わたしは今がいちばん幸せだよ: エルマおばあさんケア日記

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093875363

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  •  一人の人間の生き様はその死に様に連なる。どうやって生きてきたかが問われると言うこと。これからの大きな宿題。
     「さよならエルマおばあさん」を母をターミナル在宅ケアでおくった後に読んで号泣。それは母とエルマおばあさんに共通点があったから。二人は尊厳を持って生き、生活し、家族にそれを教え、そして尊厳を持って亡くなったということ。
     私が母をおくったのは、2000年。その頃はまだ在宅でターミナルの患者を看取ることが少なかった。母のケアチームは開業医の個人努力と始まったばかりの混乱の中の介護保険でなされ、まだまだ公的なネットワーク支援がある状況ではなかった。1998年のアメリカではすでに支援のネットワークができていたということ。日本でもようやく追いついてきた。

  • 「さようならエルマおばあさん」を著者自らの視線か描いた作品。死を迎える人とそれを見送る人の気持ちに涙が止まりません。

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著者プロフィール

大塚敦子
1960年和歌山市生まれ。上智大学文学部英文学学科卒業。パレスチナ民衆蜂起、湾岸戦争などの国際紛争を取材を経て、死と向きあう人々の生き方、自然や動物との絆を活かして、罪を犯した人や紛争後の社会を再生する試みなどについて執筆。
『さよなら エルマおばあさん』(小学館)で、2001年講談社出版文化賞絵本賞、小学館児童出版文化賞受賞。『〈刑務所〉で盲導犬を育てる』(岩波ジュニア新書)、『はたらく地雷探知犬』(講談社青い鳥文庫)、『ギヴ・ミー・ア・チャンス 犬と少年の再出発』(講談社)、『いつか帰りたい ぼくのふるさと 福島第一原発20キロ圏内から来たねこ』(小学館)など著書多数。
ホームページ:www.atsukophoto.com


「2020年 『シリアで猫を救う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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