- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093882859
感想・レビュー・書評
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テレビにもよく出ている武田氏の本
正しさとは何かをいろいろな面で論じていてなかなk面白いと
思いました。
地球温暖化・節電などのうそとその裏に隠されているトリック。
電気料金の高さ。
アメリカの西への進行の歴史と停止。慣性力の正義
男女の違い。仮の正義(上司と部下・親子)。考える脳と受けいれる脳
日本によくある空気を作り出す正義とそのトリック
それぞれ、趣のある話が多いと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何度も読み返したい。っていうか、暗記したい。
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ある意味痛快である
相変わらず世間に媚びないアケスケのステキな人だ
全体観を前提にしたモノの見方を披露している
潔癖なまでな選択力を持てる所以は覚えのいいことと相まって
視野の広さと好奇心の強さと部分と全体の捉え方によるのだろうか
この本は今現在にヒットする実例を上げながら
「正しい」というモノが持つ建前と本音からなる矛盾をとらえた上で
自分にとっての答えと世間体からなる答えに迷わず
瞬時に判断できる秘訣を順を追って伝授している
最初の一章だけ読んで納得してしまうと
次の章で逆転するようなことに出くわすだろう
「正しい」を五段階に分けて紐解いていく
正しさの理解を得ることと同時に
現状の問題に対する考え方をも引き出してくれるだろう -
武田邦彦と言えば,科学的に捉えた「環境問題の問題点」について指摘してきている学者です。原子力開発のまっただ中にいたこともあって,なかなか貴重な体験をしていらっしゃる方です。講演会も聞いたことがあります。
本書は,大学の講義を聴くように,「正しい」とは何かを,哲学的に解説してくれます。武田教授が,なんで,あのような発想をして,問題点を指摘できるのか。その一端が垣間見れました。
「正しいこと」や「正義」,あるいは「善意」は,人の数ほどあるんです。それを知っていて人とつきあうことが大切です。
「自分も正義」「人も正義」,そのぶつかり合いが戦争だったりします。人類が戦争を避けるために大切なことも述べられています。
北朝鮮が諸悪の根源だと思っている人,アメリカからの独立を求めている人,右翼,左翼…とにかく,いろいろな立場の人に読んでもらいたいです。