華の人 有田に生きた薔薇の貴婦人・敏子の物語

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著者 : 伊藤緋紗子
  • 小学館 (2010年6月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093881302

華の人 有田に生きた薔薇の貴婦人・敏子の物語の感想・レビュー・書評

  • 実在の女性を描く。東京で学生時代を過ごした敏子は、まさに大正モダンガールそのもの。たたずまいと内面の美しさが魅力的。
    大正から昭和への時代の流れと、女性が置かれた環境の問題も、よくわかる。
    彼女や村岡花子のように、女性が教育を受け、自由な感性を伸ばすためには、父親の理解が第一。
    モダンガールが、有田の閉鎖性に負けず頑張る話かと思いきや、時代にたわめられていくのが悲しかった。

  • 明治・大正・昭和に生きた深川敏子の話。
    敏子の溌剌とした明るさに惹かれる反面、姑のモトは大変だったろうなと同情したり。
    最後、陸男が「有田に帰りなさい」と言わなかったら、敏子は陸男と結ばれたかもしれないなぁと思った。

  • 北海道から九州佐賀、陶磁器の産地へ嫁いだ モダンガール 敏子さんの生涯です。
    有田に行ってみたくなりました〜

  • 有田・深川製磁のお話、ということで手に取りました。
    物語の主人公が目にした、深川製磁のレンガ造りの工場にも行ったし、そこでアウトレットの商品も購入したことがあります。

    ・・・・・で、肝心の話なんですが、小説と著者はいっているけれど、実在の人物も、現在生きてらっしゃる人物も登場しているわけでひじょーに感想が書きにくい。

    書きにくいけど言ってしまえば、結局のところ夫の進氏は実母に首根っこ押さえつけられていたわけで、夫人をかばってなにかものいう、対決する根性なし、それを見切ることもできない主人公もなんだかなぁと。

    この主人公の行動を読むにつけ、思い返したのは、市川じゅんさん描くマンガ、「陽の末裔」。これを下書きに書いたのかと思えるほど酷似しているけど(結末はともかく)、そう考えるよりは、市川じゅんさんがあの時代の女性の生き方を研究する上で、こちらの物語の主人公の人生も参考にした、というほうが正しいのでしょう。

    どっちがおもしろいかといえば、わたしは「陽の末裔」を推します。

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華の人 有田に生きた薔薇の貴婦人・敏子の物語の作品紹介

時は大正十三年。東京の女学校に通うモダンガールが大恋愛の末に嫁いだ先は皇室御用達の名門窯元だった。自由な生き方を望みながらも激動の時代ゆえに受ける幾多の試練。明治、大正、昭和を熱く生きた伝説の女性「敏子」の生涯を追った物語。

華の人 有田に生きた薔薇の貴婦人・敏子の物語はこんな本です

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