アイム・ファイン!

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 189
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093878906

感想・レビュー・書評

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  • 【アイム・ファイン】 浅田次郎さん

    小説だと思って借りてきたら、エッセイでした。

    小説家という職業ゆえの肩こりや腰痛に悩んだ話。
    恐山が、実は訪れてみると、名前やイメージとは異なり
    意外に風光明媚であった話。
    自身がガイドを務めた中国ツアーの話。
    などなど、軽快で読みやすいエッセイでした。

    遠藤周作さん、中島らもさん、浅田次郎さん
    この人たちのエッセイはおすすめです。。。

  • 以前、出張でJALをよく使っていた。経営がおかしくなる前の整備不良がニュースになっている頃。職場の女子社員から「大丈夫ですか」なんて聞かれた。でも、ANAにしなかったのは、短い飛行時間の間に機内誌スカイワードで浅田先生のエッセイを読む楽しみのため。

    ラスベガスを訪ねる度、待遇が良くなっている。部屋代はタダになりホテル内の飲食もタダ。これはヤバいと感じるのだから、製紙会社の元会長と違ってまともな人なのでしょう。
    中原の虹を書かれている頃、またNHKで蒼穹の昴のロケの頃。必然的に中国旅行の話が多い。
    エッセイでも浅田節というかスタイルがしっかり出来上がっている。ニコニコ笑いながら読み通した。
    機内誌は川上和生さんの絵がいつもついていた。表紙には載っているけれど、各話にも載せて欲しかったな。モノクロでも良いから。

  • ≪内容覚書≫
    浅田次郎のエッセイ集。
    蒼穹の昴のドラマ撮影の話などもあり。

    ≪感想≫
    あー、この人、おもしろいなー、と改めて思う。
    そして、同時に、頭良い人だよなー、とも思わされる。

    下ネタやギャンブルで盛り上がるかと思えば、
    歴史への真面目な考察や、
    中国文学に向ける強い思いなど、実に幅が広い。
    とりあえず何でもやっちまう精神の産物だろうか。

    つらいことさえ、楽しく語るエッセイで、
    読むと元気をもらえる作品。

    あと、浅田さんのおかげで中国が好きになれる気がする。

  • 日航の機内誌のエッセイをまとめた第二弾。
    相変わらず軽妙な話口がとても楽しかったです

  • やっぱりオモシロイ浅田エッセイ☆あぁ、旅に出て読みたい…。
    内容紹介
    「鉄道員」で直木賞を受賞したベストセラー作家によるエッセイ集。
    JAL機内誌「SKYWARD」人気連載中の旅エッセイ「つばさよつばさ」の単行本化第2弾です。
    第1弾は2007年に単行本『つばさよつばさ』として刊行し、2009年10月に同名タイトルで小学館文庫より刊行。好評を博しています。
    今作品も前作に引き続き旅をテーマにした一冊。ベストセラー作品『蒼穹の昴』の中国ロケで起きたこととは?(『西太后の遺産』)、
    熊本で出会った""しろくま""の正体とは?(『しろくま綺譚』)など笑いあり、涙ありの浅田節が存分に描かれています。

  • 読みながらニヤリとしてしまう。
    笑い話しでも浅田さんのエッセイは背筋がシャンとして男の矜持を感じさせてくれますね。

  • 地主ならぬ痔主で、連載を脱稿した時に脱肛された浅田さん。痛快なエッセイです。心臓手術の後にも「アイム・ファイン」と言ったのでしょうか?

  • 笑いました。機内誌掲載のものだということですが、機内ではつらいかも、一人ニヤニヤしてしまい・・・。

著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

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