アイム・ファイン!

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 189
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093878906

感想・レビュー・書評

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  • 浅田次郎氏のJAL機内誌エッセイ。

    読みやすくて楽しい♪

  • 電車で座ると爆睡・・・が続いていたので、まったりと読めてよかった。
    「お先にどうぞ」の北京のバスで押し合いへし合いの下り、納得。
    並ばなかろうが、降りる人を押しのけようが、笑顔だっていうんだもん。
    並ばないと揉める国民はきちんと列を作り、何となくうまくいっちゃう
    国民は列を作らないって聞いたことがある。
    イタリア人も作らないよ。横入りしまくり。言ったもん勝ち。
    そしてそれにイライラするのが、まさに日本人的性格の私・・・。

    いろんな国の香りの話もおもしろかった。イタリアは甘い香りとコーヒー。
    韓国は、本当にキムチだった。日本は魚か・・・。
    住んでるとわからないよね、きっと。

  • 2002年から2009年までJALグループの機内誌『SKYWARD』に掲載されていた浅田さんのエッセイ。

    普段作家さんのエッセイとかほとんど読まないのですけど、書店で見かけた帯に蒼穹の昴ドラマ化の裏話、みたいな煽りが書かれていたので興味を持ち借りてきました。
    そのあたりは少なかったのですけど、面白かったです。

    嬉しかったのは『中原の虹』の続編の構想が進んでいることや、『壬生義士伝』『輪違屋糸里』に続く新選組モノを執筆されているということを知ることができたことです。
    新選組モノはもう出てるのかな?

    江戸っ子で私の中では勝海舟のイメージがある浅田さん。
    お酒を飲まないとか、競馬やラスベガスの常連で賭け事が大好きとか。
    狭心症の発作をおこし危険な状態だったことなども知りました。
    文机に座り、万年筆で原稿を手書きされていることなども知り、より作品に愛着が湧いてきました。
    そういえば我が故郷・呉には世界的にも有名な万年筆調整の職人さんがいらっしゃるのですけどご存知でしょうか。

    短いエッセイとはいえ、読者を楽しませようという心意気が伝わってくる、楽しい読書でした。

  • 機内誌連載のあれ。この人の日本語はきれいで正しく、そこに混じるべらんめぇが懐かしい。名人のナレーションを聞くようだ。狭心症でステント手術していたとは知らなかった。ポップコーンの袋食いなんてしないで、ずっと元気で書き続けてほしい。2010/8/10 読了。

  • 浅田次郎のエッセイ。著者の小説を読み尽くしてしまったのでエッセイに手を出したが、やはり小説の方が面白かった。

  • 浅田次郎の独特の言い回しはエッセイが一番目にすることができるのではないでしょうか。ただ、今回のエッセイの半分はダラダラとした日常を綴っているだけのもので終わっており、残念でした。

  • 作家、浅田次郎のギャンブル旅を知れたかな(笑)まあ作家さんもいろいろ大変なんだろうけれど、やっぱり庶民には高嶺の花という感じです、ハイ。

著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

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