あんぽん 孫正義伝

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093882316

感想・レビュー・書評

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  • 【概要】
    孫正義のルーツに迫る本
    【著者】
    出版社勤務→ノンフィクション作家
    【感想・印象に残った点】
    ・在日韓国人として、豚の養殖・焼酎の密造を行う家庭にて孫は幼少期を過ごした。数々の差別や中傷を受け、志した教師も断念を余儀なくされるなど、孫には「在日」のハンデがついてまわった。
    ・父三憲には商才があり、サラ金やパチンコで一財をなし、孫に高度な教育を受けさせた。
    ・アメリカで「自動翻訳機」を開発した孫は、それをシャープの役員の佐々木に売却をする。後に1億円の個人債務保証を行うなど、佐々木は孫の人としての魅力を買った、初期の恩人であった。
    ・孫が体調を崩した際、社長に就任した大森し(野村証券→セコム副社長)も佐々木の紹介。しかし結果としては孫の復帰後孫に立場を追われる形となった。
    ・叔父は炭鉱の爆発により命を奪われ、それが孫の脱原発の発想につながっているとする。
    確かに孫一族の周りにはそうした在日ならではの苦悩があったのだろうが、その取材結果をつらつらと書くだけで、それがどう孫につながっているか、というのは筆者の妄想でしかない冗長な本と感じた。

  • 取材先に対してこんなにも不誠実な人間がノンフィクション作家としてやっていることが信じがたい。
    テクノロジーもビジネスも知らないのに売れるという理由で孫正義を取り上げて儲けようとしているとしか受け取れないような内容でした。

  • 孫氏の出自がわかる。

著者プロフィール

1947年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。編集者、業界紙勤務を経てノンフィクション作家となる。1997年、民俗学者宮本常一と渋沢敬三の生涯を描いた『旅する巨人』(文藝春秋)で第28回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。2009年、『甘粕正彦乱心の曠野』(新潮社)で第31回講談社ノンフィクション賞を受賞。

「2014年 『津波と原発』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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