旅だから出逢えた言葉

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著者 : 伊集院静
  • 小学館 (2013年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093882552

旅だから出逢えた言葉の感想・レビュー・書評

  • 旅に出ている人に無意識に惹かれているらしい。
    自分の好きな人が自分の好きなことをしてくれていることはとても嬉しい。
    美術や植物について学びたくなる。
    旅をしていると心に残る言葉が現れる。
    やはり旅は孤独な方がいい。

  • 作家、伊集院静先生の『旅』をめぐるエッセイです。国内はおろか世界中の国を旅して感じた物や出会った人々が作家に残していった『言葉』やエピソードについて綴られており、伊集院先生の辿った『軌跡』を感じます。

    本書は作家、伊集院静先生が『旅』をテーマに綴るエッセイで、ダイナーズクラブという会員誌に連載されていた『旅先で心に残った言葉』を書籍化したものなのだそうです。旅から旅への生活を人生の大半で行っていて、多くの人々との出会いと別れを経験した伊集院先生ならではの筆致と選んだ言葉のセレクションに今回もまたぐっとさせられました。

    スペイン、アメリカ、フランス、ケニア、ポルトガル、ポーランド、イタリア、タヒチ…。国内は無論のこと世界中を旅してきたからこそ出会えた言葉。さらに伊集院先生の「まなざし」を通して綴られるヘミングウェイ、城山三郎、フランシスコ・ザビエル、キップリング、レオナルド・ダ・ヴィンチなどの著名人の言葉から、パリのカジノのディーラーやフランスに住む友人、恩師M先生、ゲルニカを案内してくれた議事堂の老人…。という『市井の人々』が彼に語りかけた言葉の数々もとても含蓄に富んだ内容でございました。

    例えば、ニューヨークで交わされた松井秀喜氏とのやり取りの中で彼の言った
    『ボクがプレーをできている限りそれが平和の証だと信じています』
    という力強い言葉や、イタリアのミラノに旅立ったとき、かつて
    カトリックの奥様に伊集院先生が無神論の立場で尋ねた
    『神が君たちに何をしてくれるのか』
    という問いに
    『何かをしてくださったということではありません。でも、どんな時も、そばにいてくださいます』
    という言葉の意味を思い浮かべるエピソードはとても印象に残っております。

    そして、もっとも僕が心を動かされたのはフランスのシャンティという場所に伊集院先生が行ったとき、騎手の武豊氏とのかかわりの中で引用されているキップリングの『IF』という詩の中の一節。
    『もし、幸福も不幸も、あなたを惑わすこととして、等しく受け入れることができるなら』
    という言葉は、理屈抜きで迫ってくるものがありました。

    これは人によって感じ入る言葉やエピソードが異なってくるかと思いますが、伊集院先生の『軌跡』をたどるという意味で、とても読んでよかったと思ってしまいました。

  • 2017年2月17日
    すぐに役に立つものは、すぐに役に立たなくなる。とても深く、印象深い言葉です…。

  • 人が実際、その目で見たものに真実はありますから…城山三郎
    人は、ささやかなもので救われる…ケル.ぺ.ランチェ
    すぐに役立つものは、すぐに役に立たなくなる。

  • 旅した場所で出会った言葉というか、夫人の発言や身近にあった言葉が紹介されている。
    なんだか思っていたのと違い、調子抜け。

  • スポーツマンやアーティストの話が随分出てくるが、肝心の言葉の語り手は以外に市井の人が多い。

  • フランスを旅した時に思いを馳せるのは、セザンヌとエミールゾラの過ごした風景だ。ゆっくりと旅してみたいなと思う。
    異教徒で日本人より優れている人々は見つけられないでしょうとスペインのハビエルで出会ったのは、ザビエルの言葉だ。
    松井秀樹などの著名人の言葉もたくさんある、ぜいたくな本だなと思った。
    実は、旅でもらった言葉はたぶんそれぞれの人にあるだろう。それを他の人がどれだけ感どうするかなんてわからない。
    でも、とっておきたい言葉はたくさんある。書き留めていないと消えてしまうその言葉たち。きっと、伊集院氏は書き留めていたに
    違いない。自分もそうしよう。その決意をまずは書き留めることにした。

  • 伊集院の旅の雑感記。
    まぁ、旅にかこつけて言葉を拾って寄せ集めたって感じに過ぎないけど、でもそうやって文章を書けるのは流石だなぁと思った。
    こう言う言葉は、確かに読んで「いいこと言うなー」ってのはあるけど、実体験しないとスっと自分の心に染み渡ってこないですね。

  • 松井と王さんの話がよかった。

  • 旅と出会いと言葉の大切さ、とても読みやすいが、奥の深いエッセイである。

  • 一つひとつの言葉には、その言葉を話した人の人生、その環境という膨大な世界が詰まっている。その言葉に出会ったのもその人の人生の1ページ。旅先では、いつもとまた違った、素敵な言葉に出会えるんだなと、旅にいきたくなります。

  • 著者が海外の絵画を見るため旅行した際のエッセー

    また絵を見に行きたいと思いました。
    本物を見に行きたい絵

    ポールセザンヌ・いろいろな『セントビクトワール山』
    ユトリロ・『パリの市街建物を書いたいろいろな絵』
    佐伯祐三・『立った自画像』
    ピカソ・『ゲルニカ』
    ゴッホ・『夜のカフェテラス』
    ターナー・『雨 蒸気 速度』
    モネ・いろいろな『睡蓮』

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旅だから出逢えた言葉の作品紹介

世界を巡る旅先で作家・伊集院静のこころに残った運命の言葉「33」。

旅だから出逢えた言葉はこんな本です

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