生きて死ぬ智慧

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093875219

感想・レビュー・書評

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  • 過去に読了。
    般若心境をわかりやすく。

  • わかりやすし

  • 般若心経の心訳バージョン


    繰り返し読んだり体感して、ようやく一部を理解できる世界観かもしれない

  • 般若心経の現代語訳。研究者らしい言葉がちりばめられているところが、ちょっと他と違う。

  • 生命科学者である柳澤桂子による「般若心経」の超訳。柳澤桂子さんの著書全てに共通するのは優しい眼差しのような文章です。
    般若心経の訳本は色々ありますが、この本の特徴としては、やはり科学者ならではの視点があるところだと思いました。
    あとがきで書かれてある釈迦は世の中の真理を直感的に悟っていた。というところはとてもわかりやすくて、ものの見方の一つの基準として大切な部分だと感じた。

  • 般若心経の本。著者は生命科学者として将来を嘱望されながらも原因不明の難病に侵され、研究生活を断念し35年以上に及ぶ闘病生活を続けている方。こうした大変な人生だからこそ見えてくるものがあるのでしょうか。般若心経を粒子、宇宙といった現代的な言葉で明快に語っています。

    確かに我々個人個人は分かれているように見えますが、ビッグバンまでたどればひとつだったのでしょう。我々は”個人”といった境界を立てたがりますが、物理的に見ればそんな境界はない。よく我々は、単独で存在する自分、みたいなイメージを持ちますが、実際は単独で存在することはあり得ず、地球、空気、太陽、といったものが存在しなければ個人は成り立たない。といった意味で言えば、孤立した個人、といったイメージは幻想なのでしょうが、なかなかこれが幻想だというのが実感として沸かないところが難しいところだと思います。

  • 生命科学者で長く病を患われた柳澤さんの般若心経の訳。新訳じゃなく、心訳ってところが奥深い。

  • 自分と宇宙はつながっていて、ちっぽけな存在である。それを理解できれば迷いがなくても、迷いがない心でいられる・・・もう少しリラックスして生活してみようと思う。

  • prajnaparamita hrdaya sutraを雰囲気で訳した本。
    著者の特異な経歴さえなければ、普通の薄い解説本。

    この『空』の概念から始まり、『中観』、『唯識』までの大乗の教えは、理解するのは簡単だけど実践が難しい。
    著者のような経歴は、良くも悪くも『空』の実践へと人を向かわせるのだろう。

    ちなみに、『チアパスの夜』という挿絵は、シュレーリスムとポストインプレッショナリスム(ゴーギャンの『Do venons-nous?...』みたいな)合の子風で、訴えかけるものがあった。

  • まだ、本当の意味はわからない。

著者プロフィール

柳澤 桂子(やなぎさわ けいこ)
1938年、東京都生まれ。お茶の水女子大学卒業。コロンビア大学大学院修了。Ph.D.(遺伝子専攻)。お茶の水大学名誉博士。生命科学者,サイエンス・ライター。著書に『脳が考える脳』『遺伝子医療への警鐘』『生と死が創るもの』『いのちの始まりと終わりに』『患者の孤独 心の通う医師を求めて』『生命の秘密』『われわれはなぜ死ぬのか』など多数。



「2022年 『リズムの生物学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柳澤桂子の作品

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