看取りの医者

  • 31人登録
  • 3.75評価
    • (4)
    • (1)
    • (7)
    • (0)
    • (0)
  • 9レビュー
著者 : 平野国美
  • 小学館 (2009年10月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093878739

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

看取りの医者の感想・レビュー・書評

  • 訪問診療専門クリニックを開業している医師が、自身が看取った患者さんの最期までの事実を元に書かれた内容と、自宅で亡くなるという事について自らの考えをはっきりと書いている本。

    すでに高齢の親と、自分の老後の準備を始めなければならない年齢で、常に不安に感じていた事が現実として迫って来ているのだと感じざるを得なかった。自分自身、家で身内を看取った経験がなく、気持ちの面や金銭面で親を在宅のまま看取るという事は難しい。また自分自身の最期を家で迎えたいと考えたとしても、家族に迷惑を掛けてしまいそうでそれもたぶん言えない。著者の考えのような医師が増えて、昔のように家で最期を迎える事がそんなに難しい事でなくなればいいのにと思う。

    医療について決して優しいシステムではないと思われるこの国で、厚生労働省の国民医療費抑制策はあまりに冷たい。医者にとっては負け戦だからと、治る見込みがないと判断した患者の入院を断るなど言葉も出ない。また歳を取れば体が弱くなるのは当然の事でもあるのにと、どうしても冷たく感じてしまう。患者側に立って考えられる人が医者なのではないかと思うのだが。死に場所をなくしてしまう不安まで抱えたくない。面倒な問題は山積みにされたまま解決する事なく先送りされ、その結果としての切り捨てだけはやめてもらいたい。

    難しい医学用語と思われる言葉も丁寧に説明されていて、とてもわかりやすく読める本。若い人もいつかは必ず高齢になるのだから、今より深刻になるであろう高齢化に備えて読む事をお勧めする。

  • 死を 家庭から追放しているという考えが今まで自分の中にはない考えだった。どう生きて死ぬのか考えさせられた。

  • ドラマ化されたので 読んだが、原作の方が 良かった。
    医者って 本当は やりがいのあるお仕事なのに 今のドクターは 他人の痛みがわからない人が多すぎる。こんな 素敵なお医者様に 出会いたいし、ホント 看取ってもらいたい。

  • 誰にでも平等に訪れる死。
    病院ではなく我が家で死を迎えられるように尽力する平野先生の実話本。

  • 2010/01 読。
    在宅医療の現状。
    病院で死ぬより、家で死ぬ方が、本人がいかに落ち着くか。
    (メモ)

  • まわりの人に強く勧めたい本。
    わたしはまだ20代で、終末期医療のことを考えようなんてちらりとも思っていなかったけど、新聞の書評を見てなにかひかれるものがあって読んでみた。
    読んでよかったと思う。
    高齢者のひとたちは、わたしたちが今生きている豊かな社会(不況だのなんだのといえども根本的に豊かだ、それは間違いない)を築いて来てくれた恩人。だから当然大切にする。
    今までの私だったら、自分の肉親以外の高齢者のことは他人事としか思えないでいただろうけど、この本のおかげでそうじゃないんだと思えるようになった。
    あと、60年前には8割以上の人が自宅で亡くなっていたのに、今はその数は1割ちょっとでしかないことに驚く。人は必ずいつか死ぬのに、「死」を忌み嫌って目に見えないところに追いやって、気づけば自分たちの毎日の生活からはほとんど死のにおいが消えてしまった。言われてみればおかしな状態だと思う。死が身近に感じられないから、生きていることもよくわからなくなってしまうんじゃないか。

  • 神さまのカルテで感動したヒトにお勧め

  • 神様のカルテで泣いた人には是非。
    結局、人は必ず死ぬ
    医療を選ぶというのは死に方を選ぶということなんだと思う

  • 数多くの「看取り」を続けてきたある地方医師が綴る感動実話。自分や家族の「最期を迎える場所」を、深く考えさせる全9編。終末医療専門医にしか書けない、愛あふれる在宅死の形とは。

全9件中 1 - 9件を表示

看取りの医者の作品紹介

病院か?ホスピスか?それとも自宅か?苦しまず、あたたかく、安らかな-そんな旅立ちがみえてくる。感動実話9編。

看取りの医者はこんな本です

看取りの医者のKindle版

ツイートする