考えない練習

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著者 : 小池龍之介
  • 小学館 (2010年2月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093881067

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考えない練習の感想・レビュー・書評

  • 本書で言う「考えない」とは、無意識下で勝手にいろいろ考えてしまっている雑念を失くしましょう、ということのようです。
    考えすぎることは、思考を鈍らせてしまうこと。
    本当に思考するときに、よりクリアに考えることができるよう、日々の「考える」を仏道的に見直してみましょう、という提案です。

    仏道で三毒とされているものが、欲・怒・迷です。
    人間は強い刺激や苦しみでさえも、「快楽」に変換してしまうのだそう。
    しかし、五感を研ぎ澄まし、普段の生活を「見えている」から「見る」に、「聴こえている」から「聴く」に変えることで、普段の日常の味わいが増し、刺激的なものがなくても毎日を楽しめるようになるのだとか。
    五感を使うこと、それに自分の心を客観的に見ることを意識して、自分で自分の心をコントロールできる術を取り入れたいと思います。

    印象的だったのは、笑うことについて書かれたコラム。
    大きな声で笑うというのは刺激の強いこと。
    お笑い番組は三毒を含む笑いで成り立っているため、ぼんやり眺めているだけで欲・怒・迷が刷り込まれてしまうのだとか…どきっ。
    時々自分のことを一歩引いて観察し、穏やかな表情を浮かべていられるような練習もしておこう…

  • 読んでいる間、ずっと苦しかった。
    なんだか私とあまり合わないような気がする。

    書いていることは分かるし、理解も出来るけど
    この表現の仕方なら誤解を生じてしまったり
    正しく伝わらないのではないかな…と思いました。

    読んでいると自分はやっぱりダメなんだなーと凹まされる。
    なんともいえないモヤモヤした気分になった。

    うまく言えないけど私は自我にまみれた凡人でいいや~と思った。

  • むしろ、考え抜こうと決意するきっかけとなった本

  • 「渡鬼」がどうしても苦手な理由がこの本を読んでわかった。
    登場人物が声高に「自分がもっとも正しい」という思い込みが、声に出ているからだ。それが不快に感じるからだ。

  • 意識は人間を人間たらしめている尊いものである。
    そんな当たり前の認識が、本書によって脆くも崩れ去ってしまった。
    筆者が言う通り、自分が普段何を考えているかを意識してみると、9割方考えなくてもいい事を(それどころか、考える事によって毒にすらなる事を)考えている事に気付く。
    余計なことを考えそうなとき、または考えているなと思ったとき、本書で勧められている通り、五感に意識を集中し、「考えること」を忘れる。
    それだけで、いつもは「休憩」ばかりしていたのに、嘘のように仕事に没頭できた。
    自分は意思が弱い人間だと勝手に思っていたが、それも所詮は脳が作り出した幻影に過ぎないのかもしれない。
    いつまで続くかは怪しいが、記憶が薄れるたびに再読したい本だ。

  • http://sgk.me/g7ey1q「頭で考えすぎずに、もっと五感を使おう。」
    著者の小池さんによると、悩みや不安から解放された毎日を送るためには“五感を研ぎ澄ますこと”がコツだそうです。
    ブッダの言葉をわかりやすく現代語訳し、ちょっとした心がけが「考えない練習」になるのだと教えてくれます。
    脳研究者・池谷裕二さんとの「脳と心の不思議な関係」と題した対談も収録。

  •  仏教については、歴史の教科書に出てきたり人を弔ったりするもの、程度の認識しかなかったが、仏陀の頃からの教えが今の時代にも実用的な心の処方箋となることに驚いた。  人間の基本的煩悩「怒り」「欲」「迷い」により、人は苦しむが、これは全て思考のなせる業だという。正しくない思考をやめ五感を研ぎ澄ますことで、今その瞬間瞬間を大切に生きるのが大事だ、ということがよく分かった。
     時折読み返し、正しくありたい。

  • 感情・感覚に対して能動的になることで、思考を自由にしよう。
    東大卒・現役の住職さんが、刺激の多い現代社会に生きる私達に送る、ちょっぴり楽に生きるためのヒント。

    一番インパクトがあったのは、「アガった時は御釈迦様みたいに半目で視界シャットダウン」かなあ(笑)。お坊さんにならではのアドバイスよね〜(笑)。


    話す…自身の声に耳を傾け、音の刺激に集中してみよう。その時、もっとゆっくり話そうとか余計なことはかんがえず、ただ自分の声音に集中!

    聞く…世界の音に耳を澄ましてみよう。雑音の中に、意味を見出せる音が拾えるかも。

    見る…観察の結果を自分に還元させないこと。自分のせいで相手がつまらなそう…←こう見えるのは、自分の評価を気にする煩悩があるから!認められたいという気持ちをこの人は私の話を聞いていないという怒りや失望感にフィードバックさせないこと。

    あがり症になるのは、失敗してマイナスの評価をされたらどうしよう…という慢の煩悩ゆえの思考が先走っているから。自分で勝手に考えすぎている!
    相手をよく観察して距離感をつかめれば余裕を持てる!御釈迦様の半眼を真似してみよう!視界を遮断することで集中力を研ぎ澄ます!

  • なかなかの良書。

    お坊さんが書いた、考え過ぎてしまう癖を治すための本です。

    仏教用語が感覚に合わず、理解しにくい傾向はありますが、内容的にはとても分かりやすく、実践出来そうな感じがします。

    特に響いたのは、
    ムカつく!と思うのではなく、「ムカッと思っている自分がいる」と自分の状態を見つめる(客観視)するという方法。

    これを試してみると、他人事のような感じで、心が穏やかなままでいられます。

    他にも、平穏な心持ちで居られるための数々の考え方や方法が書いてあり、凄くためになりました。

    スグに忘れてしまいそうですが、何度も読み、実践を繰り返せば、少しづつでも変われる感じがします。

    優しい教え方で、読みやすいから、すんなり入ってきて、下手な自己啓発書より余程いいです。

    スグにイライラしたり、集中出来なかったりする人にオススメ。

    タイトルにピンと来た方は是非!

  • 一つの事実から脳が勝手に色々な解釈をつけて、感情を持っていく、ということに納得。
    いやなことがあっても、そう判断したのは自分の感情だから、冷静に事実だけを見る練習は私に本当に大切だと思った。
    瞑想にやっぱり興味持った

  • 最近の私のテーマがずっと、「考えすぎない、感じる」です。
    そんな時、ずっと前に買ってて、本棚にあってまだ読んでなかったこの本が目に入りました。
    何かヒントをいただけるかもと、読みました。

    僧侶の著者によると、脳はより強い刺激を求めて勝手に暴走するものらしい。そしてネガティブほど強い刺激で、その強い刺激を、本当は苦なのに快だと認識するらしい。
    だから放っておくと、どんどんネガティブな考えに走ってしまう。

    そして頭で考えるのは最もエネルギーを使うので、感じる余裕がな
    くなる。そうすると、五感が鈍くなって、今目の前で起こっていることの実感がなくなり、しっかりと生きている充足感がなくなり、よって幸福感が薄くなる。

    だから今この瞬間をしっかりと感じることが重要。
    それには五感を研ぎ澄ます練習をして、集中力を高める。


    能動的に五感を使うコツがいろいろと書かれててとても参考になりました。
    瞑想は良さそうなので毎朝瞑想することにしました。

  • 書いてあることは、わかります。

    心穏やかに刺激の少ない人生を送ろうや、という本。

    ただ、あまりに世間離れした感じがあるのよね。

  • 考えるせいで集中力が低下したりイライラしたり迷ったりする「思考病」を治すには、「正しく考える」こと。その為には五感を能動的に使うこと。例えば「見る」。己の感情を見つめ、<私は「ムカつく!」と思っているだけであって、。自分の心が作り出しているだけのものである>と認識すること。心洗われる一冊。

  • 練習中です。
    まだ5ページくらい…
    考えないようになれたらうれしい、と期待して★4つ( ̄▽ ̄)

  • 夜ベッドに入る。
    スッと眠れる日はいい。
    しかし、考えが頭で
    自動生成され始めると、
    暴走が始まる。

    これをどう止めたらいいのか。
    そんな思いで読み始めた。

    本書は「思考は病である」
    と断ずるところから始まる。

    さらに「話す」「聞く」「書く/読む」「食べる」など
    日常のあらゆる行動に潜む人間の病をあきらかにしていく。
    やさしいお坊さんから
    上質の説教を聞いているようだ。

    最後には脳科学の専門家との対談もある。

    進化の過程で、脳に最初に宿った価値観が
    “苦痛”や“不快感”だった。
    という脳科学からの指摘は衝撃的だ。

    僕たちの脳は
    やはり発生から
    身体感覚に依存している。
    身体ありきで脳がある。
    そして、その脳が苦痛に対して
    過剰反応し、暴走する。
    また、別の価値観が並走する。
    それは快楽への刺激。
    快楽への追求が同時に暴走する。

    だからこそ。
    自分の脳のありように
    自覚的であることから
    始めたい。

    著者の小池龍之介さんは
    お寺の住職さん。
    webサイトを立ち上げたり
    お寺とカフェが合体した場所を展開してみたり
    今という時代を生きるお坊さん。
    その説教にひたってみよう。

  •  私は妄想大好きなので、それを「脳内ひきこもり」と言われてしまうと「考えない」というのは難しいかもと思いながら読み始めた。
    でも、別に考えてしまうことをそんなに否定してるのではなくて、五感をフルに生かして大切に丁寧に生活する。
    自分の感情や意識のあり方を把握すると、感情や意識に流されない、その感情が起きる前に対処できる、ということらしい。

     指摘されて五感を意識してみて、自分が「音」に無頓着だったのかと愕然。
    風を聞こうと意識するだけで、世界が大きく変化して視界もハッキリした気持ちがした。
    「風の声を聞け」「自分の息を聞け」と覚えておこうと思う。
    音を聞くために「できるだけ音を立てない生活を」というのも、ガサツな私としては丁寧な生活の第一歩だし。

    「嫌なことがあると発散する条件付けができてしまう」本当?
    でも、確かにそれはあるかも。
    ところどころ「?」と思う箇所もあるけれど、今まで考えたことない新鮮な意見が多くて考えさせられた。
    もちろん、これを実践するにはまだまだ修行が足りないけど。
    このごろ怒りっぽくなった、批判的になったと感じることが多いから、少しでも実践してみようかな。
    ホ・オポノポノでも「ごめんなさい」が言いづらくなっている。「降伏」も大切。

     最後の対談で「これではロボットになってしまうのでは?」「楽しかったりうれしかったりの感情もダメなの?」ということにも納得のいくような説明をしている。
    池谷さんって他の本でもわかりやすくて好きなんだけど、今回もわかりやすい。

    「潜在意識の中で既に決められた台本(経験値・来歴)にしたがって反射(感情・意識)が出てくる瞬間に、いかに早く気づくことができるか、支配される前にいかに早く気づけるかという訓練です。
    そのために集中力が必要になってきます。」

  • ■概要

    最近イライラしていませんか。漠然とした不安を抱えていませんか。

    そんな方に是非読んでもらいたい1冊です。余計なことを考えず五感を研ぎ澄ますことで、色々なネガティブな感情から逃れることができます。

    特別なことは書かれていませんが、「話す」「聞く」「読む」「計画する」「食べる」「買う」「触れる」など基本動作において目の前のことに集中し、煩悩を絶つ方法が分かりやすく述べられています。

    著者はお坊さんですが、宗教的な話はなく、どちらかというと日常生活の中で余計なことを考えずに集中力を高めるという当たり前の話が多い印象です。

    当たり前のことを見直す良いきっかけを与えてくれる本ですので、おすすめです。


    ■仕事に役立つ点

    「話す」話しながら、余計なことを考えない
    「聞く」相手の感情を浮き彫りにして受け止めてあげる
    「計画する」キッチンタイマーで時間を測る
    「買う」本当に好ましいと思えるものをきちんと選んで、それを作ってくれている人たちにお金を回す
    「触れる」集中力が途切れたら、触れている感覚に注意を向けてみる

    まずは、上記の行動をするときに、意識することから「今」に集中したいと思います。

    (のぐ)

  • あまりにも心動かされるので、「これは何かの宗教か!洗脳される!!」と何度も思ってしまいました。(仏教でした)自分の考え方や感じ方が変わろうとすると怖くなります。でもそのたびに「自分にとって良いことだけを取り入れよう」と思いました。書かれていることのうち、どれだけが自分にとって良いことなのかまだ分からないのでもう少し読み返す余地がありそうです。

    この本に書かれている通り、私は『思考病』でした。何か気にかかることがあると、作業中でも頭の中の20%くらいは気にかかっていることが占めていました。そして通学中、休み時間、寝る直前、ちょっとでもぼーっとする時間があればとにかく考えていました。日常会話の反省会も毎回していました。

    書かれていたトレーニングの、考えることよりも五感を使うことに意識を向けていくのを試してみたらかなりかなり楽になりました。特に聞くトレーニングがよかったです。そういえば小学生のころは、通学中はまわりの自然を見たり音を聞いたり、何も考えずにぼーっと学校まで行っていたなぁと思い返しました。そしてそのころの思い出はとても色鮮やかでした。

    とはいっても、油断するとすぐ考えてしまうので、意識して五感に集中していかなくちゃなぁと思いました。読んでよかったです。この本はこれからもたびたび読み返すと思います。

    こうした日常生活に即した自己啓発系の本はたくさんありますが、とりあえず色々なものに手をつけるのではなくて、この本に書いてあることをマスターしたらまた新しく読もうと思います。私はこの本に書かれていることがとても気に入ったので。

  • 『仏道』という世界を知らなかったので、とても興味深かった。自分なりに深めていきたいと思った。この本の著者の方、人間できてるなぁ・・・って尊敬してたら、同い年だったので驚いた・・・がんばらねば。

  • すでに実践していることあり、耳に痛いこともいくつもあり。
    時間をおいて、また読んでみたい本。

  • 気分が楽になります。晴れた日でも雨の日でもイイ感じ★

  • 今年最高に感動した本です。

    10/08/27

  • 今話題の仏教本。表紙の、バスの座席に座って頭を壁にもたれかけ、目を閉じている著者の写真は、穏やかな雰囲気をまとっていて印象的です。
    昨今は、脳ブームで、シナプスの働きなどの本がよく出ていますが、この本では、逆にあまり脳を働かせないことを目的としています。
    脳を刺激すると、情報のノイズが止まらず、心が休まる時がないことから、目、耳、鼻、舌、身(感触)の五感を研ぎ澄ませて思考を乗り越えるという力を身につけるべきだとのこと。

    考えすぎることは、思考そのものを混乱させ、鈍らせてしまうため、タイトルの「考えない練習」が大切になるそうです。
    確かに、仏教の修行とは、一切を「空」にすることなので、それに即した内容になっていますね。

    といっても難しい専門的なことが書かれてあるわけではありません。
    仏教用語をやさしい言葉で解説してあるため、読めないような専門用語があるわけでもなく、静かに心落ち着けて、読み進められます。
    著者は東大卒の住職さん。「がーん」「がびーん」などという言葉がよく使われているのが、なんだかおもしろいです。
    また、「ノイズ」という言葉は、うつ病の僧侶が主人公の物語『アブラクサスの饗宴』にも使われていたことを思い出しました。

    最近「断捨離」という言葉を知ったばかりですが、やはりここでも、捨てることの大切さを説いています。
    失うことが怖いという気持ちが、ものへの執着を生むのです。

    情報ネット社会の中でもがいている人のために、mixi病などのネット依存症にならない心構えなども説かれていました。
    著者はアドバイスができるほど、ネットにも造詣が深いのでしょう。

    人間には怒り、欲、迷いという3つの大きな煩悩があり、どれもが脳に強い刺激を与え続け、ノイズを生み、不安になったりイライラしたりすると、著者は言います。
    ノイズを減らすためには「考えない習慣」をつけることが大事だとのことで、「話す」「聞く」「見る」「書く」「食べる」「触れる」などの日常的な動作に含まれる、集中の高め方、五感の鍛え方が、わかりやすく書かれていました。

    巻末に、『進化しすぎた脳』の池上裕二氏(脳研究者)との対談が掲載されており、お二人の教養の深さに驚かされました。

    「人間は考える葦である」というように、漠然なりとも、何かしらのことが常に頭の中にあるものです。
    心を無にして考えないようにするというのは、なかなか難しいことですね。
    それは、お坊さんの日々の修行に近いものになるのでしょう。

    考えすぎてもいいことはない、刺激や不安ばかりが増大する、という意見は、至極もっともで、納得できるものでした。
    考え尽しても答えが出ない時には、もっと前から考えるのを諦めて、リラックスするというのも、大切なことでしょう。
    簡単なようで難しい、気持ちのコントロールの仕方を、やさしく教えてくれる本です。

  • 思考に行き詰まったり、悩んだりした時に、読みたい本

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考えない練習の作品紹介

頭で考えずに、もっと五感を使おう。するとイライラや不安が消えていく―
東大卒現役僧侶による休脳のすすめ
文庫版、電子書籍版も発売中。

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