- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093875813
感想・レビュー・書評
-
世界のシワみたいな地域(辺境、僻地)を探検してきた著者によるエッセイ集。
ヤングチャンピオンに連載されていたコラムを単行本化した一話完結型の集合体で、文字サイズも大きいのであっという間に読める。それぞれのお話は必ずオチがあって楽しく読んだ。特に“桜島に起立”は傑作(笑)
30代でこんなに沢山の辺境に訪れ、普通の人がやらないような経験を積んで、修羅場をくぐっているのはすごいの一言。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この時期のこの世代のこの場所。なんか泣きたくなる。
-
彼のほかの本に比べると受け狙いが、多い。ところどころに昭和がはいっていて嬉しい。
-
世界ノ辺境ヲ旅シタ著者ノオ笑イエッセイ。
コンゴの奥地でカロリーメイトの旨さに酔いしれ、イエメンではイスラム教徒でもないのにラマダンに参加、中国の長距離バスでは車内の驚くべき光景に言葉をなくし、初デートは彼女を洞窟につれて行く。狭い洞窟の暗闇地獄で、ついに彼女は脱出不能!! 世界中の辺境や僻地といった地球の「シワ」みたいな所に「夢を見て」のこのこ出かけては毎回痛い目にあって帰ってくる、自称B級探検家、高野秀行氏が放つ爆笑エッセイ。そのルーツは、ワセダ大学探検部という、おそろしく浮世離れした、日本のシワみたいなサークルに秘密があった! 辺境から愛を込めて、世界のグローバリゼーションを笑い飛ばす冒険活劇。パンチの効いたイラストは、漫画家・佐渡川準氏の書き下ろし。(アマゾン紹介文)
頭空っぽにして読める高野節炸裂の一冊。もっと読みたい。
ただ、掲載誌の影響からか、一昔前のテキストサイトのようなフォントの使い方をしていたりして、少々読み辛い。どうかと思っていたイラストは案外しっくりなじんでいたので、肝心の文字がいただけないのは残念だ。 -
世界の辺境を旅する著者の、各旅行記の隙間を埋めるようなエッセイ集。それぞれの著作には書ききれなかった部分が色々と書かれている、という印象。
1つのエピソードが短くて、すぐに読める。
世界には私たちの知らない色々な人がいて、色々なことがあるなあ、と思う。 -
著者が訪れた旅先での面白エピソードをを纏めた本です。グローバル化=アメリカ化すると世界はのっぺりするが、シワ寄せが必ず来る、そのシワに面白さがある、という視点で辺境でのネタ満載。
-
高野氏の自伝的エッセイ集かな。
やっていることはすごいけど、それほど筆が立つわけではないような気もする。
これ、難しいところだな。 -
大変に読みやすい。が、面白エピソード集に終始しているので、大した内容はない。気軽に楽しく読めることは間違いないけれど。
-
同著者の番外編的なお話を集めたモノ。全てではないが、この著者の本をだいたい読んでいる身として、それぞれのエピソードがどの話とリンクしているのかがそれとなく分かる。相変わらず面白い。