生きて死ぬ智慧

  • 408人登録
  • 3.59評価
    • (48)
    • (40)
    • (109)
    • (7)
    • (3)
  • 76レビュー
著者 : 柳澤桂子
制作 : 堀 文子 
  • 小学館 (2004年9月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093875219

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
リチャード・ドー...
宮部 みゆき
東野 圭吾
有効な右矢印 無効な右矢印

生きて死ぬ智慧の感想・レビュー・書評

  • この本がおもしろいのは般若心経を生命科学者が超訳している事です。
    色即是空で有名なお経であり、宇宙の真理を書き現した言葉である般若心経を、原因不明の難病を患ってきた科学者である著者の視点で書いています。
    とても読みやすくなっているのでお経という硬さも感じず、仏教の真髄に触れる事が出来ます。

  • 何度もこの一冊で
    救われたものです。

    全く遠い存在だった
    超有名なお経が
    本著の解釈のお蔭様で
    イッキに身近に。

    ぱーっと自分を覆う
    薄暗い鬱々とした霧が
    晴れていった瞬間を
    いつになっても
    思い出せる、そういう本。

  •  般若心経に関する本は何冊か読んできたが、生物系の人間から見た理論的な「般若心経」である。

  • この方によって真理を見つけました。悟りは未だ開けてはおりません。

  • わかりやすし

  • ・3/16 読了.美香さんに借りて読んだ.もう一度般若心経暗記してみようかな.何も存在しないから心配はいらない、というのは、存在しないから不安でしょうがないというのの裏返しなんだけどね.

  • 般若心経の心訳バージョン


    繰り返し読んだり体感して、ようやく一部を理解できる世界観かもしれない

  • 是大明呪〜 からが中略されている?
    全てはひとつ、ということを、頭や観念ではなくて、実感で感じることだね。

  • 般若心経の現代語訳。研究者らしい言葉がちりばめられているところが、ちょっと他と違う。

  • 全ては粒子の濃淡と考えてみると、世界が新鮮に感じます。

    いつもとは別の角度から世界を見れる本。

  • 2005年7月30日に初めて読みました。
    いつも身近なところに置いてあります。
    一日に一回、読みたい本です。
    (2013年5月15日)

  • 生命科学者である柳澤桂子による「般若心経」の超訳。柳澤桂子さんの著書全てに共通するのは優しい眼差しのような文章です。
    般若心経の訳本は色々ありますが、この本の特徴としては、やはり科学者ならではの視点があるところだと思いました。
    あとがきで書かれてある釈迦は世の中の真理を直感的に悟っていた。というところはとてもわかりやすくて、ものの見方の一つの基準として大切な部分だと感じた。

  • 般若心経の一訳。何度も繰り返し読み返して意味を自分なりに解釈していきたい。

  • 般若心経の本。著者は生命科学者として将来を嘱望されながらも原因不明の難病に侵され、研究生活を断念し35年以上に及ぶ闘病生活を続けている方。こうした大変な人生だからこそ見えてくるものがあるのでしょうか。般若心経を粒子、宇宙といった現代的な言葉で明快に語っています。

    確かに我々個人個人は分かれているように見えますが、ビッグバンまでたどればひとつだったのでしょう。我々は”個人”といった境界を立てたがりますが、物理的に見ればそんな境界はない。よく我々は、単独で存在する自分、みたいなイメージを持ちますが、実際は単独で存在することはあり得ず、地球、空気、太陽、といったものが存在しなければ個人は成り立たない。といった意味で言えば、孤立した個人、といったイメージは幻想なのでしょうが、なかなかこれが幻想だというのが実感として沸かないところが難しいところだと思います。

  • 生命科学者で長く病を患われた柳澤さんの般若心経の訳。新訳じゃなく、心訳ってところが奥深い。

  • 般若心境ってこんなことが書いてあったのですね。
    詩になってわかりやすい、のが不思議な感覚。
    お経だからか、詩が歌のように聞こえる。

  • 自分と宇宙はつながっていて、ちっぽけな存在である。それを理解できれば迷いがなくても、迷いがない心でいられる・・・もう少しリラックスして生活してみようと思う。

  • 一つの見方として、そうか、そういうことかもしれないな、と感じることはできる。科学的な視点と帯にあったが、原始的に見た無個性とか、物理的な真空に通ずる概念(まさにそれが「空」に含まれるのだろうか)など、なるほどと思う。でも、一元論的な捉え方も含め、やはりこれもこの著者が行った解釈に過ぎない。いや、それは二元論的な思考に陥っているのか。なんだか分からない。
    でも全てに肯けてしまうのがおそろしい。なぜこんなに惹かれるのだろうか。妙な引力を感じる。

  • リービ英雄氏の英訳。

    Kanjizai Bosatu,
    Who freely perceives all things, practicing the perfect wisdom, cast the light of perception on the five elements that compose all worldsand saw that they are all emptiness, and thus overcame all afflictions and disasters, and spoke: O Sharishi, form is none other than emptiness, emptiness is none other than form. Form - it is, in fact, emptiness. Emptiness - it is, in fact, form. To sense, to imagine, to will, to conceive - they too are all like this. Thus, Sharisi, all these are, in character, emptiness.

    観自在菩薩 
    行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空 度一切苦厄 舎利子 
    色不異空 空不異色 空即是空 空即是色 受想行識 亦復如是 舎利子

  • 以前この方の歌集を読んだことがありまして何となく。自分が思っている以上に般若心経は奥深いんだな、と。

  • すごい。この本レビュー数が多いんだな。

    私は大学生時代、3年間、仏教辞典編集の仕事をやっていました。他の宗教思想に比べると、かなりの仏教書を読み込んだ記憶があります。

    その中でも般若心経は短くて、仏教哲学の中でも思索しがいのある「空」について簡潔に述べられていて、入門編としてはとてもいいですよね。

    まず、『日本国憲法』でも感じましたが、小学館の出版編集の質の高さに本書のヒットの秘密があると思います。柳澤さんの文章は書き出しからして、まず、現代人に訴えかけるものがあるし、相当かみ砕かれていて、すいすい読めます。また、堀さんの絵も素晴らしい、の一言に尽きます。

    また、柳澤さんと堀さんの波乱に富んだ人生にも共感を覚えます。

    ただ、☆5つと出来なかったのは、宇宙は粒子に満ちているという解釈が「空」の思想を若干ゆがめているように感じたからです。柳澤さんが科学者を自認されるならば、ここは量子力学における物質の波動性と粒子性の双方から理解をするのが王道でしょう。いわゆる「場」の理論です。「有」でもなく「無」でもない、「空」であるというのは、単に宇宙と私たちが一体という一元論では説明できません。二にして不二という止揚された概念を打ち出すべきではないでしょうか?

    などと書きつつ、随所に柳澤さんの苦労が偲ばれます。どう観念的なものを、生きる糧にするかという熱意を感じます。それでこそ、生きた思想です。しかし、いったん現実から離れる視点から見た後に、もう一度、現実の泥沼の中で、生きていく太さが私は必要だと思います。その意味では、般若心経だけで、仏教が完結してしまうのは惜しい限りです。

    かと言って、他の経典は膨大ですし、このように絵本形式でまとめるなんて無謀です。ただこのままでは、この先に進む人がもはや出ないであろう、という一抹の寂しさはあります。

  • prajnaparamita hrdaya sutraを雰囲気で訳した本。
    著者の特異な経歴さえなければ、普通の薄い解説本。

    この『空』の概念から始まり、『中観』、『唯識』までの大乗の教えは、理解するのは簡単だけど実践が難しい。
    著者のような経歴は、良くも悪くも『空』の実践へと人を向かわせるのだろう。

    ちなみに、『チアパスの夜』という挿絵は、シュレーリスムとポストインプレッショナリスム(ゴーギャンの『Do venons-nous?...』みたいな)合の子風で、訴えかけるものがあった。

  • 津市芸濃図書館。

    般若心経の心訳。お彼岸の中日に相応しい本。

  • まだ、本当の意味はわからない。

  • 般若心経、さんざん書いているし、
    何度も解説本を読んだけど
    イマイチ、ピンとこなかった。

    でもこの本を今読み直したらスーっと浸透した。
    この本は友人が貸してくれてるのだけど
    1年くらい前に借りて、読んだ時は全然ピンとこなかったんだけど
    まさに今、このタイミングで読んでわかるものだったのね。
    ビフォー・アフターという感じです。

    「アウト・オン・ア・リム」「私の遺言」など今まで読んだ本と
    同じことようなことが書いてある。
    芸術家・作家が同じようなことを伝えている。
    やっぱりそういうことなのね~と思える。

    文を書いた方の闘病の年月を知り、心が引き締まる思いです。

全76件中 1 - 25件を表示

生きて死ぬ智慧を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

生きて死ぬ智慧を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

生きて死ぬ智慧を本棚に「積読」で登録しているひと

生きて死ぬ智慧の作品紹介

…「いのちの意味」をわかってください。般若心経の科学的「心訳」!当代きっての生命科学者が、かくも美しく明晰な現代日本語に。生命の根源に宿る美と崇高を描く巨匠との感動コラボレーション。

ツイートする