またまた どーすんの?私

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (146ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093881081

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  • てん子の”自分探し”エッセイ第2弾!
    高校を卒業してから、アルバイトや会社勤めになじめず、何をやっても中ぶらりんだったてん子は、ようやく自分の”やりたいこと”を見つける。「絵の学校に行って、絵の勉強をしたい」――でも、専門学校ガイドで選んだ”いちばん学費の安い学校”は、なんでもアリの自由な場所で・・・。個性のキョーレツすぎる先生と生徒たちに囲まれて、もともとなかった自信を失っていくてん子。私の個性って何? 私らしい生き方って何?
    卒業を目前にして目標が見つからないてん子は、自分なりの道を見つけていく親友たちの姿を見て、大切なことに気づく。いろんな人がいて、いろんな考え方があって、それでいいんだ。答えはひとつじゃない――。そしててん子は、小さい頃からの夢だったまんが家を目指すことを決意する。
    細川貂々がぐるぐる悩んだ青春時代を描いた『どーすんの? 私』に続く、爆笑コミックエッセイ第2弾!
    水彩画を描く時にブルートーンで描く人、校長先生に絵を絶賛されたのに今年は天中殺だからという理由で退学した人、「何をしている時が一番気持ちいい?」という質問を周りにしていた人、様々なユニークな人たちに刺激されて、自分がどんな絵を描いていいか分からなくて迷い、ありのままの自分でしか描けない絵を目指そうと決意するまでを、鋭い人間観察によるユーモラスな絵で描いていて、そっと背中を押してくれるコミックエッセイです。

  • 本の帯に『シューカツに疲れた人も読んでね』
    ハイハイ、私のことですよねw
    主人公のてんちゃんの ユルいけど
    でもその実 いろいろ探したり感じたりしている所が良いんですよね・・・
    シューカツがんばります。

  • 若い頃のてんさんが、
    (自分はどう生きたらいいのか?)
    悩み、活路を見出そうとして
    とある絵の学校には通ったものの、(←この学校がなかなか面白い。。。)
    そこから先が全く不透明で、
    しっかり未来を見据えている子達と自分を比較しては、
    (どうすんの?私)

    と、苦悶し続ける日々を描いたエッセイ。

    今でこそてんさんは売れっ子の漫画家だから、
    こんな日々も糧になっていたんだろうな、
    と、結果的にサクセスストーリーにありがちな苦い部分として、
    冷ややかに見てしまった部分もあったかも知れない。

    が、
    何故彼女のエッセイがたくさんの人の読まれる様になったか?
    も、充分に納得できる内容だとも思った。

    共感したのは
    自分以外の人達が、皆カッコ良く見えすぎて、
    (ああ、ならなきゃいけないのかな?)
    (このままじゃいけないのかな?)

    と、焦るばかりに自分が(本当はどうありたいのか?)が、見えなくなってしまっている状況に陥ってるてんさんの苦悩。

    それを、まんま描いてるわけだから、
    そりゃ、「うんうん」と、頷いてしまうでしょう。

    もう、全てを悟りきって強く自分を生きている人なら、全く読む必要のないエッセイ。
    でも、私にはまだまだ必要だな~。^^♪

  • 色んな世界があるな〜っと思いながら、サラリと読める本でした。

  • 「どーすんの?私」の2巻。美術の学校に入ってからのお話でした。美術の学校在学中でも人生を考え続けて、最後に見つけた宣言したのは凄い決断だと思いました。私も決断して、目標を見つけたいです。

  • 2018/12/05読了


    細川さんのエッセイコミックは色々読んできましたが
    私の知らない、いろんな世界があるのね・・
    美術系の学校って、様々あるけども
    独特というか、それプラス才能とかバイトの悩み
    人との関係や、自分のしたいことが分からない など
    もやもやがいっぱいな青春時代
    その悩みは、かつての私にもあったなという気持ち。


    細川さんのエッセイは、ネガティブなところが多くて
    最初は少し苦手でした。
    でもいろいろ本を読んでいくうちに、じわじわ好きになって読みたくなっていく。
    ほかの本も読もう。どこからか、自分の肥やしになるように。

  • てんさんの専門学校時代。自信がない、周りを見て焦っちゃうてんさんに共感した。何やっていいか分からない、やりたいことがあっても自信がない、そういう時期ってあるよなあ。友人も個性的で、面白く読めました。

  • 感情移入できた。
    自分の個性をわかってる人って、どうなってるの?って、私は、不思議。

  • 著者が美術学校に通いながら自分の道を模索している姿が描かれている、軽く読めるし共感できる部分もありなかなか面白かった。最後にやりたいことを宣言する場面は爽快感がありいろいろ迷ってきただけによかったねーと思いました。その後の話も読みたい。

  • どーすんの?私の続編。
    私も「私なんか・・・」って言う人が大嫌いなので友人の気持ちがよくわかる。
    自分の自信のなさを素直に本に書けるのがすごいと思う。

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著者プロフィール

細川貂々(ほそかわ・てんてん)
1969年、埼玉県生まれ。漫画家・イラストレーター。セツ・モードセミナー卒業。パートナーのうつ病を描いた『ツレがうつになりまして。』(幻冬舎)がベストセラーに。テレビドラマ化、映画化される。その他、水島広子医師との共著「それでいい。」シリーズ、今一生氏との共著『さよなら、子ども虐待』(創元社)、『凸凹あるかな? わたし、発達障害と生きてきました』(平凡社)、『がっこうのてんこちゃん』(福音館書店)、『こころってなんだろう』(講談社)、イラストを手掛けた『セルフケアの道具箱』(晶文社)などがある。現在、兵庫県宝塚市で、生きづらさを抱えた人たちが集う「生きるのヘタ会?」を主宰。

「2023年 『ココロの友だちにきいてみる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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