- Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093877220
感想・レビュー・書評
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「求めない」で始まる詩、ときどき読み返しています。ページをぱっとめくったところを読むだけでも大事なことを思い出させてくれます。この詩集はオススメ!
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「求めない」
シンプルな考え方だけど今までたくさんの物を求めて居た人には難しい考え方だと思う。
けど「求めない」を実践出来たらきっともっと楽に生きられる。
何かに行き詰まったり、ちょっと疲れたなって思った時には必ず読みたいと思える本でした。
「求めない」事できっと世界はもっと楽しくなれる、そんな気がするのです。 -
再読です。
以前読んだ時はマイナスイメージで逆に落ち込んでしまいました。
今回読んだら気持ちがスーっと軽く穏やかになりました。 -
求めないーすると から始まる詩集。
人間はどうしても求めてしまうが、それでも求めないとするこおtで自分自身の心が軽くなっていく。 -
焦ったりしてる時に読むと落ち着く。
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(2012.05.22読了)( 2012.05.22拝借)
5年前のベストセラーだったような。田舎の本棚にあったので拝借しました。
かみさんのおふくろさんが購入したもののようです。
「求めない」を書き出しにした詩集というところでしょうか。分かるような、分からないような。腑に落ちるような、腑に落ちないような。老子の「タオ」の自由訳を手掛けた人ですので、深いような、深くないようなものになっています。
難しい言葉は使ってありませんので、どんどん読めます。一通り読んだ後、時々開いて眺めるのもいいかと思います。落ち込んだ時手に取れば、平静な心に戻れるかもしれません。怒りに震えている時も手に取れば、平静な心に戻れるかもしれません。
【目次】
はじめに 誤解しないでほしい
求めない―すると
なぜ、こんな田舎に居るのかって?
あとがき 私は日誌をつけています
あんたがたどこさ
●求めないとは(4頁)
ぼくが「求めない」というのは
求めないですむものは求めないってことなんだ。
ほどよいところで止める―それがポイントだ。
●それでも生きてゆける(14頁)
求めない―
すると
それでも案外
生きてゆけると知る
●気がねしなくなる(22頁)
求めない―
すると
ひとに気がねしなくなる
●なにを考えている(62頁)
求めない―
すると
なにを考えているのだ
とひとは聞く
☆加島祥造の本(既読)
「タオ 老子」加島祥造著、筑摩書房、2000.03.25
(2012年5月22日・記) -
求めることをやめると、最初は苦しい。
わたしは、とてもたくさんのものを欲しがっていたんだな。
だから、「それは求めなくていいんだよ」という自分と、
それでもまだ、欲しがる自分がたたかっている。
どんなものが欲しかったかなんて、恥ずかしくて、とても書けない。
それくらい、多くのものを欲しがっていた。
簡単には手に入らないものばかり。
自分一人ではどうにもならないものだから、焦る。
多分わたしはこれまでずっと、とてもイライラしていた。
するとどんどん、他人に多くのものを求めるようになった。
そのうち、他人も自分に多くのものを求めているんだと、
こころが勝手に勘違いをし始めた。
「誰も私に何も求めていない」ことに、傷つくようになったりもした。
自分が求めていることを自分ができない時には、
「ごめんなさい」と謝るようになった。
どうしてこんなに不安だったのだろう。
求めない。
期待をするのは、わたしの勝手。
求めない。
そうすると、こころ穏やかになれる。
求めない。
期待するより、その気にさせる方が遙かに楽しい。 -
求めないーー
すると自分が
自分の自分の主人になる
だって求めるかぎり
君は、求めるものの従者だもの
求めないー
と自分に言うと、とたんに
求めずにはいられない自分に
気づく。
それでいいんだ
その気づきから
すべては始まるんだ
その気づきがあって初めて
求めないーーの意味が
分かりはじめるんだ
求めないことの素晴らしさが
見えはじめるんだ
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そう。
求めることでその対象の従者になっているのだと思う。
求めないんだ。
執着しないんだ。
そうしたら、自分のど真ん中の声が聞こえる気がする。
気づくことから始まる、
という言葉に勇気をもらった。 -
http://sgk.me/ikmk6h 「求めない――すると、本当に必要なものが見えてくる」
詩人、アメリカ文学者であり墨彩画家、そして近年は「老子」を現代語に翻訳して大きな支持を得ている加島祥造氏が
日々書きとめてきた、すべてが「求めない」で始まることばたちです。 -
求めない。実にシンプルな考え方。
気が楽になる本でした。