考えない練習

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093881067

感想・レビュー・書評

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  • 夜ベッドに入る。
    スッと眠れる日はいい。
    しかし、考えが頭で
    自動生成され始めると、
    暴走が始まる。

    これをどう止めたらいいのか。
    そんな思いで読み始めた。

    本書は「思考は病である」
    と断ずるところから始まる。

    さらに「話す」「聞く」「書く/読む」「食べる」など
    日常のあらゆる行動に潜む人間の病をあきらかにしていく。
    やさしいお坊さんから
    上質の説教を聞いているようだ。

    最後には脳科学の専門家との対談もある。

    進化の過程で、脳に最初に宿った価値観が
    “苦痛”や“不快感”だった。
    という脳科学からの指摘は衝撃的だ。

    僕たちの脳は
    やはり発生から
    身体感覚に依存している。
    身体ありきで脳がある。
    そして、その脳が苦痛に対して
    過剰反応し、暴走する。
    また、別の価値観が並走する。
    それは快楽への刺激。
    快楽への追求が同時に暴走する。

    だからこそ。
    自分の脳のありように
    自覚的であることから
    始めたい。

    著者の小池龍之介さんは
    お寺の住職さん。
    webサイトを立ち上げたり
    お寺とカフェが合体した場所を展開してみたり
    今という時代を生きるお坊さん。
    その説教にひたってみよう。

  • 凡人には難しかった

  • 西洋医学というか、最近はやりの脳科学的視点と、禅における精神集中のテクニックを合わせたような感じだが、どうなんだろうか。禅ってそんなに(現代の)医学的科学的言語や基準で判断できるものなのかね? 逆にしちゃいけないんじゃないだろうか。文章もやさしく書いている風だが全然入ってこない。

  • 一度読んだことがある本でした。
    私たち的にはびみょ~っ感じの本です。

  • 全て私にはできてない。
    食事の味わい方、大変参考になりました。
    こんな風に生きていたい。
    自分が生き急いでいることを感じられずにはいられない。

  • ブックオフにて100円で購入。なかなか素敵な装丁だと思います。
    でも残念ながら中身の方は薄すぎます。ハウツー本としては情報量が少なくて微妙ですし、仏教書としてはわかりやすく解説しようとして逆に説明がわかりづらくなっているような感じがします。仏教に本当に興味のある人は多少難しく感じてもスッタニパータ (岩波文庫)から読んだ方がいいでしょう。

  • わかりやすそうでわかりにくい文章で
    読み進めるのが簡単ではありませんでした。
    なぜでしょうか、ちょっと不思議です。
    途中で眠たくなるんですね・・

    あと会話形式で書かれている文が多いのですが
    私にはどうも表現そのものが馴染めず。。
    「むかつくーツ」など
    最後にいつも「ーツ」がつくのは著者の癖なのでしょうか。

    著者の他の書籍も読みましたがどれも同じ感覚でした。

    20〜30代前半の方にはいいかもしれません。

  • 仏教の観点からの内容が多くすぐ適応できるかは疑問。後、対談の記載は不要かも。

    五感を研ぎ澄ませるというくだりは実用的なので実践してみようと思う。

  • 「欲」「怒り」「迷い」が心の三つの毒。
    “自分”が勝手に頭で作り出した無駄な考え/概念をなくそう。
    自分は流れに乗らない/止める/じゃまをする人がどうもダメみたいだ。
    考えないことは難しいけど、考えない練習をしてみよう。

  • 内容は良いけど、ちょっと求めてるものと違った。

著者プロフィール

1978年生まれ。山口県出身。東京大学教養学部卒業。月読寺(神奈川県鎌倉市)住職、ウェブサイト「家出空間」主宰。僧名は龍照(のちに空朴に改名)。住職としての仕事と自身の修行のかたわら、一般向け坐禅指導も行う。執筆活動も手がけ、『考えない練習』(小学館文庫)、『しない生活』(幻冬舎新書)、『超訳 ブッダの言葉』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、多くの著作を持つ。2018年9月に月読寺を引き払い、路上生活者に。11月には修行の旅に出る(現在は音信不通)。

「2019年 『やっかいな人を自分のお城に入れない方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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