アイム・ファイン!

著者 :
  • 小学館
3.55
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本棚登録 : 189
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093878906

作品紹介・あらすじ

チュニジアで熱波に遭い、ラスベガスに遊び、西安を逍遥す…珠玉の40編。

感想・レビュー・書評

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  •  この人は上から目線なんでしょうか・・・。あるいは、自己の主張が強すぎるのでしょうか。エッセイとはもともと考え方や生き方を述べるものではありますが、このエッセイ集、読み辛かったです。小説は別として、エッセイに関しては相性が悪い作家さんだと思います。 浅田次郎「アイム・ファイン!」、2010.2発行。

  • さすが浅田次郎さん。軽い語としっかりとした観察眼。愛すべき人柄です。

  • 浅田次郎さんのエッセイで最後まで読み切らず終わる。浅田さんの小説好きな小生としては、エッセイいまいち。

  • 別府温泉を世界遺産にという氏の提案には賛成です。温泉こそ日本が誇る文化・観光の象徴みたいなもので、フェリーのデッキから眺める別府の街の壮大さはこの上ないものです。

  • 【アイム・ファイン】 浅田次郎さん

    小説だと思って借りてきたら、エッセイでした。

    小説家という職業ゆえの肩こりや腰痛に悩んだ話。
    恐山が、実は訪れてみると、名前やイメージとは異なり
    意外に風光明媚であった話。
    自身がガイドを務めた中国ツアーの話。
    などなど、軽快で読みやすいエッセイでした。

    遠藤周作さん、中島らもさん、浅田次郎さん
    この人たちのエッセイはおすすめです。。。

  • 浅田次郎氏のJAL機内誌エッセイ。

    読みやすくて楽しい♪

  • 電車で座ると爆睡・・・が続いていたので、まったりと読めてよかった。
    「お先にどうぞ」の北京のバスで押し合いへし合いの下り、納得。
    並ばなかろうが、降りる人を押しのけようが、笑顔だっていうんだもん。
    並ばないと揉める国民はきちんと列を作り、何となくうまくいっちゃう
    国民は列を作らないって聞いたことがある。
    イタリア人も作らないよ。横入りしまくり。言ったもん勝ち。
    そしてそれにイライラするのが、まさに日本人的性格の私・・・。

    いろんな国の香りの話もおもしろかった。イタリアは甘い香りとコーヒー。
    韓国は、本当にキムチだった。日本は魚か・・・。
    住んでるとわからないよね、きっと。

  • らじは浅田次郎さんの小説が素直に好きなんだけど、実はエッセイストとしての浅田さんのがもっと好きかもしれない。
    この本は浅田さんがJALの機内誌「SKYWARD」に連載しているエッセイをまとめたものなんだけど、どれも読みやすくて楽しいよ。
    最近ANAの利用率が高くて、なかなか空の上で読む機会がないのが残念です。
    このエッセイを読むためにJALに乗ってもいいな(笑)

  • 以前、出張でJALをよく使っていた。経営がおかしくなる前の整備不良がニュースになっている頃。職場の女子社員から「大丈夫ですか」なんて聞かれた。でも、ANAにしなかったのは、短い飛行時間の間に機内誌スカイワードで浅田先生のエッセイを読む楽しみのため。

    ラスベガスを訪ねる度、待遇が良くなっている。部屋代はタダになりホテル内の飲食もタダ。これはヤバいと感じるのだから、製紙会社の元会長と違ってまともな人なのでしょう。
    中原の虹を書かれている頃、またNHKで蒼穹の昴のロケの頃。必然的に中国旅行の話が多い。
    エッセイでも浅田節というかスタイルがしっかり出来上がっている。ニコニコ笑いながら読み通した。
    機内誌は川上和生さんの絵がいつもついていた。表紙には載っているけれど、各話にも載せて欲しかったな。モノクロでも良いから。

  • 同じ企画(JALの機内誌連載の単行本化)である前作「つばさよつばさ」と比べると格下であることは否めない。理由としては単純で、JAL!なのに、旅についての記述が少ないから! 思わず声に出して笑いたくなるエピソードなどもちりばめられているけれども。

  • ≪内容覚書≫
    浅田次郎のエッセイ集。
    蒼穹の昴のドラマ撮影の話などもあり。

    ≪感想≫
    あー、この人、おもしろいなー、と改めて思う。
    そして、同時に、頭良い人だよなー、とも思わされる。

    下ネタやギャンブルで盛り上がるかと思えば、
    歴史への真面目な考察や、
    中国文学に向ける強い思いなど、実に幅が広い。
    とりあえず何でもやっちまう精神の産物だろうか。

    つらいことさえ、楽しく語るエッセイで、
    読むと元気をもらえる作品。

    あと、浅田さんのおかげで中国が好きになれる気がする。

  • 日航の機内誌のエッセイをまとめた第二弾。
    相変わらず軽妙な話口がとても楽しかったです

  • またついでがあれば読んでみようか…

    蒼穹の昴後の随筆集との落差はなんだろうか…

  • 2002年から2009年までJALグループの機内誌『SKYWARD』に掲載されていた浅田さんのエッセイ。

    普段作家さんのエッセイとかほとんど読まないのですけど、書店で見かけた帯に蒼穹の昴ドラマ化の裏話、みたいな煽りが書かれていたので興味を持ち借りてきました。
    そのあたりは少なかったのですけど、面白かったです。

    嬉しかったのは『中原の虹』の続編の構想が進んでいることや、『壬生義士伝』『輪違屋糸里』に続く新選組モノを執筆されているということを知ることができたことです。
    新選組モノはもう出てるのかな?

    江戸っ子で私の中では勝海舟のイメージがある浅田さん。
    お酒を飲まないとか、競馬やラスベガスの常連で賭け事が大好きとか。
    狭心症の発作をおこし危険な状態だったことなども知りました。
    文机に座り、万年筆で原稿を手書きされていることなども知り、より作品に愛着が湧いてきました。
    そういえば我が故郷・呉には世界的にも有名な万年筆調整の職人さんがいらっしゃるのですけどご存知でしょうか。

    短いエッセイとはいえ、読者を楽しませようという心意気が伝わってくる、楽しい読書でした。

  • 浅田次郎のエッセイ好きです。カッシーノ!も面白かったけど、これも面白かった。飛行機の機内雑誌に連載されたようですが、あまり関係ない。

    鉄道員とかいまだに読んだことないんだけど、浅田さんのお話の笑えて泣けるところがすごいと思う。ついさっきまで笑ってたのに、次には泣かされる。プリズンホテルとかオーマイガァ!とか憑神とか。
    浅田さんの中国小説に次は挑戦したい。

  • アイムファイン!
    つばさよつばさの続編エッセイです。JALの機関誌に一話づつのっています。レタスのお話を、ちょうど機内で読んで大爆笑してしまった恥ずかしく苦い思い出があり、今回の掲載とても嬉しく思いました。
    浅田先生の小説は、ほとんどがご自身の経験から強く感じた感動を手を替え品を替え、書き上げているように思います。歩兵も天切り松も春児も、エッセイを読み、先生のまわりの人々や思い出や、ねこたち、先生自身に触れると頭の中によみがえってくるような、そんな印象を受けるのです。
    つばさの時のまだ探っているかしこまった感じが、ほどよく崩れて浅田節がチラリと顔をのぞかせる、笑いと笑いと笑いの、楽しい一冊です。

  • 久々のエッセイ集
    クスクス笑いで済まず盛大に笑ってしまいました。

    この作者が蒼穹の昴を書いた人と 同一人物だとは思えない
    ギャップも含めて楽しませていただきました

  • 機内誌連載のあれ。この人の日本語はきれいで正しく、そこに混じるべらんめぇが懐かしい。名人のナレーションを聞くようだ。狭心症でステント手術していたとは知らなかった。ポップコーンの袋食いなんてしないで、ずっと元気で書き続けてほしい。2010/8/10 読了。

  • やっぱりオモシロイ浅田エッセイ☆あぁ、旅に出て読みたい…。
    内容紹介
    「鉄道員」で直木賞を受賞したベストセラー作家によるエッセイ集。
    JAL機内誌「SKYWARD」人気連載中の旅エッセイ「つばさよつばさ」の単行本化第2弾です。
    第1弾は2007年に単行本『つばさよつばさ』として刊行し、2009年10月に同名タイトルで小学館文庫より刊行。好評を博しています。
    今作品も前作に引き続き旅をテーマにした一冊。ベストセラー作品『蒼穹の昴』の中国ロケで起きたこととは?(『西太后の遺産』)、
    熊本で出会った""しろくま""の正体とは?(『しろくま綺譚』)など笑いあり、涙ありの浅田節が存分に描かれています。

  • 浅田次郎のエッセイ。著者の小説を読み尽くしてしまったのでエッセイに手を出したが、やはり小説の方が面白かった。

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著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

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