たんぽぽの日々

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  • 小学館 (2010年3月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (117ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093881142

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たんぽぽの日々の感想・レビュー・書評

  • 2017/03/12 連載の続きは単行本になってないのか?

  • 「あなたが機嫌のいいママでいられることを、最優先するのがいいんじゃない。」

  • ◆きっかけ
    図書館
    ◆感想
    短歌に加えてエッセイと素敵な写真。短歌が生まれた時の俵さんの状況や心情がエッセイで語られ、背景を知り、知っていた短歌もよりイキイキと感じられた。短歌から様々な想像が広がるのも良いが、私はこうやって作者のその背景にある気持ちをエッセイで読むことが大好きだと思った。
    ◆引用
    ・そろそろ文字を覚え始めた息子だが、なるべく楽しい感じで、遊びの延長のように教えられたら、と思う。最近よくやるのは「言いにくいことは、お手紙で」ごっこ。がんばって「あまいもの、もいっこください」などと書いてくれば、もう大目に見て、おやつを出してしまう。…p95
    ・バリ島で、バロンダンスを見たのは十数年前のこと。善を象徴する聖獣バロンと悪を象徴する魔女ランダの戦いが描かれた舞踊だ。(中略)これからも、善と悪の力は拮抗しつつ、戦いは続く……という終わりかただった。(中略)あんなふうに、「引き分け」の話があっても、いいのではないだろうかと。(中略)バロンダンスを私なりに咀嚼したというと大げさだが、幼い息子とぬいぐるみで遊ぶときには、必ず「悪キャラ」を作ることにしていた。…p96
    ・デンマークの高校生(中略)たちは、ぽかんとしていた。なぜ大の大人が、花ごときにそんなに振り回されるのか、という顔をしている。補足のために「桜前線」のことを話すと、ゲラゲラ笑い出す始末。「花が咲きそうかどうかがニュースになるなんて」というわけだ。…p101
    →カルチャーショック。
    ・母親としても歌人としても大先輩の河野裕子(カワノユウコ)さんと、子どもについて話していたとき、河野さんが、まろやかな微笑みをたたえつつ、自信に満ちてこう言われた。「子どもはね、いつも、そのときが一番かわいいの」(中略)子どもとの「いま」を心から喜び、大切にしてきた人ならではの実感であり、すばらしい発見だ。息子との時間が、いっそう愛おしいものに見えてくるまじないのような言葉である。…p103
    →そうありたい。
    ・育児のあいまに本を読むのは、至難の業だった。それでも時間を盗むようにして、何かを読もうとしてきた。そんな母を見ながら育ったせいだろう。息子もまた、5歳にして、立派な活字中毒の予備軍だ。…p109
    →時間を盗むようにして。共感。
    ・あとがき (中略)もしかしたら、幼稚園のお友だちとは、だんだん会わなくなるかもしれないけど、お友だちだったことは消えないんだよ。お別れするのが寂しいような、いいお友だちに会えて、よかったね。会えたことの積み重ねの上に、今の自分も、これからの自分もいるんだよ。てん
    →娘もきっと転居や転校の中で友だちとの別れを経験するだろう。その時、俵さんのように優しく諭せたなら良いな。…p116

  • 詩と解説の文章

  • 「誰かに預かってもらうことの、最大のメリットは、自分が「やさしいおかあさん」になれることだ。数時間会わないだけで、子どもに対して、ずいぶん心が広くなるのを実感する。」p29

    一番子どものためになるのは、完璧な母でいることではなく、良い母でいることではなく、「機嫌が良い母でいること」。

    深く、深く、うなずく瞬間だった。

    市橋織江さんの写真もいい。
    歌もいい。エッセイもいい。

    俵万智さんの著書を初めて読みましたが、とても良かったです。いつか母親になったら本棚に入れておきたい1冊です。
    プレゼントにも良いかもしれません。

  • お母さんがみんな思うことが短歌にしてある。子どもがいる人みんなによんでほしいな。
    こころあたたまります。

    好きって思う歌はたくさんあったけど、子どもを寝かしつけながら読んだので一押しはこの歌かな。

     ぴったりと抱いてやるなり寝入りばな
     ジグソーパズルのピースのように

  • 子どもの中に自分をみる。

  • 今のわたしの、母気分にぴったりな
    グッとくる短歌がたくさんあった。

    引用のとおり。

    小さいうちは子にとって、母がその世界の多くを占める。
    だから怒られても泣いても、大好き一番でいてくれるのだな。

    共感、同じこと思ってた!というところが多いこの本。
    世の中の、母って共通項だけでけっこうな部分
    分かり合える(気がする)ことのあるママ友現象を、
    この本でも感じました。

    p103,子どもはいつでも、その時が一番かわいい、という
    先輩母の言葉に、安心した。
    いつも、今が可愛さのピークだったらどうしよう!と心配しているから。
    はい、親バカなのです。

    引用四つ目など、成長・巣立ち系の句に、
    とくにグッとくる。さみしい。

  • マコトをウツスと書くけど、世界の一部を切り取ったものが、写真だと思う。
    写真を見て、これを撮った人は、どんな気持ちでこう切り取ったのかな〜と想像するのが好き。

    短歌も、限られた字数で世界を切り取り、表現している。

    俵万智さんが、どんな気持ちでその歌を詠んだのか…、添えられた文章から、しみじみと伝わってくる。

    市橋織江さんの写真も、穏やかな空気が漂っている。

    写真と短歌は、違うけど似てるんだな〜と発見した一冊だった。

  • なんとはなしに図書館で手に取った本だけれど、これほど自分の思いを代弁してくれる本と出会うとは。これまで思っていたこと、今感じていること、これから経験するであろうこと。子供が産まれてからきっと感じていた、また感じるであろう過去現在未来についての悲喜こもごもについての思いがギュッと凝縮された短歌と、寄り添うエッセイが、「あ〜私もそんなことおもってたなぁ」「これからきっと同じような思いを抱くんだろうなぁ」という私の無意識を言語化してくれて目が覚めるような思いだった。今はただただ大変で、時々泣きたくなるけれど、それは「たんぽぽの日々」なのだから、いつでもご機嫌な母でいることをモットーに、精一杯愛情を注いでいこう!と改めて思いました。折に触れて読み返したい一冊なり。

  • 私もこれから直面するであろう育児のいろんな場面で、ユーモラスに子供に対応している著者に好感が持て、私もこんな風に出来たらいいなと思った。著者のお父様もまた魅力的な人柄だと伝わってくる。
    全体的に『力の抜けて楽しい雰囲気の中に、なるほどと思える深み』があって私の好みに合っていた。
    育児本も読まなければと思うが、それに捉われず臨機応変にニュートラルにいられる様に、この本をたまに読み返したい。

  • 作者の等身大な子育て模様に共感と好感を覚える。
    こうあるべき、とか、こう育てましょう、という育児本とは違い、素直に読める一冊。
    母親として「今」を生きる同志、そうだよね〜と何度も頷いた。
    続編が読みたい。

  • 俵万智さんの育児の日々を、短歌とエッセイ、写真でつづる素敵な本。俵万智の短歌は恋愛もの、不倫ものなども良かったですが、私はこの育児ものが一番好きです。本書を読んでつくづくこの方の歌は素晴らしいと思いました。子供は恐らく幼稚園くらいの男の子だと思いますが、私も息子が幼稚園なのでとても共感します。

  • 子どもを持った者にはわかる短歌満載。短歌を通して子育ての何たるかを改めて感じさせてくれる良書。

  • 以前、俵万智さんの「生まれてバンザイ」を読みましたが、その後に読んだ「たんぽぽの日々」もとても良かったので、どちらも買って、手元に置いて、時々読み返しています。

    こちらは、雑誌「エデュー」に連載している、子育て中のシーンを詠んだ短歌と、それにまつわるエッセイをまとめたもの。
    「生まれてバンザイ」に比べると、紹介されている短歌の数は少ないのですが、子育てに関するエッセイとしても読めるし、短歌にあわせた市橋織江さんの写真もとても素敵で、短歌に馴染みのない方にも読みやすい1冊だと思います。

    ちなみに、この本のタイトルは、この短歌から引用したものです。

    たんぽぽの綿毛を吹いて見せてやる
    いつかおまえも飛んでゆくから
    (「たんぽぽの日々」10ページより)

    自分が生んで、今は育てている子どもも、いつかはこの綿毛のように飛んでいく。
    そう思いながら、綿毛を吹いて一緒に遊んでいると、子どもと自分の時間が限られたものであることを切実に感じる。
    だから、子どもと一緒に過ごす時間は、「たんぽぽの日々」。
    綿毛になって飛んでいったら、後はもう、親としては、ただ風に祈るしかない。

    ・・・そんな気持ちで、私も子どもたちとの限られた豊かな時間を過ごしたいと思い、子育てや日々の暮らしに少し疲れてしまった時に、この本を手にとります。

  • 「母は言葉の国の人だから」。
    子どもを授かってから、産み、育て、育てられているかけがえのない時間をと母である人すべてが共有できる想いを、短歌と言う凝縮した文字数とエッセイで記録し記憶に留めた秀作。いつか母になるかもしれない女性にも贈りたい1冊です。

  • 朗らかでのびやか。一番のお気に入りは、「親は子を育ててきたというけれど 勝手に赤い畑のトマト」。子どもがいたら、こんな愛おしい経験ができるかもしれないのね、という感じの本。素敵です。

  • 頷きながら、我が子の幼い時を思い出しながら読んだ。
    とても優しい気持ちになれる本。

  • 感動した考え方は
    ①自分の時間という宝物があってそれを子供に奪われていると考えたなら、つらくなるばかりだ。むしろなんてことない自分の時間を宝物に変えてくれるのが子供ではないか?

    ②信頼関係があれば、叱ることすら必要ない

    ③教育っていう言葉をつかっているが 教えることの方に比重がかかりすぎてはいませんか?育てることにも、力を注がなくては

  • 久しぶりに俵万智さんの本・短歌を読んだ。
    昔は好きでサラダ記念日やチョコレート革命など、いくつか読んだものだが、初めて子育ての話を読んだが、自分の環境と共通するものがあるため、共感もしやすく面白かった。
    お父さんとのやり取りやおじさんの話には胸を打たれた。
    星は4.5というところ。

  • 歌は解説つきで読みたくないという発見。
    ただ三好達治の郷愁を知れたのは大収穫。

  • いつかは親元を離れていってしまう子どものことをたんぽぽの綿毛にたとえて詠った俳句「たんぽぽの日々」(本のタイトルにもなっている)は、子どものいるお父さんお母さんにぜひ読んでほしいです。

  • 機嫌のよいママでいたい。

  • さすが俵万智さん。
    子育ての経験を、こう残す&生かすとは!

    リアルに綴った歌の数々、
    育児奮闘中の私達に、癒しと共感と、一歩踏み出す勇気と…
    エールとして、すべてのママに贈りたいです(*^o^*)

  • 「機嫌のいいおかあさん」で私もいたい。子育てで煮詰まることもたくさんあるけどこの本を読んで、子供と一緒に過ごすかけがえのない時間を大事にしたいと思いました。
    ブチっと切れそうになったら開いて心を落ち着かせたいです。

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