- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093881067
感想・レビュー・書評
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仏道のスタートとゴールは、無駄なエネルギーを使わない思考、その時に最も適切な必要最低限のことだけを考えて、どうすれば無駄だと思考や空回りする思考を排除できるか。
自分が読むためだけの日記をつける
必ずしも万人と仲良くしましょうと言った博愛的な、偽善的ものだはなく、ある意味もっと厳しいもので、お互いが堕落するような関係や、付き合っていて、自分のグレードが落ちてしまう相手からは距離をおくべき
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凡人には難しかった
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”タイトルにひかれて手にとったところ、他の本にないユニークさを感じたので購入。
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T:
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<読書メモ>
・「慢」の煩悩
・笑いのデメリットとほほ笑みの効能” -
この人はまだ33歳くらいなのに、ずいぶんと年のいった文章におもえる。
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少し難しい感じでした。
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10.6.26 石井ブログ
【書評ブログ一斉レビュー】 「考えない練習」小山龍之介
テーマ:書評:哲学・思想・科学
多読書評ブロガーの石井です。
本土曜日も書評ブロガーさん達の一斉レビューということで、私の推薦させて頂いた書籍を取り上げて頂いたので、再掲載になるのですが、小山龍之介さんの「考えない練習」という本を紹介させて頂きます。
著者は若い仏僧の方で、著書を拝見する限り若いころは大分やんちゃもやりながら、最近は著述業にかなり力を入れられている方です。
仏道的に、考えないでいるための発想について色々と解説されている本なのですが、私は、後段の池谷裕二さんとの対談の部分に衝撃を受けました。
池谷裕二さんの本では、糸井重里さんとの対談本「海馬」もすごくオススメですが、対談形式の本の何が良いのかというと、専門家として自分自身の文章の中では、「言い切れない」部分についての見解を、「そう思います」みたいな形で表現できるところです。
■脳の発達の原点
人間には苦を楽に変換するという機能があるのではないでしょうかという小池龍之介さんの問いかけに対して、脳の起源についての池谷さんの発言。
身体感覚を身体運動に転換する形で脳は発達した
入力を出力に変換するかどうかの判断基準として、最初に脳に宿った価値観が、苦痛や不快感
感動・共感は「痛覚」を利用して感じられているという見解がありますが、そもそも、「痛覚」が価値観の起源だということです。
生は苦なりというブッタの見解へも通じてしまいます。
■人は苦に反射的に反応してしまう生き物
気持ち良いから動かなくて良いとなってしまう
苦痛が元にあってジタバタしているくらいが良い
苦に反応して動きが出てくるのが基本機能だとして、小池龍之介さんは対談の中で、その無意識の身体の反応についての感性を高めれば、その反射的に出てきたものについて、良いものを取捨選択していくことができるはずだと主張します。
色受想行識という人間の反応プロセスについての感覚を踏まえての発言だと思うのですが、池谷裕二さんはその主張についてゆるやかに同意しています。
■人の反応プロセスについて考える本
書評で紹介した本では、「予想どうりに不合理」。最近の本で言うと「まさか!」など人の意思決定プロセスの非合理性について探求された本は多くあります。
組織論や最近はシステム思考についての本を数冊読んでいたのですが、組織のメンタルブロックや、負のループが繰り返されれていくことで、失敗を繰り返してしまうパターンの分析等がされています。
また最近献本頂いた本で、先日の本魂一斉レビューで取り合えげられた三谷宏治さんの「ハカる考動学」という本では、人がなんとなくしてしまっている「ハカる」という行為について、意識的に取り組んでいくための方法論が提示されていて面白いです。
【本日の紹介書籍】
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仏の道も、禅とかヨガとか結局同じところに辿り着くような気がする。
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Vol.69
読み、書き、話すを仏道から見たらどうなるか?
http://www.shirayu.com/letter/2010/000133.html