洞窟オジさん: 荒野の43年

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093875004

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  • 人間とは、社会とは何かを考えさせらる。

  • 両親からの虐待がいやで小学校のときに家出してから十数年間山で暮らした男の実話。
    「孤独」がこんなにも身近に感じられるのは、実体験を伴っているからだと思う。
    本の文体は、口語に近い。
    きっと、本人にしゃべってもらったのを文字に興したのだろう。

    こんな人生を歩む人もいるのかぁ!
    ほんと、人間ってどこで人生の道が分かれるのかわからない。

    ご本人である一馬さんって、きっとあたたかい、いいひとなんだろうな。

    今だと、こういう人が、ひきこもりになっちゃってるのかな。


  • 両親がどうしておじさんにだけ冷たかったのか、おじさんの思い違いだったのか最後まで分からない。ともあれ、こんな風にも生きていけるのかとびっくりした。とはいえ、国家に見つかったからには納税とかいろいろなことを背負わされてしまうのかとちょっと残念。おじさんの自由な気風と社会がどこまでうまくやっていけるのやら。

  • ドラマで見てどうしても原作が気になって図書館で借りてきた本。
    こういった事が現実にあり得るとは
    びっくりだし、度胸やサバイバルにたけた人なのだと。
    悲しい現実を悲観することなく
    たくましく生きている加村さんが
    すごいなぁとただただ感嘆するばかりです。
    ドラマでもこの雰囲気をそのままに表現出来ていたように思う。

  • これが実話なんて、驚いた!
    人間が本来持っている生命力の強さとユーモアを感じた。

  • 読み書き計算もできないまま40年近く山で暮らした男の半生記。
    蛇の食べ方をイラスト付で解説。いずれ極貧になった際には参考にしたい。

  • 家庭の虐待に耐えかね、13歳で家出して、なんと43年間もの単身サバイバル生活。ひたすら命を繋ぐための生活を一人で続けるたくましさには感心。山野の狩猟生活から、川辺のホームレス生活を経て、2003年に自販機の小銭窃盗未遂による逮捕からようやく社会人へ復帰。最後に付録で付いてるサバイバル術(ヘビ、カエル、コウモリ、イノシシ、ウサギ、鳥、魚、昆虫等の捕獲方法と食べ方、山中、川辺の住居の作り方等)はもしもの時は役に立つかもしれないけど、あまりやりたくないねぇ。

  • 興味深い内容だった

  • ヘビのおびき寄せ方がユニーク。犬との別れの場面が泣かせる。バナナがうまそうだ。

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