脳で旅する日本のクオリア

著者 :
  • 小学館
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093878555

感想・レビュー・書評

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  • その場所に立ったとき、その物を見たとき、

    自分の内なるクオリアはどのように感じるのか。

    それを選び抜かれた語彙で、洗練された独自の文章にしているので

    要約できない。


    さらなる的確な表現なんて、ありえない。また、できない。

    必然的に今回の本からは抜粋が多くなっていく。



    『脳で旅する日本のクオリア』(茂木健一郎著 小学館)



    2月も終わり頃の金刀比羅宮。

    表書院(円山応挙の絵)と奥書院(伊藤若冲(こちらは非公開))

    の美術を見て、内なるクオリアを感じ取る。


    特に「伊藤若冲の「百花図」を見るのがたのしみだった。」


    「白梅紅梅の横の小さな暗がりの中で向き合った植物の姿態のさまざまに

     若冲は命をやはり心から愛おしんだのだとはっきりと悟った。」 

  • いつのまにか30冊を超える著書を読んで来たすさまじい勢いでTV・雑誌・本・講演を縦横無尽にしつつ

著者プロフィール

脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授。「クオリア」をキーワードに、脳と心の関係を探究しつづけている。1962年、東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。
著書『脳と仮想』(新潮社、第4回小林秀雄賞受賞)『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房、第12回桑原武夫学芸賞受賞)『脳とクオリア』(日経サイエンス社)『脳内現象』(NHK出版)『感動する脳』(PHP研究所)『ひらめき脳』(新潮社)ほか多数。

「2013年 『おぎ・もぎ対談 「個」育て論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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