歌舞伎町のミッドナイト・フットボール: 世界の9年間と、新宿コマ劇場裏の6日間

著者 : 菊地成孔

• 小学館 (2004年7月1日発売)

作品紹介・あらすじ

異能の音楽家が捉えた世界の9年間と、新宿歌舞伎町のホテルで過ごした6日間が交錯する。音楽の、文学の、映画の、セックスの、料理の、言語学の、精神分析の、格闘技の、愛と憎しみと生と死の、憂鬱と官能にまみれたアマルガム。饒舌なトリックスターにしてエレガンとアンニュイの司祭、菊地成孔が贈る、待望の第二エッセイ集。

感想・レビュー・書評

[zawawaismさんの感想 · 2017年10月9日]

2017/10/08

[Aaa**さんの感想 · 2012年3月21日]

前作のスペインの宇宙食のが好き。
この人の言葉選びには感服する。ある意味での中毒性。

[ぺいじさんの感想 · 2012年2月1日]

装丁が美しい。。。それだけで買ってしまったが、中身もすごい、ホテカン（恐らくホテルに缶詰状態）によって書かれたこの本書は日本語のはずなのに通常の言葉遣いからはほど遠いかかれ方をしている。
こういった刺激は嬉しい、氏は言った。知らないことは恥ではなく喜びだと。否、歓びだと。さらに否！悦びですらあると。人間は汚い、生まれついた地及び血を否定できるはずもない。それをさらけ出す著者は自分には素敵に見える。ああ菊地成孔のライブに行きたいぜ。

[すりむさんの感想 · 2011年11月30日]

この本BOOKOFFの105円で見つけちゃったのは心底申し訳ない気分である。「ミスタードーナッツのシュトックハウゼン」は雑誌でも読んだけれどこれは名作だ。ステージで試みられたらしい朗読文、軽薄なしゃべくり調に術語を織り交ぜる技も独壇場だが、時としてなんとはなしに村上春樹の文体の影響があるようにみえるのは思いすごしだろうか。これからも“ラジオのように”楽しく書いていただきたい。

[RedberryAugustさんの感想 · 2011年8月13日]

たしか一ヶ月程度の間に書かれたエッセイ。これほどの短期間で仕上げた本でも密度は相変わらず高く驚く他ないですが、品質は前回の何年間かの総括と全く同じに高い。
歌舞伎町に住む菊地のメンタリティは全く理解も共鳴も出来ませんが、凡人の私はあまりの距離感に感心すること読むことしか出来ないのです。音楽も本も超絶技巧です。

[もりさんの感想 · 2009年11月26日]

2009/11/25購入

[sfさんの感想 · 2009年6月23日]

09/06/23

[ぬこさんの感想 · 2009年4月12日]

ネタバレをなによりも恐れる神経症的AB型の菊地成孔のネタ元がそこここにあふれていてファンにとってはたまらない一冊。
文章も構成も装丁もなんだかjazzy。

[mouri1986さんの感想 · 2008年9月22日]

今の菊地さんの文章とはまた違った雰囲気があるような気がしました。

一度、菊地さんの授業にモグってみたいと考えていますが、12の「肉声」
みたいな授業だったら、ついていけないと思う。。。

[yatoriさんの感想 · 2008年1月24日]

菊地さんの文章の書き方が好き。もはや菊地語というか。中毒だなあ（笑）

著者プロフィール

ジャズ・ミュージシャン／文筆業。

「2016年 『ロバート・グラスパーをきっかけに考える、“今ジャズ”の構造分析と批評（への批評）とディスクガイド（仮』 で使われていた紹介文から引用しています。」