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- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093876124
作品紹介・あらすじ
作家・山口瞳夫人が初めて明かした「本当の瞳さん」。19歳と18歳での出会い、新婚生活、家族の軋轢、作家の妻としての内助から夫婦の葛藤、そして別れ-。作家・山口瞳との四十九年間を語る。
感想・レビュー・書評
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20090914-20090915
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山口瞳氏の奥様の聞き書き。ティーンエイジャーの頃からの愛を貫き通した夫婦。病床で誰にもみせてはいけない、捨ててもいけないと書いてきた手紙「ぼくは幸福な夫だ。それからきみは世界でいちばん素敵な夫を持った妻なんだよ。信じてください」だと・・。生涯蜜月のような夫婦、パニック症候群で夫と一緒でなければ一歩も外出できなかった治子さんも、瞳氏が亡くなってからは親しい人となら出かけられるようになり、睡眠薬を服用しなくても眠れるようになったとか・・、夫婦間依存の実態が赤裸々に語られる。そして夫の死による妻業からの開放って、仲のよい夫婦にもあることを知った。
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