いい覚悟で生きる:がん哲学外来から広がる言葉の処方箋

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著者 : 樋野興夫
  • 小学館 (2014年10月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093883894

いい覚悟で生きる:がん哲学外来から広がる言葉の処方箋の感想・レビュー・書評

  • 「忙しそうにしている人間に、人は心を開きません。信頼は、自分の脇を甘くしてこそ得られるものです」(P42)
    「「明日で世界が終わるとしても、今日りんごの木を植える」という生き方があります」(P64)
    「あいまいなことはあいまいに考える」「人生にも世の中にもつきつめて考えられないことはいくらでもあります。あいまいに受けとめてやり過ごすのも、知恵です」(P80)
    「がんも病気も個性のひとつですよ」(P92)
    「がまん強く、丁寧な仕事を心がけ、最後には立派に完成するプロよ、出でよ」(P100)
    「不言実行、そして寛容。肝臓のすぐれた働きに品性を学びましょう」(P102)
    「「達成すべき目標」も大事だが、「進むべき方向」をまず決めることが大切」(P105)
    「今日は「今日の苦労」で十分」(P116)
    「いいことも悪いことも込みで人生」(P120)
    「不幸があるから対極的な幸せに気づくことだってあります。自信を失うことで謙虚さを得ることだってあります」(P123)
    「風激しくて勁草を知る」(P127)
    「ノミ、シラミが肩をちくりと刺すがごとし」(P142)
    「人生の目的は品性を完成するにあり」(P149)
    「奥ゆかしさは最も無駄のない立ち居振る舞いである」(P155)
    「支えてあげる、などという大上段に構えるのではなく、隣にさりげなく寄り添えばいいのです」「寄り添う心には言葉を超える喜びを互いにもたらす力がきっとある」(P168)
    「他人の必要に共感することが偉大なるお節介。たとえ相手が間違っていても余計な正論に走らず、よしと受容する心構えが大事です」(P172-)
    「to doよりto be(何をするかより、どうあるか)」(P177)
    「やるだけのことはやって、後のことは心の中でそっと心配しておれば良いではないか。どうせなるようにしかならないよ」(P187)

  • 10年前に書かれた「がん哲学」には理念先行という印象しかなかったが、この本には患者・家族と向き合う中で磨かれてきた思想・言葉が散りばめられている感じがした。がん患者から教わることは、少なくない。

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いい覚悟で生きる:がん哲学外来から広がる言葉の処方箋の作品紹介

「がん哲学外来」提唱者が贈る言葉の処方箋

がんになっても、人生は続く。がんになってから、輝く人生だってある。
がんと告知されてから患者さんが心に抱えることは、「病気、治療、死に対する不安が3分の1で、あとは人間関係の悩みが実はいちばん多い。家族、職場、医師……それまでなんとも思わなかった周囲の言動に反応して心が傷つくのです」と、「がん哲学外来」の提唱者で発がん病理学者の著者・樋野興夫先生は言います。
「がん哲学外来」とは、多忙な医療現場と患者さんの「すきま」を埋めるべく予約制・無料で開設された、今もっとも注目を集める「対話の場」です。約60分、著者はがん患者やその家族とお茶を飲みながら、不安や精神的苦痛を直に聞いて解消できる道を一緒に探します。そして、どんな境遇にあっても「人はいかにして生きるか」という人生の基軸となるような「言葉の処方箋」を贈っています。その数は延べ約3000人にも及びます。
本書は、がん哲学外来の「言葉の処方箋」を初めてまとめた待望の一冊。著者自身が影響を受けた新渡戸稲造や内村鑑三、病理学の師である吉田富三ら偉人たちの語り継がれる金言から、哲学的なのにユーモアあふれる一言まで、読めばくじけそうな心が元気になる、人生に「いい覚悟」を持って生きるための言葉にあふれています。

いい覚悟で生きる:がん哲学外来から広がる言葉の処方箋はこんな本です

いい覚悟で生きる:がん哲学外来から広がる言葉の処方箋のKindle版

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