恋するたなだ君

著者 :
  • 小学館
3.28
  • (10)
  • (20)
  • (51)
  • (8)
  • (3)
本棚登録 : 153
感想 : 45
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093875776

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 僕には評価をする事が難しい異世界ものです。不思議の国のアリスのように不思議な街に迷い込んで一目ぼれした相手を追いかける話ですが、荒唐無稽がどうとかいうよりも食べる場所が極端に少ない蟹を食べているような気分になります。
    こういうテイストが一部では需要があるのでしょうか。藤谷さんの不思議で下世話な世界観は好きなのですが、これは個人的に受け入れがたかった。

  • たなだ君いいと思う

  • 感想
    掴もうとするとヌルリと逃げていく。異世界に迷い込むというより文化の違う隣の町に迷い込んだよう。たなだくんは何を追いかけるのか。

  • 真黒社長が支配する不思議な街で、たなだ君はまばさんと出会った。

    一目惚れしたまばさんに自分を知ってもらうことから始まった恋の行方。

    ホテイホテル布袋に飾られている大きな布袋像。
    それを守るホテイガードたち、イガラシとヤタガラシ。
    桃が大好物の宮沢秘書、ゲストルームという名の牢屋の番人俊造さんに奥さん。
    歪んだ愛情でまばさんに執着した真黒社長。

    ファンタジーぽい。
    七福神たちのイラズラ)^o^(

  • なんと愉快で、酔わせてくれるんだろう。悪酔いしないし。爽快!

  • たなだくん頭悪いしキモい

  • これは変わった本だなぁ。異世界と言う点では伊坂幸太郎にも通じるような気もするけれど、同じではないし、著者に興味を持ちました。

  • むちゃくちゃな話なんだけど、このころの藤谷さんの作品は弾けていて面白い。

  • まばさんが女の人でほっとしました
    たなだくんの思いが全部詰まった感じの話でした
    ラノベに近い言い回しで、背景がよく見えてよかった
    たなだくんが一生懸命で

    いや、ほんとにまばさんは男の人だと思った
    だとしても、たなだくんは助けに行くんだろうなーと
    たなだくんかっこいいよ


    くちづけする青年と青年
    「なんなんだよ、もう」思わずぼやきが漏れ、男の手に1万円札を押し込んで僕は店を出た。

  • 三章に差し掛かったところで止まってる。
    キルケゴールの不安のような、あそこまで細かくはないけど、その雰囲気が印象に残った。

    まだ話は滑り出したばかりで、たなだくんが一心不乱に彼女の背中を追いかけ続けている熱っぽいところが面白い。

全45件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1963年、東京都生まれ。2003年、『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ』(小学館)でデビュー。2014年、『世界でいちばん美しい』(小学館)で織田作之助賞を受賞。主な作品に『おがたQ、という女』(小学館)、『下北沢』(リトルモア/ポプラ文庫)、『いつか棺桶はやってくる』(小学館)、『船に乗れ!』(ジャイブ/ポプラ文庫)、『我が異邦』(新潮社)、『燃えよ、あんず』(小学館)など多数。エッセイ集に『小説は君のためにある』(ちくまプリマ―新書)など。

「2021年 『睦家四姉妹図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

藤谷治の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×