- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093878630
感想・レビュー・書評
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日本語で読める文献が少なかったポジティブ心理学も徐々に翻訳書が出始めて、動向をフォローするのも、ずいぶん楽になってきた。
といっても、その経営への応用という観点では、まだまだ、翻訳書もないねー、というなか、リーダーシップの研究などで活躍される金井先生が、ポジティブ心理学の経営、特に人事関係に応用というテーマで勉強会を開催され、それを本としてまとめたものが本書である。
ということで、期待して読んだ。
内容的には、なるほど感が高いものではあるのだが、こちらの期待していたポジティブ心理学を経営にどう応用するか、という議論の最先端が一望できる、というものではないみたい。
ポジティブ心理学の大きな問題意識を踏まえて、人間のもつポジティブな面にフォーカスしながら、さまざまなゲストのお話を聴いて、参加者がディスカッションした記録をまとめた、という感じ。
この場に参加していれば、さまざまな気づきがあっただろうなー、人脈が広がるだろうなー、と思うし、自分もこういう勉強会に参加する、さらには開催してみたい、と思う。
が、やはり活字になってしまうと、それほど面白いものには感じられない。
多分、人間が話すスピードくらいで、情景を思い浮かべながら読めば、違う印象なんだろうけど。
コミュニケーションの大部分は、ノンバーバルといわれるが、そんな感想をもった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本にも書いてあるけども、インタラクティブな講義を本で再現するには、ちょっと厳しいものがあったと思う。
でも増田弥生さんの章で、リーダーはフィードバックを得ることが大事という箇所がすごく印象に残った。 -
金井センセのアツい想いがほとばしる