日本のビール 面白ヒストリー:ぷはっとうまい

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 52
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093883702

作品紹介・あらすじ

ニッポンビール、かく生まれり!

最近、クラフトビール(地ビール)バーが賑わい、一昨年から始まった「日本ビール検定」(一般社団法人・日本ビール文化研究会主催)には8000人以上が受験し、この春は、プレミアムビールのヒットを受けて新製品が相次いで登場するなど、ビールの人気が高まり、話題に事欠きません。
そこで、日本ビール検定の顧問でもあり、ビールを知り尽くした権威、端田晶さんが、愛好家に向けて日本におけるビール史を書き下ろしました。
江戸時代に日本に上陸していたビール、幕末から明治にかけて、激動の日本で国産ビールを造ろうと奮闘していた男たちの努力など、様々なエピソードとともに描かれます。飲み仲間とビールジョッキを傾ける際、話のネタになるような蘊蓄も満載。この夏、必読のビール本です。

【編集担当からのおすすめ情報】
日本ビール検定の顧問による書き下ろし。今年の試験問題の参考になりそう。ビール検定受験者は必読です!

感想・レビュー・書評

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  • ビール好きではあるが、日本のビールの歴史について考えたことも無かった。
    明治の始め、外国に対抗して、日本の国を守るために必死に造られたという事実に興味惹かれる。
    政策としてのビールは酒類の中でも特別な存在だと思う。
    ビールの味わいが変わるかな、の思いだ。

  • 日本のビールの歴史、紆余曲折、試行錯誤がわかる本。断片的には聞いたことがあっても全体の流れは知らなかったので面白かった。何かを成そうとする人はやはり熱量が凄い。
    今日のビールが出来るまでに沢山の人がチャレンジして進化させたり失敗したりしていたと思うと、余計に有り難く美味しく感じるかも。

  • ワインのうんちくはよくあるけど、ビールのうんちくは珍しいのでは。最近は若い人たちがビールを飲まないというが、本当に美味しいビールをぜひ飲んでほしい。

  • ビールで国を守る!? 明治時代、麦酒国産化に賭けた熱き男たちのドラマ、明治天皇がお代わりしたビール、グラバーやモースもビール党、福澤諭吉はビールの目利きだった、森鴎外が描いたビヤホール、ビールから生まれた町名。「日本ビール検定」顧問が語り尽くす、目から鱗のエピソードが満載!
      
    日本のビール黎明期における男たちの奮闘が面白い! うんちく系のエピソードから、熱いドラマ系のエピソードまで、「びあけん顧問」の端田さんの絶妙な語り口がたまりません。この熱いビール物語、テレビドラマで観てみたいなあ、もちろん端田さんがナレーターで。話題が満載すぎて書き切れず明治30年代までで終わってしまったという本書ですが、売れれば(!?)さらにビールを巡る闘いが激化していく続編も出す準備万端だとか。楽しみにしておきます。

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著者プロフィール

1955年、東京生まれ。慶應義塾大学卒。
サッポロビールでマーケティング、宣伝、広報・IRなどを担当。恵比寿麦酒記念館館長、CSR部長などを歴任。
ビール文化の語り部として公演や執筆活動を行っており、『小心者の大ジョッキ』(講談社)、『ビールの世界史こぼれ話』(ジョルダンブックス)、『ぷはっとうまい 日本のビール面白ヒストリー』(小学館)など著書多数。
「日本ビール検定」(びあけん)を主宰する一般社団法人日本ビール文化研究会理事顧問としてビール文化の普及に取り組む通称「びあけん顧問」。

「2018年 『ビール今昔そもそも論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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