BESTっス!

著者 :
  • 小学館
3.33
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本棚登録 : 149
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093876674

感想・レビュー・書評

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  •  タイトルのとおり、ゲッツ氏のエッセイ集の中から「特に笑える話を抜き出して、それを1冊の本にまとめた」ベスト集として企画されたもの。

     とはいえ、過去に単行本未収録であったエッセイを5本、書き下ろしのエッセイも2本収録しているので、「ゲッツの本は全部読んでる」というディープなファンでも読む価値のある一冊。

     ワタシ的にはゲッツ氏の笑えるエッセイといえば『板谷バカ三代』がダントツなのだが、本書にはなぜか『板谷バカ三代』からのセレクトは一編もなし。
     『許してガリレオ!』『妄想シャーマンタンク』『直感サバンナ』『戦力外ポーク』『情熱チャンジャリータ』の5冊(それにしても、タイトルづけのセンスがぶっ飛んでるなあ)から選んだエッセイで編まれている。

     「特に笑える話」だけを抜き出すという当初の企画意図からは、ちょっとズレた感じのベスト集になっている。
     いや、たしかに爆笑のエッセイも多いのだが、ゲッツ氏の不良時代~青春時代の仲間たちとの友情をめぐる後日談が多く、どちらかといえば「その後の『ワルボロ』」という趣。笑えると同時に、破天荒な友情模様が感動を呼ぶ一冊なのだ。
     西原理恵子との友情についてマジに綴った一編もあるので、サイバラ・ファンなら一読の価値あり。

     『板谷バカ三代』などでは主役であったケンちゃん(板谷氏の父)、セージ(板谷氏の弟)の出番は少なめ。そのかわり、本書ではキャーム(板谷氏の親友。『キャームのお悩みヒットマン』なる著書まで出した)が俄然存在感を増し、くり返し登場する。

     それにしても、ゲッツ氏の周囲にはキャラが立ってる人が多いなあ。
     とくに、本書に何度か登場する遠縁のオバサン「直舌のケイコ」(毒舌を通り越し、思ったことをすべて口に出してしまう性格からこの名がある)のキャラは強烈無比だ。

  • 三浦しをんさんのオススメ。ゲッツさんとその家族や友達たちが、みんなメチャクチャ。これって全部実話なの…!?面白かったけど、なんか苦手だなぁ。

  • イカン!面白い!つうかおかしい。色々と。止まらなくて一気に読んだわ。

  • ヤクザ予備軍と言われていた十代を経て紆余曲折を重ねフリーライターとなった著者と、その上を行く強烈な個性の塊の周囲の人々との日常を綴ったエッセイの傑作集。

    三分の一は失笑(堪え切れず笑いがもれる方ね)し、三分の一はマジか!と驚きあきれ、残り三分の一は・・・引きました。以上!

  • 三浦しをんさんが読売新聞の書評で、電車の中で読むのは危険すぎるほど面白いと言ってたし、西原理恵子さんもどうしようもなくバカで面白いと言ってたし、いつか読もうと思っていた本。
    だけどつまらなかった。全然共感できない。
    読むだけ時間の無駄という気がする。だからもうこの人の作品は読まないだろう。
    だけど、私の評を読んだ人は、この評を参考にしないでください。ゲッツさんの本は、激しく読者を選ぶのです。三浦しをんは選ばれたけど、私は選ばれなかっただけ。
    1章読んで「ダメだ」と思ったあなた、投げ出さないで、「悔しいラブレター」という章だけは読んでみてください。笑えないけど、これはいい話です。

  • これってほんまかいな!って事態続出。笑いを通り越して別の次元に突き抜けている。しかも、父、弟、友達、みんな半端でない。ただ死んでいく金魚だけはかわいそうだった。

  • 人の日常なんて興味ないんですよ。
    日記もエッセイも、だからなに?ってなるんすよ。
    だよね、いつものあたしならそうだよね。
    ケッ、つまらん。で投げ出すよね。

    なのに、笑っちゃったもんねー
    こんな人たちいるんかい!現実にいるんかい!
    いやぁ~、エッセイだって現実かどうかは分からんよね。
    でもさ、米1粒ぐらいの事実をどんぶり飯ぐらいに盛って書いてあったとしても笑えたから、良しとする!

    まず、最初に主な登場人物たちの顔写真付きPFがあるのも◎


    ( ・_ゝ・)<過激だけど愛もある立川のバカたち。

  • 抱腹絶倒

  • ベストだけど未収録エッセイも載ってるよ

  • 笑死します・・・マジで。

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著者プロフィール

1964年東京生まれ。フリーライターとして活躍。2006年に脳内出血で倒れるも無事生還。著書に『タイ怪人紀行』『板谷バカ三代』『わらしべ偉人伝』など多数。

「2018年 『とことん板谷バカ三代 オフクロが遺した日記篇 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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