 -
これが実話なんて、驚いた!
人間が本来持っている生命力の強さとユーモアを感じた。 -
「すごい」のひと言。
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13歳で家出をし43年間もサバイバル生活した著者の自伝。
日本全体が高度経済成長時代でどんどん裕福になる中で、ひたすら1人で暮らしてたというのがびっくりだけれど、実際にはサバイバル生活をしながらも人との交流があり、それがほっこりする。
驚く記述もあるが、泣ける描写もあり、とても楽しめた。 -
実家の近くの大間々出身の人だったとは!両親はこの「洞窟おじさん」の事を知っているだろうか?
気付けば何やらサバイバル物に興味があるり、この本も読んでみる。13歳の時に家が嫌で家出し、山の中で獣を取って食べる生活をし、その後もおじさんになるまで、浮浪者の様な生活をしていた人の話。
こういう生活をしているのに性行為をする機会が何回か有ったということも興味深い。
【学】
傷にはヨモギを乾燥させたのを幹部に塗る
熱冷ましには、ミミズの焼いたのをお湯の中に入れて飲む
蛇の食べ方
寝るときの寝床の作り方
兎、猪の捕り方
狸は臭い -
とにかくすごかった。
人間生きようという気持ちがあれば、どんなサバイバルな状況でも生きていけるんだなあ。 -
一気読み。読書離れしていたので読みやすいノンフィクションから。幼いころ家出して何十年も洞窟や川べりで暮らしたオジさんの実話。ヘビ食べたり富士の樹海の話は怖かった〜〜。。