「ドラえもん」への感謝状

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著者 : 楠部三吉郎
  • 小学館 (2014年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093883795

「ドラえもん」への感謝状の感想・レビュー・書評

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  • シンエイ動画の由来や現在馴染みのある「ドラえもん」がいかに難産だったかを楠部社長が語る。
    自分を割り切ることで制作者に最大限の仕事をさせる営業の鑑。
    声優交代の断に関するエピソードも誠意的である。

  • テレビ朝日版のドラえもんの再アニメ化に奮闘した人の話。この人なしでは今のアニメ『ドラえもん』はなかったよう。なお、ドラえもんの再アニメ化については、高畑勲が企画書兼レポートを書いたのだとか。こんなところで関わってたのか。ちなみに、本書中には宮﨑駿の名前も何度かでてきた(ドラえもんには関わってなかったようだけど)。
    読んでて思ったのは、この著者、啖呵切りすぎだろと。第1章にて、テレ朝にドラえもんのパイロット版を見せに言った時に、代理店の関谷という人の言葉にたいして、『代理店の人間は、いけしゃあしゃあと嘘がつけるものだと感心しました』とあるけど、その後の章を読んでいくと、著者のほうがひどかった。
    シンエイ動画の名前の由来を初めて知った。元々、Aプロダクションがあって、それの新しいプロダクションだから、『新Aプロ』、つまり『シンエイ』なのか。
    昔、ドラえもんのカレンダー応募のハガキは切手がなくてもテレビ朝日が切手分を負担していたので届いていたらしい。今じゃさすがにそんなことないと思うけど。なお、子どもの字で『東京都 ドラえもん様』としか書いてないハガキでも届いていたとのこと。いやでも、住所ちゃんと書いて送れない子どもが『様』って書くんだろうか(そんなに重要なことでもないけど)。
    なお、クレヨンしんちゃんから原恵一を降板させたのはどうやら著者が追い込んだかららしい。お前のせいか! と怒りたくなったけど、確かに『戦国大合戦』はクレしんらしさが全くなかったので、あれはクレしん映画としては自分も駄作だと思う(オトナ帝国はすばらしくよかったと思うけど)。
    ところで、『藤本先生は善と悪があって初めて人間だと思っていたんです。』とあるけど、出木杉はどうなるんだ。駄目な所も悪い所もあるように思えないのだけど(だから、あまり活躍しないわけだけど)。
    『ドラえもんのうた』を作詞した楠部工という方は、当時中学二年生だったそう。そんな子どもが作詞した音楽だったということを初めて知った。長い間OPだったけど、今の子どもはこの歌を知ってるのだろか。
    2005年からのキャストを一新したドラえもんについては、声優陣から戸惑いの声があがってたのだとか。「生涯現役だと思ってやってきたのに、なぜいまなのか」と。自分も当時は結構ショックだったなぁ。野村道子さんはなぜかワカメの声まで降りたし。

  • どっかのサイトで見つけて手に取った本。ドラえもんとともに小学生があったし、誕生日も1日違い。シンエイ動画の社長のドラえもんとの人生を書いた本。こういう仕事をしている人はいまあまりいないなと思った。思えば代理店の人はこうだった。全く同じではないにせよ、義理と人情とか志で繋がらないと面白いものはできないだろうと意を強くした。

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「ドラえもん」への感謝状の作品紹介

アニメ「ドラえもん」を始めた男の痛快自伝

「ドラえもん」「パーマン」をはじめ数々のヒット作を世に送り出してきたアニメ制作会社「シンエイ動画」の元社長で現名誉会長の楠部三吉郎氏の痛快自伝。低視聴率で一度打ち切られたテレビアニメ「ドラえもん」を復活させた交渉術、映画「ドラえもん」の誕生秘話、天才作家、藤子・F・不二雄先生の心に残る思い出など、揺籃期のアニメ業界を生き抜いた経営者が見た「もうひとつの日本アニメ史」。これまで明かされることのなかった舞台裏と、セールスマンに徹した男の破天荒な生き様と独特の人生哲学が綴られた「銀座のさんちゃん」一代記。
「稀代のガキ大将か、風雲児か。アニメを変えた男の、痛快な人生がここにある」(作家・北方謙三)。
「楠部さんがアニメーションの世界の最前線にいた頃は、日本経済はもちろん、出版界も今よりはるかに威勢がよかった。だがその威勢をもたらしたのは、きっと楠部さんのような男がいっぱいいたからなのだ。スケベと根性に”ど”がつくくらい、格好いい男たちが。」(作家・大沢在昌)

「ドラえもん」への感謝状はこんな本です

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