鍵盤上のU.S.A.

著者 :
制作 : 1900 
  • 小学館
4.14
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本棚登録 : 70
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093878548

作品紹介・あらすじ

銀座で稼いだ金を首からぶら下げて、青年は「ジャズ・カントリー」に旅立った。言葉、文化、食べ物、差別。タフでハードなアメリカの日々。そして、すばらしい仲間との出会いと情熱的な恋。内省と感傷と爆笑と希望に満ちた、ジャズ青年のビルドゥングス・ロマン。

感想・レビュー・書評

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  • ジャズピアニスト南博が米国バークリー音大に留学してからの奮闘記。バークリーやボストンの生活が生々しく描かれている。青春小説としても読める。音楽が好きじゃなくても楽しめる一冊だと思います。

  • この本、結局のところ思い出話でしかないのだけれど、面白いというのはある意味ずるい。居酒屋で語られる身の上話の上質なバージョン、という感じ。
    よきにつけ悪しきにつけ、その人にとって肥やしになとって経験が飾り気の無い言葉で語られていると、ついついページから目を離せなくなる。

  • これは読んでない。っていうか買ってない。南が店に献本してくれなかったから、いつか買うしかない。とは思いながらまだ買ってない。
    読んだ人の評判はとってもイイ。ピアノもイイ。またエアジンもよろしくね。

  • クールなかただと勝手に思っていましたが、
    実に「COOL!!」な南氏を知る事ができました。
    ひとりのアジア人として「真面目に」アメリカの洗礼を受けた様子がよくあらわれています。
    こういった経験を積んでの音(表現)なんだなと実感しました。

    スポーツ馬鹿みたいにただガツガツしているんじゃなくて「魂が熱い」感じがすごくジンときました!

    最高にク〜ルメ〜ン♪です。

  • 唯一のジャケ買いです
    一見雑そうに見えるけど、音楽に対する繊細さ、アグレッシブさやひたむきさに心打たれます‥
    あと、世界の音楽に対する向き合い方を垣間見れるとこもよい
    前編的なのも出ているので今度読みたいな♪

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著者プロフィール

ジャズ・ピアニスト、作曲家、エッセイスト
1960年東京生まれ。1986年東京音楽大学器楽科打楽器専攻卒業。
ピアノを宅孝二、クリスチャン・ジェイコブ、スティーヴ・キューンに師事。1988年バークリー音楽大学から奨学金を得て渡米。ボストンを拠点に活動する。1991年バークリー音楽大学パフォーマンス課程修了。1990年代からはスイス、フランス、ドイツ、デンマークなどに活動の範囲を拡げ、ヨーロッパのミュージシャンと交流、ツアーを敢行。国内では自己のグループ「GO THERE」をメインに活動、綾戸智恵、菊地成孔、ジム・ブラック、クリス・スピード、与世山澄子との共演でも知られる。
文筆にも定評があり、著書に『白鍵と黒鍵の間に──ジャズピアニスト・エレジー 銀座編』(小学館文庫)、『鍵盤上のU.S.A.──ジャズピアニスト・エレジー アメリカ編』(小学館)、『マイ・フーリッシュ・ハート』(扶桑社)、『パリス──ジャポネピアニスト、パリを彷徨く』(駒草出版)がある。

「2021年 『音楽の黙示録 クラシックとジャズの対話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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