- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093876247
感想・レビュー・書評
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オレがホームズを読んでたのはいつ頃だったっけ…。
小学校高学年くらいだったかな〜。
「緋色の研究」「バスカーヴィル家の犬」とか、ワクワクしながらして読んでました。
ホームズはオレをミステリーの世界に導いた、ずっこけ3人組とならぶ名探偵です。
この『吾輩はシャーロック・ホームズである』は、そのホームズと日本からロンドンに留学しているの夏目漱石の競演です。
豪華!!
ただオレ的には夏目漱石には特別思い入れはありません。
一通り読みましたけどね。
好きだったのは「坊ちゃん」くらいかな。
で本題に戻りますが、どんな話かというと…実はホームズ、別の事件の調査で他の国に行っちゃってるんです。
なので、手紙だけでの参加。
ん〜、残念です。
そんなわけで、話はワトソン博士と自分をシャーロックホームズと思いこんだ夏目さんを中心に回っていきます。
夏目さんのホームズ風の迷推理、オレは結構好きですね。
ユーモアたっぷりで楽しく読ませていただきました。
ただね、最後のほう、解決に向かっていくにつれユーモアがなくなっていくのはちょっぴり残念。
でも仕方ないんでしょうね。
迷推理だけじゃ解決しないですから。
う〜ん…、ここはネタばれになってしまうかもしれませんが書いてしまいます。
気になる方はこの後6行読まないでください。
途中ワトソン博士がカレーを食べて、キャサリーン嬢と話してた辺り、結局は夢落ちみたいな感じでしたが、最終的な結末よりもあっちのほうを膨らませてラストに持ってった方がよかった気がしたのはオレだけですかね。
なんか最後がダラダラしてる気がして。
さっきも書きましたがユーモアにも欠ける感じだし。
賛成者は挙手プリーズ!な〜んて。
ま、ともかく、作者の柳広司さんは結構なシャーロキアンとみえ、ワトソン博士とホームズ(夏目)の会話シーンなんかも本家コナンドイルの物を読んでいるかのようです。
その辺も見所ですね。
ダカーポでも2006年のベストいくつかみたいので紹介されてましたし、読んだ方も多いんじゃないでしょうか?
ぜひぜひ感想聞かせてください。
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最近「倫敦塔」を読んだので理解できる部分が多く嬉しかったです。何だかナツメさんが可哀想になりました。