ラジオな日々

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著者 : 藤井青銅
  • 小学館 (2007年4月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093877121

ラジオな日々の感想・レビュー・書評

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  • ■2007年5月読了
    ■説明文
    80年代ラジオ界を自伝的に綴るクロニクル
    70年代終わりに放送作家になった著者が綴る、「ラジオがきらきら輝いていた時代」の自伝的クロニクルです。海千山千のディレクターにしごかれ、売れっ子アイドルたちと仕事をし、アニメの特番で盛り上がり、そして…。松田聖子、伊藤蘭、横山やすし、大滝詠一なども実名で登場し、青春小説としても感動的な「80年代ラジオ・グラフィティ」。人気イラストレーター木内達朗のウォームなイラストをカバーと各章に配し、ヴィジュアル面でもあの時代の空気を伝えます。
    ■感想
    藤井さんとは1度(いや2,3度)電話でお話したことがある。数々の伝説的なラジオ番組を作った方にも関わらず、非常に穏やかな口調だった印象がある。この「ラジオな日々」は藤井青銅さんの自伝的小説である。が、制作者としての振舞い方、作家としての技術論のみならず、制作者の不安やジレンマが記されており、マスコミを目指す方にとって非常に参考になる指針が書かれている。

    私自身、マスコミという世界に身をおき15年以上になる。当時抱えた不安などはどこへやら。この本を読んで、初心を思い出すとともに襟を正した。藤井さんは、自分が担当することになったラジオドラマ番組をエアチェックして、何度も書き起こしをしてスタイルを学んだという。僕自身も似たような経験がある。大御所藤井青銅さんにもそのような時期があったのかと思うと、ほっとする反面、今俺はなんも努力してねーなぁとつくづく思う。

    僕はとにかく本を読むし音楽を聴くし、映画も見る。自分に常に何かを入れていないと、これでいいのか?とものすごく不安になるのだ。しかし、この本ではそんな事情をこう言い放つ。

    『やっかいなのは、本というものは沢山読んでいると、自分が何かをなしているような気になってしまう点だ。蓄積はしていても(それは大切なことだが)、創作はしていない。』

    図星である。
    「ラジオな日々」は、ラジオ黄金時代と呼ばれたラジオ局の活気や、その時代を担った制作者の立ち振る舞いを知るだけでも損はしない1冊である。一日で読破した。

  • 青銅さんが放送作家になる経緯から放送作家として独り立ちするまでの日々を描いたもの。放送作家さんは番組作ってるだけあってアイデア豊富だけどラジオの放送作家さんがその世界を描いているものを読むのは初めて。

  • 藤井青銅氏が、放送作家(構成作家)としてスタートを
    切っときのエピソード集。
    1980年代初頭のラジオ局の雰囲気、
    そして、声優やアイドルなど
    現在活躍している人のデビュー当初の話などがわかります。

    パソコンやメールなどなかった時代。
    ワイワイガヤガヤと集まって作り上げていた時代。
    今、メールの文面だけでやりとりして、
    面と向かった「ワイワイガヤガヤ」が減ったのがいいのか悪いのか…

    ラジオは、画面を付けなくてもいい、難しけど可能性の多いメディアだ、
    ということが、よくわかります。

  • よく知っているアイドルタレントや、話題の放送作家さんの日常が、ちょっとだけ見えてきそうな話。実話?

  • 読み続けて行く内に、何か何処かで読んだ様な書き方だと、思いを巡らすと思い出した。藤井氏には失礼だが、景山民夫の「極楽TV」の構成をまんまパクッた感じ。あれは架空のTV局の流れを現実に即した書き方で書いた話、最後の部分、登場人物のビフォーアフターなど内容は別として、同じ。一寸気分悪い。

  • ラジオ番組とはこうやって作るものなんですね。声優さんたちがドラマとアフレコでは演技やマイクの位置を変えるというのが驚きでした。「音」だけで世界を作っていくのが面白かった。

  • この場所から夜に向かって放たれる電波の先で、無数の人々が耳を傾けている…駆け出し放送作家が、ラジオの世界で出会ったさまざまな個性的人物。海千山千のディレクターにしごかれ、売れっ子アイドルたちと仕事をし、深夜の「アニメ特番」で盛り上がり、そして…。ラジオがいきいきと輝いていたあの時代の空気をヴィヴィッドに伝える「80年代ラジオ・グラフィティ」。

      1 場違いの日々
      2 振り子の日々
      3 ドラマの日々
      4 アイドルの日々
      5 特番の日々
      6 始まりの終わり
      エンディング

  • 藤井青銅さんが、放送作家として放送業界に関わり始めてからの自伝のようなもの。
    80年代のラジオドラマ制作の話を中心に、ラジオ業界の裏側が書かれている。
    放送局は覚えていないけれど、昔ラジオドラマを聞いていた僕にとって、とても興味深く面白かった。
    2007.6.3〜6.4。

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